チェンソーマンでサムライソードはパクリ?元ネタは?

 

漫画『チェンソーマン』は、主人公デンジの頭と腕からチェンソーが突き出たビジュアルが印象的ですが、敵の悪魔のデザインも注目を集めることが多いです。

数多くの悪魔が作中で登場しますが、特にサムライソード「刀の悪魔」がかっこいいと話題になりました。

しかし、同時にサムライソードは、映画『ヘルボーイ』のカール・ルプレクト・クロエネンにそっくりだと言われています。

本記事では、サムライソードの元になったと言われるクロエネンについても調べてみました。

チェンソーマンでサムライソードはパクリ?

作者の藤本タツキ先生は、無類の映画好きと言われています。

そのため、藤本先生がヘルボーイのクロエネンを見たことがある可能性は大いに有り得ます。

サムライソードとは?

サムライソード

引用:藤本タツキ「チェンソーマン」集英社

サムライソードは、物語序盤でデンジを雇っていたヤクザの孫が体を改造されて作られた悪魔です。

デンジに尊敬する祖父を殺されたことで、デンジに深い恨みを持ち、その体を刀の悪魔に捧げデンジに立ち向かいました。

普段は人間と同じように過ごしていますが、左手を外すと中から剣が現れ、サムライソードに変身することができます。

刀を抜く居合いのような動きを使い、高速に動くことができ、腕から生えた刀で相手を斬りつけます。

デンジと同じように、死んでしまっても血を飲めば生き返ることができるようです。

サムライソードの登場は漫画の何巻?

サムライソードの登場は、コミック第3巻です。

 

デンジ、パワー、姫野とアキがラーメン屋で昼食をとっていると、デンジにヤクザの祖父を殺されたという男が話しかけてきました。

彼は懐からおもむろに銃を取り出し、デンジ、アキ、姫野をなんの躊躇いもなく撃ちました。

運動神経の良いパワーは銃撃を潜り抜け、男に襲いかかり、アキは傷つきながらも狐の悪魔を呼び出しました。

狐は「人でも悪魔でもないものを口に入れた」と話しましたが、サムライソードに体の中からバラバラにされてしまいました。

ヒルの悪魔を易々と飲み込んだ狐が、バラバラになってやられてしまった時の絶望感は読者を唖然とさせました。

前日には公安特異4課のメンバーが揃い、一緒に飲み会をして楽しく過ごしたのに、翌日にはそのほとんどがサムライソードの一味によって殺されてしまいました。

サムライソードはパクリ?

藤本タツキ先生は、キャラクターのビジュアルは複数の映画やゲームのデザインを複合していると話しています。

そんなことからパクリというよりもオマージュと考えられるのではないでしょうか。

藤本先生はサムライソードにそっくりな、クロエネンが出演する映画『ヘルボーイ』を観た経験があるそうです。

サムライソードとクロエネンを見比べると、確かに両腕から剣が突き出ているところや、軍人のような服装は似ているところがあります。

また、二人が不死身であることも共通しています。

 


サムライソードの元ネタは?

先述しましたが、サムライソードの元ネタは映画『ヘルボーイ』のクロエネンであることは間違いありません。

クロエネンは、主人公であるヘルボーイ達の敵で、胸のネジを回すことで身体能力を飛躍させることができます。

鮮やかに相手を斬りつける様子は、まるで踊っているかのようで、映画特有の鮮やかな剣捌きを見せます。

元ネタはヘルボーイのクロエネン?

作者の藤本タツキ先生が映画『ヘルボーイ』を観ていたことと、二人のデザインが似ていることから、着想を得ていることは事実でしょう。

日本にはマーベルのようないわゆるヒーローものと呼ばれる映画はダサくなりがちなところがありますが、アメリカンコミックのヒーローのデザインは皆秀逸です。

両腕から剣を出しす、ものを言わぬ軍人というキャラクターは、誰もがなんとなく真似してみたいと感じることでしょう。

しかし、藤本先生は真似するだけでなく、サムライソードの体をより大柄にして、軍服というよりかは詰襟のような服装に仕上げているようにも見えます。

クロエネンとは

クロエネンとは、映画『ヘルボーイ』で登場する敵キャラクターで、元ナチスに所属していた軍人です。

 

常にガスマスクを被っており、胸のネジを回すことで、人間離れな身体能力を得られるよう自分の体を改造しました。

血は枯れ果ててしまい、銃で撃たれたあとから砂がこぼれ落ちてきます。

一言も言葉を発せず、戦っている時はむしろサイボーグのような姿ですが、音楽を聴いてリラックスしている場面もありました。

サムライソードとクロエネンの共通点

サムライソードとクロエネンは、初登場時からほぼ同じような行動をとっていて、作品にオマージュが感じられます。

服装は二人とも軍服で、最初は銃で応戦するのも全く同じです。

そして、両腕から剣が突き出ている姿は、クロエネンが出てきたのかと思ったと複雑に感じた読者も多かったことでしょう。

サムライソードは「刀の悪魔」なので、基本的に居合いを使って踏み込んで斬りつけますが、クロエネンは刀をくるくる振り回しながら相手を斬りつけます。

アニメでは、サムライソードの戦い方がどのような動きになるか期待が隠しきれません。

まとめ

サムライソードとクロエネンについて比較してきましたが、いかがだったでしょうか。

二人の外見が本当にそっくりなことから、作者の藤本タツキ先生が本当にアメコミが好きなのだとわかりました。

しかし、似ているだけでなく、サムライソードの体格を大柄にしたり、戦闘シーンの見せ方などをより印象的に見せるよう作られているなと感じました。

サムライソードとチェンソーマンが戦う姿を、アニメやコミックでぜひ観てみてくださいね。
 
最後まで読んでいただきありがとうございました。
 
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です