漫画『キングダム』は2006年からヤングジャンプで連載を開始し、累計発行部数8700万部を突破した大人気漫画です。
アニメは2022年4月には第4シーズンの放送が開始され、さらに7月には映画『キングダムⅡ 遥かなる大地へ』が公開予定です。
アニメ第4シーズンでは、著雍(ちょよう)の戦いと呼ばれる、秦国の敵である魏国との戦いが見せ場になっています。
主人公信が率いる飛信隊の敵である魏国の魏火龍(ぎかりゅう)七師の一人で軍師の霊鳳(れいおう)と呉鳳明(ごほうめい)との関係についてまとめてみました。
目次
キングダムで霊鳳の死亡は何巻?
キングダムの登場人物である、魏火龍七師である霊鳳は35巻で初登場し37巻で死亡してしまいます。
とても短い出演話数でしたが、その呆気ない死に方に唖然としてしまった読者も多いのでは無いでしょうか。
vacillate(ヴァサレィッ)
「迷う」な!「バッサリ」といけ!信!
出典:キングダム37巻第400話 pic.twitter.com/9wQazskYbs— Nodamage (@nodame_nodamage) February 14, 2018
霊鳳(れいおう)とは?
引用:https://kingdom.fandom.com/wiki/Rei_Ou?so=search
霊鳳とは、呉鳳明の師匠でかつてはその父呉慶と同じく戦乱の世で功績をあげた将軍でした。
魏火龍の凱孟(がいもう)とは同世代と思えないほど、見た目が若くしなやかな風貌の男性です。
いつも口元に笑みを浮かべていますが、冷酷無慈悲な軍略家で、その昔仲間であるはずの魏火龍を殺したという強かな人物です。
激怒した魏国王は、霊鳳を含む三人の魏火龍を処刑しようとしましたが、呉慶の説得でなんとか思いとどまらせることができたそうです。
そして14年間地下牢に幽閉されていましたが、著雍の戦いに参加するために再び地上に戻ってきました。
霊鳳の死亡は何巻?
先述しましたが、37巻で霊鳳は信に殺されてしまいます。
霊鳳は35巻でかつて戦った騰と戦地で再会を果たし、これから活躍しようという時に呆気なく退散してしまいました。
魏火龍の称号を持っていても、不意打ちには弱かったのでしょうか。
または、弟子である呉鳳明に裏切られたショックで体が動かなかったのでしょうか。
どちらにしろ悔いの残る最後となってしまいました。
霊鳳の死亡シーン
著雍の戦いの三日目には、飛信隊や玉鳳隊の王賁の活躍により、信は呉鳳明がいる本陣まで抜けることができました。
危険を感じた呉鳳明は、本陣に替え玉を残し逃走をはかります。
魏軍本陣陥落の狼煙を見た霊鳳は、呉鳳明に追いつき、魏火龍である紫伯(しはく)が打たれたという報告を聞き驚きます。
しかしそこへ鬼のような形相で、ボロボロになった信が追いかけてきました。
慌てた呉鳳明は霊鳳に「鳳明様お逃げをっ」と叫び、どちらが呉鳳明かわからなかった信は霊鳳を斬ってしまいました。
※呉鳳明についてはこちら ↓
キングダムで呉鳳明がクズと言われるのはなぜ?父の呉慶や声優の浪川大輔についても
霊鳳は魏火龍七師(ぎかりゅうしちし)の一人
魏火龍の称号とは、魏国の将軍で戦地で輝かしい戦績をあげた者に授けられる呼称です。
実は史実には魏の将軍の名前は少なく、魏火龍七師のメンバーは霊鳳も含め漫画『キングダム』のオリジナルキャラクターだそうです。
そのため自由度の高いキャラクター作りが楽しめたと、作者の原先生は仰っています。
その結果、魏の将軍たちは深い恨みをもっていたり、同士討ちの過去があったり、胸の内に傷を持った人間味のある人物が多くなりました。
魏火龍七師とは?
◆今度の討伐!廉頗編成に!◆
猛者モサ(ง ˘ω˘ )วモサ様が組込んだ凱孟は果たして!
呉慶LGスキルからのバフは当然受けるし、魏火龍の覇気(六将の覇気みたいな)呉慶が居ることで何か受ける事もあるのかな?
当然呉鳳明の魏国バフも受けるし。
廉頗からも魏国付与はある、『サシでやり合った詐称』w pic.twitter.com/tEz2TYdvQd— 快楽天@四季 (@holychevalier) April 22, 2022
魏火龍七師とは、魏国が安釐(あんり)王の時代に活躍した七人の大将軍のことを指します。
秦六将や趙三大天と並び、中華の大乱に勝利してきた魏国の将軍たちです。
しかし、現在は同士討ちで三人の魏火龍が亡くなり、呉慶は麃公に打たれてしまい、残りは霊鳳と凱孟と紫伯のみとなってしまいました。
三人は幽閉を解かれ、霊鳳はその優れた軍略知識で呉鳳明をサポートしました。
秦六将の王騎でさえ一騎打ちを拒んだほど、腕がたつ凱孟は戦地で信と一騎打ちをしました。
槍の名手で、恋人を失った悲しみに打ちひしがれている紫伯は、王賁に敗れてしまいました。
呉鳳明との関係についても
霊鳳は呉鳳明の師匠であるそうですが、その戦術法については一体どこで習ったのでしょうか。
もしかしたら呉鳳明は、幽閉されている霊鳳の元まで足繁く通ったのかもしれません。
しかしどちらかといえば、呉鳳明の戦略術は「すり潰せ」のポーズがそっくりなこともあり、呉慶の影響を受けているように思います。
また、久しぶりに戦地にやってきた霊鳳は、以前の宿敵である秦軍の騰(とう)に並ならぬ執着心を持っていました。
霊鳳と呉鳳明との関係
霊鳳は久しぶりに戦地に赴き、この状況では敵がどう動くかを呉鳳明に逐一尋ねていました。
すると、呉鳳明は正確にその問いに答え、戦況を把握し陣形を整えていました。
しかし、霊鳳が騰を倒すことに執着していたため、他の隊に対する警戒が十分でなかったことが敗北の一因でした。
そのため、霊鳳を囮に逃げてしまった時には「大師霊鳳の力は14年前で止まっている」と本音を漏らしています。
しかし、この展開を作者の原先生は「もはや清々しいですね。逆にいい」と仰っていて、著雍の戦いの中で描いていて一番面白かったそうです。
秦の六将である王騎が亡くなって次の世代に移ったように、魏軍の方も新しい世代の呉鳳明が生き残る必要があったと語っていらっしゃいました。
まとめ
魏火龍である霊鳳についてや、呉鳳明との関係についてまとめてみましたがいかがだったでしょうか。
もう少し霊鳳の活躍も見てみたいところでしたが、やはり世代交代を描く過程で、霊鳳の死は必要不可欠だったのですね。
自分の師を犠牲にしてまでも、生き残ろうとした呉鳳明が今後どのように戦うのか期待が高まります。
先の展開が気になってどんどん読み進めるのが楽しくなるのが、漫画『キングダム』の魅力です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメントを残す