この記事では、キングダムの34巻の内容にあたる、合従軍との壮絶な大戦の後、それぞれの国が国力回復に力を注いでいる時期に大王・嬴政(えいせい)の弟、成蟜(せいきょう)の妻である瑠衣(るい)が初登場した場面を振り返っていきます。
今まで登場してこなかっただけあって、気になる方も多いのではないでしょうか?
初登場となった瑠衣とはどのような人物なのか?性格や魅力について解説していきます。
目次
キングダムで瑠衣は成蟜の妻!
引用:https://kingdom.fandom.com/wiki/Rui
瑠衣の登場は漫画の何巻?
瑠衣が初登場したのはキングダム34巻になります。
曽祖母の80歳の誕生祝いのために、10年ぶりに瑠衣の出身地である北東の要所・屯留へ里帰りするところで登場します。
鉢合わせた嬴政一派の昌文君が「どちらのご婦人か?」と尋ねたところ、嬴政が成蟜の第一夫人だと紹介しました。
この瑠衣という人物、とにかく可愛いんですよね。
キングダムに登場する女性の中でも上位に入るのではないか!?と個人的に思っています!
成蟜と瑠衣
ハプスブルグ家のシシィことエリザベートとか、ボルジア家のルクレツィアとか、、、いかにも💡な高貴さとか華があるお姫様が出てこないのは、少年マンガ、戦いがメインだから、仕方ないかって思ってたけど、かなり瑠衣は姫さま🌹な感じで、女子目線で好き✨#キングダム pic.twitter.com/2Cq3kjohV8
— ナッツ (@hadaly0307) April 16, 2020
ここで成蟜と瑠衣、2人の関係について解説します。
2人は幼少期から知っている仲であり、当時の瑠衣はというと、成蟜に対して、
「あまりいい顔ではありませんね」
とめちゃくちゃ失礼な言葉を浴びせており、言われた成蟜もショックだったのか、
「無礼者!」
と、一発張り手を繰り出しています。
普通に考えて、容姿のことを言われたら誰でもショックを受けますもんね。
そんなふうに思ったことを言ってしまう瑠衣ですが、成蟜が以前、嬴政暗殺を企んだことがきっかけで、多くの家臣たちが成蟜の元を去っていった時も、成蟜の元から離れることなく、常に味方に付いていました。
どんな時でも味方。なかなかここまで一途な人はいませんよね。
成蟜の死と瑠衣
瑠衣が屯留に里帰りする、という事を知っていた秦国内一大勢力の呂不韋は、ここにある計画を企みました。
それは、再度成蟜に力をつけさせ、嬴政と争わせることによって、弱体化を図り、一気に国内を掌握させようという陰謀でした。
成蟜はその提案を断りました。
ですが、副将の裏切りに合い、囚われの身になってしまいます。
なんとか、牢を抜け出した成蟜は、同じく囚われの身になっていた瑠衣を救出するべく奮闘しますが、救出の際に深手を負ってしまい、その傷が原因で亡くなりました。
成蟜が亡くなる前、瑠衣の膝の上にいました。
そして、成蟜は瑠衣に語り掛けました。
「瑠衣、よく聞け。この後俺の一派はお前がまとめ上げろ。半分はいなくなるだろうが残った半分をお前がまとめろ。そして、その後、政の下に一本化しろ。お前は頭もいいし心も強い女だが十分やれるはずだ。」
自分が死ぬ間際にこんなこと言えますか?
最期に、瑠衣に語り掛けます。
「俺はお前と初めて会った時、あの時からずっとお前にほれている」
その言葉を聞いた瑠衣は、
「知っています」と涙を流しながら、笑って答えました。
読んでいた自分は、ここで涙腺が崩壊していました。
「それなら、いい」
と瑠衣に言い、顔に手を触れようと手を伸ばしましたが、触れることなく成蟜は息を引き取りました。
キングダムの恋愛要素的なもので1番好きなのは圧倒的に成蟜と瑠衣。影は薄いかも知れへんけどここが1番萌える。てゆーか瑠衣が可愛すぎる。ええ嫁もろて成蟜は幸せ者やなぁ、、、正直16巻の次に泣けるのがこの35巻の成蟜死ぬシーン。#キングダム pic.twitter.com/Qz8taYC74Q
— 久遠 (@ymmomoym) June 7, 2020
瑠衣のその後
成蟜の死後、瑠衣は咸陽に帰り、成蟜一派をまとめ始めました。
一派をまとめることにより、成蟜が残した言葉を忠実に守ろうとしたんですね。
そして、成蟜が言っていた「半分しか残らない」との言葉を覆し、9割の忠臣達をまとめ上げ、嬴政の元に連れてきました。
そして、共に呂不韋を打ち倒すと宣言までしたのです。
ここで言われたこと以上のことを成し遂げるところが、瑠衣の凄いところですよね。
性格や魅力についても
瑠衣の生い立ち
次に瑠衣の生い立ちと、どういう経緯で成蟜の妻になったのかを解説します。
まず、瑠衣の生い立ちとして、秦国の屯留という地で育ち、その屯留一帯を治めていた統主の娘であり、”北東の姫”と呼ばれていました。
次に成蟜の妻になった経緯はなにかというと、言葉は悪いですが政略結婚です。
瑠衣は王の妻になる、という思いから咸陽に赴き、成蟜の妻になっています。
これも実現させるところが、瑠衣の行動力の賜物ですよね。
瑠衣の性格
そして、瑠衣の性格も紹介していきますが、こちらは先に解説してきた内容を見てもらうと分かると思いますが、
・思ったことをそのまま口に出してしまう
・成蟜に一途
自身が里帰り中の残された成蟜のことを思い、心配しすぎて母親が我が子を心配しているかのようなやりとりが、とても印象的でした。
ここまで好かれる成蟜。羨ましいですよ!
瑠衣の魅力
次に、瑠衣の魅力について紹介します。
容姿端麗、茶目っ気もあり、可愛い姿が魅力として数多く挙げられていますが、瑠衣という人物の中身は、芯があり、頭も良く、人を導く力もあります。
呂不韋の陰謀後は残った成蟜の忠臣を見事にまとめ、亡き成蟜に代わり、兄・嬴政を支える一人になりました。
可愛いだけでなく、人をまとめられるカリスマ性もある。
まさにスーパーウーマンですね。
瑠衣は実在した?
瑠衣は史実において、確かな文献が無く、実在した人物なのかどうかは不明です。
このことから瑠衣はキングダムでの創作キャラということになります。
私の中では実在していた、ということで落ち着いています。
まとめ
この記事では、成蟜の妻である瑠衣の生い立ちや性格、成蟜と瑠衣の間柄について解説しました。
キングダムの物語の序盤では、成蟜のことが嫌いになった読者の方も多かったと思いますが、この34巻を読むと成蟜の見方が180度変わることは間違いないでしょう。
それも瑠衣という妻がいたからこそ、このようなストーリー展開になったんだと思います。
一読者としては、もう一度瑠衣が登場してくれることを期待するのみです。
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