「オッドタクシー」は無口で偏屈なタクシー運転手の小戸川(おどかわ)が、知り合いや客と会話をしていく中で、失踪した女子高生の話へとつながっていくミステリー仕立てのアニメです。
こちらでは、小戸川について、また彼ががタクシー運転手になった理由を考察してみます。
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目次
オッドタクシーの小戸川について考察!
タクシー運転手・小戸川 宏(おどかわひろし) ↓
引用:アニメ「オッドタクシー」OFFICIALTwitter
小戸川は「オッドタクシー」の主人公で、タクシー運転手を務めるセイウチ、41歳です。
セイウチの画像 ↓
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小戸川の性格
小戸川は、「他人に対してあまり心を開かず、少し偏屈かつ無口である変わり者」という設定です。
漫画やアニメを見ていて感じたのは、シニカルであるけれども真面目で思いやりのある性格だという事です。
漫画1巻で客の樺沢が携帯を忘れたときにはわざわざ公衆電話のところまで届けてあげていました。(アニメではその場面はありません)
「オッドタクシー」の監督の木下麦さんによると、小戸川の好きな飲み物は牛乳だそうです。
アニメ「オッドタクシー」第3話は今夜放送です。余談ですが、小戸川の好きな飲み物は牛乳。昔映画館で「レオン」を見て、怖い顔のおじさんが牛乳飲んでる、、なんか渋い。と思ったのがキッカケだそうです。#オッドタクシー pic.twitter.com/qFfHEZZSjZ
— 木下麦 (@mugicaan1) April 19, 2021
子ども時代の過酷な体験
小戸川は不眠症らしく、剛力医院に通って薬をもらっています。
「眠り方を忘れてしまった」と言っていますが、時々現れる回想シーンから考えて、子どものころの事故によるPTSD(心的外傷後ストレス障害)なのではないかと思われます。
交通事故のような回想と、水の中に沈んでいく回想があります。実際にどのような状況だったのかはまだ分かりませんが、これらの事故(または事件)が小戸川の性格や生き方に大きな影響を与えているようです。
運転手になった理由や過去は?
1話で小戸川は、カバの樺沢を乗せます。樺沢はSNSでバズりたいと話していました。
待ってwwwタクシー運転手に就活うまく行かないってこと相談したらスマホ奪われてコレ見て元気出せよってツーショット撮らされたんだけどwwwww pic.twitter.com/vD514ruACM
— 樺沢太一 (@kbsw_t) October 10, 2020
樺沢は小戸川に、「運転手さんは、なんでタクシー運転手になろうと思ったの?」と尋ねます。
小戸川は答えずある回想が浮かびます。
女性らしき人物が車を運転し、後部座席には子どもらしき人物が横になっている情景でした。
考え込んでしまった小戸川に、樺沢は「タイムオーバーだわ」と言い、二人は笑います。
結局理由は語られませんでした。
漫画の1巻では、樺沢に「運転手さんは、なんでタクシー運転手になろうと思ったの?」と聞かれた後で、やはり回想シーンが入ります。
それは後部座席に横たわる人物で、ワイシャツにズボン姿のようです。アニメの情景とは違っていました。
しかしどちらも樺沢に聞かれた後で回想シーンがあることから、過去の体験がタクシー運転手になった原因であるのではないかと推測されます。
小戸川の過去から推測
アニメ2話の最後で小戸川の車にドブが乗ってきます。ノブは小戸川に拳銃を突き付けるのです。
漫画の7巻では、ドブが小戸川に「本当に俺が打ったらどうするんだ」と聞くと、小戸川は「別に。死んでもいいし」と答えます。
小戸川にとって死は身近なものであり、特別怖がるものではないという事がここから分かります。
また、会話の中から、
●小学校の高学年で家族がいなくなったこと
●死んでもおかしくない事故で助かったこと
●両親がいなくなった小戸川に生活費を送ってくれた人がいること
がわかっています。
生活費を送ってくれた話は柿花としていたのですが、柿花は「何とか育英会ってやつ?」と返していましたが、小戸川はそれには答えていません。
もしかしたら生活費を送ってくれた人を探すためにタクシー運転手になったのかもしれないと思ったりしました。
これは全くの憶測です。
他には、持病があるため通常の勤務形態では通院が難しいのでタクシー運転手になったのではないか、とも思いました。
今後の展開を見ていきますね。
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エピソード13で小戸川の過去が明らかに
アニメの最終回で小戸川の過去が明らかになりました。
小学生の時の作文から、過去の様子がわかります。
それによると、学校では勉強も運動もできなかったためにいじめられ、家では母親にネグレクトされていました。
父親は外に女の人を作って家にめったに帰らず、帰っても酔っぱらっていたそうです。
子どもの頃の小戸川は、父親が買ってくれた動物図鑑を見るのが毎日の楽しみでした。
もう一つ好きなのが車で、将来車に乗る仕事をするのも悪くないと思っていたそうです。
それでタクシー運転手になったのですね。
小戸川は育った環境のせいか人間が嫌いでしたが、動物は好きでした。
動物園でセイウチを見て、自分に似ていると思ったそうです。
そして、母が小戸川と酔っぱらった父を乗せてドライブに行った時の事故で(多分一家心中しようとしたと思われます)、小戸川は両親を失い、東京に連れてこられて新しい人生を始めるのです。
その時から周囲の人が動物に見えるようになったのでした。
動物なら話しかけられるし目を見ることもできる、そんな願望が人を動物としてみてしまう病気につながったのでしょう。
まとめ
「オッドタクシー」で主人公の小戸川について、また彼がタクシー運転手になった理由を考察してみました。
実際は、車が好きだったから、という単純な理由でした。
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