「サマーウォーズ」や「時をかける少女」など、数々の人気アニメ映画を世に生み出した細田守監督の大ヒット映画「バケモノの子」。
その中で登場する、主人公蓮の側にいる不思議な生き物の「チコ」は一体何者なのか、気になったという方はいませんか?
ふと現れ、蓮(九太)と共に生きているチコ。正体は蓮の母親では?という噂も併せて、チコについて調べてみました!
目次
バケモノの子のチコがかわいい!
何とも可愛い姿のチコですが、その正体はいったい何なのでしょう?
蓮の髪の毛に入り込んだチコがかわいい ↓
バケモノの子、ずっと見たかった。
見れて良かった。
めっちゃ、良い話じゃん(((ノД`)))作品が放送される度に、Twitterを沸かせる細田守さんは、凄いなぁ。
個人的にはチコがかわいかった…… pic.twitter.com/UkF6XTpcH3
— Uchicawa (@isoyasam1) July 22, 2016
チコはバケモノなの?
チコの正体についてお話する前に、物語の中で、チコが登場したシーンを振り返ってみます。
チコと蓮の初めの出会いは、蓮が家を飛び出して夜の街をさまよっているシーンです。路地裏で行くあてもなくうずくまっていた蓮が見つけた空き缶の後ろから、ひょこっと現れたのがチコでした。
小さくて白いこの動物を、初めはねずみの子どもかと思った蓮。パンのかけらをチコにあげるシーンがあります。
その時蓮は自分について来るように言ったわけではありませんが、その時からチコは蓮に付いて一緒にいるようになりました。
チコは蓮と話をできるわけではありませんが、キュウキュウという鳴き声で、意思疎通しているようにも見えますね!
チコの正体は何なのかを考察する上でのポイントは、チコは蓮以外に見えていない可能性がある点です。蓮以外の誰もチコに触れることがなく、会話に入ることもありません。
細田監督はチコをこのように説明
あるインタビューで細田監督は、「バケモノの子はアクション映画であるため、どこか心の安らぎを与えるようなほっとする存在のマスコットキャラクターを登場させたかった」と語っています。
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細田監督の思惑どおり、映画の中でほっとする可愛いマスコットキャラクターですね!しかしながら謎を含んだ重要なキャラクターであることも確かです。
観ている人がどう解釈や考察をしても良いように、細田監督は詳細を言わなかったのかもしれませんね。
チコと蓮の母親との関係は?
チコは蓮の母親ではないかという説があります。
それについて考察してみます。
チコは蓮の母親説その1・蓮の思い
蓮以外の誰にも見えてないとすると、チコは蓮の気持ちや思いが作ったのでは?とも言われています。
それでは、チコは蓮の心の中に存在する、母親への想いが具現化されたものなのか、というと、そうとも限らなさそうです。
実は蓮以外にも、楓が自己認識している可能性があります。一郎彦と蓮の戦いの時に、あまりの風圧で飛ばされてしまったチコを、楓が後ろの方でキャッチするシーンがあります。
もしの蓮想いが具現化して、チコが生まれたとしたら、楓にも見えていないはずです。他の人にも見えていないはずなのに、どうして楓にはチコが見えているのでしょう。そこもまた1つの謎ですね!
チコは蓮の母親説その2・輪廻した姿
チコが蓮の母親説で有力なのは、蓮の母親が輪廻した姿、という説です。
バケモノの子自体が輪廻の話であり、化け物が宗師になるための争いがベースになっています。宗師は引退すると神に転生します。
そして、輪廻した姿である説が有力な証拠に、原作小説での多々良のセリフがあります。多々良は熊鉄の友人のサルのバケモノです。
「丸太のことは楓ちゃんがしっかりついてくれているし、亡くなった丸太のお母さんもきっと見守ってくれていることだろう。」
“キュ!”(チコの鳴き声)
「いや、案外、すぐそばで見守っているのかもしれないな…」
このようなやりとりで、多々良は九太(蓮)の母親がチコであることを悟っているようですね。すぐ側で見守っていると言うことは、チコの存在が母親であることは間違いないようにも感じます。
丸太が悩んでいたり失敗しそうなときの母親の回想シーンがあります。回想をする前後でチコが鳴いたり、ぴょんぴょん跳ねていたりしている姿が見られますよ!
手作りしている方も ↓
フエルトシリーズで、夏文庫時に「バケモノの子」のチコ。手作りは愛着わくので、今はうちにいます♪ pic.twitter.com/PDfvBI55Qx
— 書店員きらり3888 (@kirari3888) February 25, 2017
まとめ
映画「バケモノの子」に登場する白くてふわふわの可愛いマスコットキャラクターのチコは何者かを調べてみましたが、やはりチコは蓮の母親が輪廻転生した姿でまちがいないようですね!
しかしながら、色んな解釈のできるキャラクターですので、皆さまの捉え方次第で、本当は”正解はない”と言うのが正しいのかもしれません。
色々想像しながら映画を楽しむのもいいかもしれませんね。
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