この記事はキングダムの次の2点について書いています。
・加冠の儀は何巻の何話に描かれているか
・秦国の派遣は嬴政と呂不韋どちらが握ったのか
そもそも加冠の儀とはどんな儀式なのでしょうか。また、話の中に出てくる呂不韋の目論見や毐国動乱(あいこくどうらん)についても解説していきます。
最後に咸陽の戦いを終えた政が信に伝えた大事なこと(決意)もわかりますよ。ぜひご覧くださいね。
目次
キングダムで加冠の儀は何巻何話?
キングダムで加冠の儀は何巻何話?
加冠の儀に関わる話は37巻〜40巻の402話〜437話で描かれています。
その中でも加冠の儀が行われたのは、38巻にあたる第412話のタイトル「加冠の儀」で描かれています。
キングダムで加冠の儀とは?
「加冠の儀」とは、国内外の人民に成人した王の誕生を示す政治的な式典と思われていますが、本当はそうではなく成人した王の誕生を天に昇ったかつての秦王の皆々様に認めて頂くためのものなのでした。
加冠の儀が行われることにより列国に政が王になることを知らせて、中立勢力も政陣営に取り組むことができます。
#キングダム でいうと『加冠の儀』みたいな感じかな?😊#即位礼正殿の儀 pic.twitter.com/qc5T7sMuEi
— STU船推し🦊( ꈍᴗꈍ) (@pzqop55) October 22, 2019
呂不韋の目論見
呂不韋は加冠の儀を利用し自分が秦王であることを民に実感させようとしていました。
その理由を説明していきます。
まず現状の秦では魏と戦っており、呂不韋の仕業で楚(そ)とも戦っていました。
そのため王都の咸陽(かんよう)には兵が不足していました。
太后(たいこう)が嫪毐(ろうあい)との間に子がいることが咸陽にバレて、咸陽が毐国に攻めてくるという嘘の情報を流し反乱を促(うなが)して攻められるより先に攻めることを呂不韋が上手く流動させました。
そして、旧王都の雍(よう)で行われる「加冠の儀」の日に反乱軍の毐国に兵力の足りない咸陽を攻めさせて王族や皇族を皆殺し、呂不韋の従える蒙武軍に反乱軍を倒すことにより自分が王であることを知らしめたかったのです。
呂不韋は敏腕の商人らしくかなりのやり手ですね。
秦国覇権は嬴政と呂不韋どちらに?
毐国動乱
呂不韋が裏で動いた毐国動乱ですが、玉璽(ぎょくじ)という王族の印鑑のようなものを複製していたため、その偽の玉璽を使い函谷関(国門)を通り3万人の嫪毐率いる毐国軍が戦いを始めました。
反乱軍の将軍である樊於期(はんおき)は自軍の迷いある兵に投降した秦軍の斬首を命じ、その度を越えた絶対服従から反乱軍の徹底ぶりは異常なものでした。
そして城攻めをする毐国軍でしたが、政が呂不韋の思惑に気づいていないわけではなく呂不韋の動きを察知していました。
察知していた政は、以前の蕞(さい)の戦いでも一緒になった1万人の蕞軍と飛信隊を咸陽に駆けつけるようにしました。
咸陽の戦い
この戦いで大きく貢献したのは敵の呂不韋の部下である昌平君と信でした。
昌平君は秦王の政と同じ夢である中華統一のために呂不韋のもとを離れ、政側につくことにしたのです。
信を呂不韋に悟られないように暗号文で援軍に行くように促したのも昌平君でした。
昌平君も秦で絶大な権力のある呂不韋と決別するわけですから、かなりの気の入れようですし、言っても戦ですから賭けでもありますよね。
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飛信隊は反乱軍が待ち構えた川をなんとか渡り、信はすぐに咸陽に向かい苦戦するも場内に入れました。
呂不韋は反乱軍に王族を殺すよう命令していたため、城内に入ったら政の子を真っ先に殺すよう王宮の図を教えて手配しました。
そこでギリギリ助けに入ったのが信でした。
秦国覇権は嬴政と呂不韋どちらに?
頭の切れる昌平君が直下の近衛(このえ)兵を派遣したり、昌平君が到着して場を好転させ、前線を指揮していた毐国軍の戎籊公(じゅうてきこう)の首を自らはねて毐国軍を敗走させたことにより咸陽の戦いは勝利を収めました。
この時に昌平君の意図を察して、戦術 ”包雷” をすぐに把握して実行した河了貂もさすがでした。
政と呂不韋が対面で話をしていた場に勝報の知らせが届き、9年に渡る長き秦国派遣に嬴政が勝利したのです。
【キングダム好きなシーン】
好きなとこはやっぱり加冠の儀の嬴政と呂不韋の舌戦!
何回読んでも泣ける😭#キングダム pic.twitter.com/fwx2hw0k0i— 亜火錦@ナナフラ/みかん軍🍊 (@xJ8iLlurt8PLlne) January 17, 2021
政の決意とは?
加冠の儀を終えた41巻の438話になりますが、政は信に「ここから15年で六国全てを滅ぼし中華を統一する」と明かしました。
紀元前238年。始皇9年に政は秦国内の実権を握って、ここから15年で中華統一を考えていましたね。高い士気と集中力、折れない心を持続できる期間が15年。これは昌平君が出した数字でした。調べてみると史実での中華統一もほぼ近い時期ですね。#キングダム pic.twitter.com/5XJrQtwX0E
— comic-search (@search_comic) December 31, 2019
その15年という数字は軍師である昌平君が練りに練って算出した数字です。
理由は、敵国を討ち滅ぼすには国民総動員の総力戦、合従軍襲来の時のような高い士気と集中力、折れぬ心を敵が滅するまで持ち続けなければならない。
その極限状態を維持できる年数が15年だと昌平君が発言しています。
そしてゆくゆくは六大将軍を復活させ、その「六将の一席を信に掴みとれ!」と伝えました。
かつての六将制度復活ですから六将にこれからどういう動きがあるか、シンプルに楽しみですね!
キングダム4期、
加冠の儀までやるってことは
あのセリフ聞けて、
あの場面見れるんだよね!?!?www
そうだよねぇ!?!?!?
絶対昌平君ファン増える
1万人は増える pic.twitter.com/vAuYZbwfSK— 無。 (@appypfwp) February 14, 2022
まとめ
この記事では、加冠の儀は何巻の何話で描かれているか、秦国の派遣は嬴政と呂不韋どちらが握ったのかについて書きました。
その2つに加え、そもそも加冠の儀とは?、呂不韋の目論見、毐国動乱とは何なのか?
政が信に伝えた大事なこと(決意)は何なのか?ということについても触れていきました!
これからこれまで誰も成し遂げていない壮大な夢の政と信の中華統一をどう果たしていくのか見守っていきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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