『となりのトトロ』は海外でも人気のアニメ映画ですが、アメリカ人やヨーロッパ人が観ると「えっ!」とびっくりするシーンがあります。
それはサツキとメイがお父さんと一緒にお風呂に入っているシーンです。
日本人なら特に違和感のない場面ですが、海外ではアウトと思われるにはわけがあるようです。
目次
【となりのトトロ】お風呂の場面やシーンは海外ではアウト?
『となりのトトロ』のお風呂の場面は海外のSNSで度々論争になっています。
問題視する意見に対し、それは日本の文化なのだから、と反論する意見もあり、定期的に論争が繰り返されるようです。
反応や理由についても
Twitterからこのシーンがどう思われているかを見てみます。
Twitterでの反応
公衆浴場でも異性の親との入浴は9歳までなのに、サツキは12歳なのに本当か?というツイート↓
My Neighbor Totoro. Bath Scene?lol🛁👧🧔👩
surely…Satsuki is 12 years old…— ÿ u k Í 8322 (@SNOW046Nakamura) May 18, 2020
お風呂のシーンは不快だ、というツイート↓
I watch My Neighbor Totoro last night. The bath with dad part made me feel uncomfortable.
— Onissey (@onissey) June 6, 2020
不快だ、というツイートはいくつかありました。
the scene in my neighbor totoro where they are all in the bath makes me uncomfortable
— im baby (@jewdick) December 10, 2013
家族でお風呂のシーンは可愛い、という意見も↓
family bath scene in my neighbor totoro is so cute
— dummy (@tenthlove) September 13, 2015
実際お風呂のシーンがあるから、トトロを子どもに見せない、という親もいるようです。
また、このシーンをカットしなかったことに驚きの声もありました。
これについては、英語版を作るときに宮崎駿さんが、「映画の一切を編集することを許可しない」という条件を付けたのでカットされなかったのですね。
海外ではアウトの理由
子どもたちの楽しそうな表情から、全く問題ないように思えるのですが、海外に暮らしていると日本人でもこのシーンに違和感を覚えるらしいです。
つまり、父親が娘とお風呂に入るのがありえないのと、アニメでも子どもの裸を見せていることが、ペドフィリア※を誘発するのではないか、という事らしいです。
※ペドフィリアとは、幼児・小児を対象とした性愛・性的嗜好のことです。
子供の裸に対して日本人はわりと寛容ですが、海外では神経質にならざるを得ない状況のようです。
海外では父と娘が一緒に入浴するのは警察に通報レベル
外務省のホームページでも日本の習慣からくる海外生活でのトラブルを挙げて注意を喚起しています。
『とある先進国に在住の邦人一家。現地校に通っている娘さんが、作文に「お父さんとお風呂にはいるのが楽しみです。」と書いたところ、学校から警察に通報され、父親が性的虐待の疑いで逮捕されてしまった。』
『家族で撮った写真のフィルムを現像に出したところ、子供が入浴している写真があるということで、警察に通報され事情聴取を受けた。』
ヨーロッパやアメリカでは、風呂場はプライバシーが強く保たれるべき場所だと考えられており、たとえ親子であっても一緒に入浴することは非常識な行為で、特に父親と娘の場合は、性的虐待が強く疑われることになります。また、児童ポルノに関する規制・処罰が厳しく、入浴中の写真を撮る等子供をポルノの対象にしている可能性があると疑われれば、警察に通報されることもあります。
引用:外務省 海外安全ホームページ
ところ変われば・・という事ですね。
日本では子どもをお風呂に入れるのはお父さんの役割、という家庭が多いですが、それも海外では許されないことというわけです。
となりのトトロで泣ける場面まとめ!おばあちゃんと井戸で話すところやメイを探すシーンも
まとめ
今回は『となりのトトロ』で、海外ではアウトの入浴シーンについてのまとめでした。
海外での反応から、日本の風習などが分かりますね!
『となりのトトロ』では、神社の祠やお地蔵さんなどが出てくる場面もたくさんあり、日常生活に宗教が溶け込んでいる、という海外の反応もありました。
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