「風都探偵」は平成仮面ライダーシリーズ第11作「仮面ライダーW」の正統続編です。
この記事では、「風都探偵」にて明かされた主人公・左翔太郎(ひだりしょうたろう)の過去について解説していきます。
また、師匠である鳴海荘吉(なるみそうきち/おやっさん)との関係についてもまとめていくのでお楽しみに!
翔太郎の過去を知ることで、「風都探偵」の世界をより深く理解できるはずです!
目次
風都探偵で明かされた翔太郎の過去とは?
左翔太郎とは
左翔太郎とは鳴海探偵事務所に所属する私立探偵であり、「風都探偵」の主人公です。
探偵としてだけでなく、相棒のフィリップと共に仮面ライダーWとしても風都を守っています。
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10/18からの週刊ビッグコミックスピリッツでの原作マンガ「風都探偵」の新章開幕にも乞うご期待!
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性格は心優しく正義感に溢れています。
風都を深く深く愛しており、犯罪者を「街を泣かせる者」と称して決して許さず、「街の涙を止める」ために探偵&仮面ライダーとして奔走する日々を送っています。
「街の涙を止める」といった言い回しからも分かる通り、ハードボイルドな探偵に強い憧れを持っていて、しばしば自身がカッコいいと思うハードボイルドな振る舞いをしています。
ただし、ハードボイルドに徹し切れてはおらず、仲間たちからはスルーされ気味。
情に篤い性格もあり、フィリップからは親愛を込めて「ハードボイルド」ではなく「ハーフボイルド(半熟)」と呼ばれています。
例えば事件解決後、タイプライターで報告書を作成するのがお決まりなのですが、その内容は英文と見せかけてローマ字(笑)!
そんな人間味溢れる「ハーフボイルド」な部分が翔太郎の魅力であり、彼の周りに人が集まる理由と言えるでしょう!
外見的な特徴は茶髪のハネッ毛とソフト帽。
特にソフト帽は師匠である鳴海荘吉のトレードマークでもあり、強い拘りを持っています。
所持するガイアメモリはジョーカー、メタル、トリガー。
仮面ライダーWの左側に対応するガイアメモリであり、戦闘スタイルを決定するボディメモリです。
その中でも最も相性のよいメモリはジョーカー。
「風都探偵」ではジョーカーメモリに関して「使用者の感情により、上限を超えた性能を発揮する」という特性が明かされました。
フィリップとの実力差を埋めることができたのも納得ですね!
翔太郎の過去
「仮面ライダーW」ではレギュラーキャラクターの過去が描かれる中、翔太郎だけはあまり掘り下げられず、主人公でありながら謎の多いキャラクターとなっていました。
しかし、「風都探偵」では、ついに翔太郎の過去が明かされたのです!
「風都探偵」6巻読んだけど、翔太郎とおやっさんのエピソード泣ける。#風都探偵#仮面ライダーW#左翔太郎#おやっさん pic.twitter.com/wGLeRfXa3W
— しゅんぴー (@_curekatsusyun) August 20, 2019
翔太郎は両親を事故で亡くしており、親戚のおばちゃんの家で育てられました。
風都を好きになった理由も、急激に変化する環境において精神的に助けられたからである模様です。
そして小学生の頃、スパイダー・ドーパントを戦う鳴海荘吉を目にして探偵業に憧れを抱きます。
その後は鳴海荘吉に弟子入り志願する日々が続きますが全く相手にされませんでした。
なお、高校生の頃は「町の自警団」を自称してケンカの多い日々を送っていた模様。
刃野刑事とはその頃からの付き合いのようです。
探偵になった経緯
弟子入りを断られる日々が続いていましたが、「他人のために我慢できること」を鳴海荘吉に認められ、高校生のころにようやく弟子入り。
「町の自警団」というのは流石に想像していなかったのですが、「他人のために我慢できる」という性格は「仮面ライダーW」以降の翔太郎からも感じられるので、翔太郎の根っこの部分なのかもしれないですね。
そして、この弟子入りを機にお世話になっていた親戚の家からも独立し、ついに独り立ちします。
その後は「ビギンズナイト」まで詳しい描写はありませんが、数年の間は探偵助手として経験を積んでいたようです。
鳴海荘吉(おやっさん)との関係についても
鳴海荘吉とは
鳴海荘吉とは鳴海探偵事務所の先代所長であり、左翔太郎の師匠。
また、鳴海亜樹子の父親にして、フィリップの名付けの親でもあります。
翔太郎曰く「おやっさん」。
「風都探偵」では既に故人であり、亡くなった際のエピソード(通称・ビギンズナイト)は「MOVIE大戦2010」および「風都探偵 6巻」にて描かれています。
「風都探偵 6巻」は「ビギンズナイト」に加えて翔太郎との出会いなども描かれているため、より深く鳴海荘吉について理解できてオススメです!
ただ、実写映画だと鳴海荘吉役が吉川晃司さんなんですよね。。。
吉川晃司さんがめちゃくちゃカッコいいので、「MOVIE大戦2010」も必見です!(結局両方オススメじゃないか・・・)
#風都探偵 6巻は、今まで描き切れなかった「ビギンズナイト」の全貌…あの時誰が、何をどう感じ、故にどう動き、何を言ったのか…そして翔太郎とおやっさんの出逢いが描かれています。
風都探偵読んでいない方にも、6巻だけは読んでほしい。
吉川晃司さんのインタビューも。#仮面ライダーW10周年 pic.twitter.com/xnHoiv8RK0— 匡は趣味垢へ行った⚡️ ⋈ (@tusk_saihate) September 6, 2019
翔太郎が理想とするハードボイルドが服を着て歩いているかのような人物で、白いスーツとソフト棒がトレードマーク。
帽子に対する拘りが強く、「男の目元の冷たさと優しさを隠すのが帽子の役目」として、翔太郎が一人前になるまで帽子を禁じていたほど。
その一方で風都を愛し、人々を守るために戦う熱い男でもあります。
また、鳴海荘吉はロストドライバーとスカルメモリにより変身する、風都最初の仮面ライダー。
その名も「仮面ライダースカル」!
ちなみにモチーフは、「仮面ライダー」の前身である「スカルマン」です。
仮面ライダーWが「仮面ライダー1号」モチーフということで、その前身である「スカルマン」がモチーフに選ばれたそうですよ。
鳴海荘吉と翔太郎
鳴海荘吉と翔太郎は師匠と弟子の関係であり、翔太郎は鳴海荘吉に強い憧れを抱いています。
そのような関係だからこそ、自身の行き過ぎた行動により鳴海荘吉の死を招いてしまった翔太郎の苦悩は計り知れません。
一人前と認められる前に師匠を失った悲しみも想像を絶しますよね。
ジオウでディケイドが活躍してたのと、この前買った「漫画版・仮面ライダーW~風都探偵~」の6巻がビギンズナイト回だったので、ついTSUTAYAにふらっと寄ってMOVIE大戦借りて観てた。
10年前はディケイド編が意味分かんなかったけど、今ならその面白さがなんか分かる気がする。
いや、大体分かった。 pic.twitter.com/pBrXvIVFeJ
— 七篠P (@michisisho) October 16, 2019
個人的に絶対に見てほしい鳴海荘吉と翔太郎の名シーンがあります。
それは「MOVIE大戦2010」のラストシーンです。
「MOVIE大戦2010」のラスト、仮面ライダーディエンドのカメンライドカードによって並行世界のソウキチが登場。(パラレルワールドの鳴海荘吉)
このソウキチは落命しておらず、別世界で仮面ライダースカルとして戦い続けているという存在です。
そのソウキチが翔太郎を一眼見て
「誰だか知らんが良い顔をしているな坊主。帽子が様になるのは一人前の証拠だ。」
と翔太郎を褒め称え、自分の世界へと帰っていくのです。
あくまでパラレルワールドの存在なので鳴海荘吉本人ではなく、ご都合主義、御涙頂戴と言われても否定できません。
しかし、「おやっさんに褒められた」と感極まって泣き出す翔太郎の姿には、こちらももらい泣きしてしまうに違いありません!
翔太郎の鳴海荘吉に対する敬愛を深く感じることができる名シーンなのでオススメです!
まとめ
この記事では「風都探偵」の左翔太郎の過去や鳴海荘吉との関係をまとめました。
「仮面ライダーW」では主人公でありながら謎の多かった翔太郎ですが、「風都探偵」で掘り下げられたことでキャラクターの深みが増したように思います。
アニメでも変わらぬ「ハーフボイルド」っぷりを見せてくれることを期待します!
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