王様ランキング第一部での悪役は、幼い頃の辛い経験を背負い鏡に閉じ込められた悲劇の魔女ミランジョでした。
ボッジの母であるシーナを殺し、ボッスと一緒になろうとするあまり、国家の転覆を狙いたくさんの人を傷つけました。
そのため、読者によってはミランジョに不快感を持ったと言う人も多いでしょう。
本記事では、ミランジョを許せない理由や、かわいそうだけど好きになれないと言う意見をまとめてみました。
目次
王様ランキングでミランジョが許せない理由は?
そもそも王様ランキングのミランジョは、ボッジの敵役になっているので、好きになれないと言う意見があっても不思議ではありません。
ボッジの母シーナを殺し、ダイダの体を奪いボッス王の魂を入れ、ヒリングの命を狙いました。
しかし、ミランジョはそれでも最後皆に許されてしまうという結末になってしまうので、どうしても許せないという人もいるかもしれません。
ミランジョとは
ミランジョは、もともとダイダに与えられた鏡の中の女性で、ダイダが王様になれるようアドバイスをしてあげていました。
しかし、ボッスが亡くなってダイダが王になってからは、その本性を表し始めました。
王様ランキングの審査の結果がよくなかったダイダに、力を手に入れるよう強くすすめ、城の地下へとダイダを連れて行きました。
ダイダは「鏡、お前は何者なんだ」と聞きますが、ミランジョは自分はボッスと苦楽を共にした盟友だと言いました。
城の地下には、たくさんの怪物や珍獣が氷漬けになっており、その中にはミランジョの体も氷漬けになっていました。
ボッス王の遺体をすり潰し、秘薬と混ぜるように死神に指示するミランジョは、優しかった鏡から邪悪な魔女の顔に変わっていきました。
ミランジョの過去
https://twitter.com/uchino_anime/status/1494169459170615298?s=20&t=g8JeW2txA5SLzr_ZauuGAA
ミランジョの過去は壮絶なもので、ギャグザ国の襲撃によって、手足を切られ顔を潰されるなどひどい虐待を受けました。
ボッス王は、ミランジョを助けられなかったことを悔やみ、孤島で二人きりで療養したおかげでミランジョは回復していきました。
ミランジョは、もともと力を欲していたボッス王をサポートするようになります。
しかし、ボッス王はどんなに修行に励んでも、強い力を持つ神族には到底叶わないことを知り落胆します。
そこでミランジョは、魔人の力を借りてボッス王の子どもの力を全て奪い、最強の王になることを手助けしました。
ミランジョのその後
ミランジョは、もともと魔人とは幼馴染のような関係で、死んだら魂は魔人に渡すという契約をしていました。
そのため、鏡が壊されてしまってからは、ボッス王の魂は天に昇りましたがミランジョの魂は魔神に食べられました。
魔神の胃袋の中では、魂が食べられ吐かれることを繰り返し、食べられた魂が永遠に休まらないことがわかりました。
ダイダからのプロポーズ
ミランジョが魔人の胃袋の中で絶望していると、ダイダとボッジが魔神の体を破り、ミランジョを助けに来ました。
デスパーと冥府騎士団の団長が、魔人の首をとったときに、ダイダが「首を返して欲しければミランジョを救ってくれ」と言ったのでその願いは叶えられたのです。
ミランジョは、ダイダに顔向けできないでいましたが、ダイダはミランジョがいてくれたおかげで成長できたと目を輝かせて言いました。
そしてダイダは、皆がみている前でミランジョにプロポーズしたのは正に晴天の霹靂でした。
王様ランキング 22話
ダイダとミランジョ幸せになるといいな …デスパーさんほんとに良い人! ヒリング様!!再会できて良かった! pic.twitter.com/VIg8i6En2n
— アイコンアーニャ! (@eri3222) May 6, 2022
ミランジョが許せない理由
読者がミランジョを許せない理由は、ボッスを思いすぎているあまり他人に全く思いやりを持てず、時には殺してしまっているからかもしれません。
平和に暮らしていた冥府の魔獣を、魔女の魅了で凶暴化させて操り、アピスを魔獣と戦わせ自分を好きになるよう洗脳しました。
ダイダは自分の指導役であるミランジョを慕っていましたが、その心を利用し、ダイダの魂を闇に閉じ込めボッスを復活させました。
さらに、ダイダを取り戻そうとするヒリングを問答無用で殺そうとします。
罪に罪を重ね、ボッス王以外の人物を全てを敵に回したので、読者には嫌われのは仕方ないことでしょう。
かわいそうだが嫌いという声も
ミランジョは、母親をギャグザ国民に無惨に殺され、自分自身も肉体的にも精神的にもボロボロになるまで虐待されました。
そのせいで、顔や体を整形してもらっても心の傷は消えず、島で療養している時は相当苦しみました。
ミランジョがかわいそうなところ
ミランジョが可哀想なところは、母親から愛情を受けて育ちながらも、度重なる悲劇のせいでその愛を忘れてしまったからです。
そして、一人きりの世界に逃げ込み、ボッス以外と関わらず小さな世界の中で生きてきました。
また、ボッス王を思うあまり、死ぬことを拒否したのでもう死ぬこともできません。
ミランジョが嫌いという声
ツイッターなどでは、ミランジョを嫌いだと言う声は多いですが、それ以上にボッスを許せないという意見も多いです。
確かに、ボッスがずるずるとミランジョとの関係を断ち切らずに過ごしてきたことが大きな原因かと思います。
結婚したのだから、ミランジョとの関係は断ち切った方が良かったですよね…。
#王様ランキング 22話。正直あまり納得いかない。ミランジョはとにかく過去が可哀想だから全ての罪が許されたの?ダイダの恋愛感情も唐突に感じる。そしてボッスは私欲のために子供を虐げるクズだということが確定。ダイダが自分に似てるから何だというのか…。ヒリングの愛情だけが本物に感じるよ。
— yui0467 (@kamakura_ru) March 18, 2022
王様ランキングの第22話。ミランジョの件はもやもやが残る。不幸な生い立ちは気の毒だとは思うものの、だからと言って他人を傷付ける権利なんて無く、じゃあ何の罪も無いのにミランジョによって命を落とす羽目になった人達は?となる。いっそ約束を破られた魔神の方が可哀想だと思ってしまった。
— しろのろく (@enterexit_me_SK) March 18, 2022
https://twitter.com/12357893215987k/status/1504671694291881984?s=20&t=qQAsv2xXA7qIEF7DtsVShA
まとめ
ボッジの敵であるミランジョについてまとめてみましたがいかがだったでしょうか。
王様ランキングという話の大きなテーマは、皆いろいろな事情があるので、お互い許し合うということが大切だと言うことが物語の大きなテーマになっています。
そのため、ミランジョを含め全ての登場人物が何かしら失敗をしていますが、お互い様なのだから許してあげることが重要だと伝えているのです。
しかしながら、皆があまりにもあっさりミランジョを許してしまってようにみえたので、批判されてしまっているのかなと感じます。
アニメでは、人気声優の坂本真綾さんが素晴らしいミランジョを演じてくれているので是非チェックしてみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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