オリエントでみちるの死亡シーンが悲しい!鬼鉄刀の行方についても

「オリエント」は、戦国時代に似た世界を舞台に「鬼神」と戦う武士を目指す少年の物語です。

この記事では、「オリエント」に登場するみちるの死亡シーンや鬼鉄刀(きてつとう)の行方について解説してきます。

原作のネタバレを含んでいるのでご注意ください。

 

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オリエントでみちるの死亡シーンが悲しい!

猿渡みちるとは?

猿渡みちる(さるわたり みちる)は44話で登場した女性キャラクター。

 

猿渡武士団の当主・猿渡伸充(さるわたりのぶみつ)の娘で、上杉武士団が計画している淡路島奪還作戦に参加するため播磨港を目指している道中で武蔵(むさし)一行と出会います。

 

というのは仮の姿。

いきなりネタバレになって恐縮ですが、その正体は黒曜石の8人の1人・犬田八咫郎(いぬだやたろう)が作り出した存在「偽の黒曜の女神」です。

犬田八咫郎は自ら黒曜の女神を作り出し、最強の存在となることを目指しています。

その過程で、胎児に鬼鉄(きてつ/鬼が死んだ時に残る鉱石)を埋め込んで作り出した「娘たち」の1人、それがみちるの正体なのです。

みちるは3,000人目の娘だったために与えられた名前で、「娘たち」の中で唯一「刀試し」に成功して鬼鉄刀を扱えるようになったため名付けられました。

「偽の黒曜の女神」として期待はされているものの、犬田八咫郎からは愛情など持たれておらず、物のように扱われています。ひどいですね。

 

つぐみといい、みちるといい、「オリエント」のヒロインは暗い生い立ちを持つキャラクターが多いので幸せになってほしいと願わずにはいられません。

 

武蔵との出会い

前述の通り、みちると武蔵野出会いは44話。

森の中で蛸壺鬼に捕まっていたところを武蔵に助け出されます。

かわいい見た目と艶っぽい表情のみちるに、武蔵の心はときめきます。

圧倒的年上好みの武蔵は同年代のみちるにときめいたことを内心安堵していました(笑)。

 

しかし、この時点ですでにみちるは犬田八咫郎から「黒曜の女神の宿主(=武蔵)を見つけ出し、殺害せよ」と命令を受けていました。

武蔵が損得抜きにみちるを助け出し、笑いかけなければ、その場で戦闘になっていたかもしれません。

 

武蔵への思い

みちるは自身を助け、名前を呼んでくれた武蔵に特別な感情を抱きます。

犬田八咫郎から武蔵殺害の命令を受けていたにも関わらず、その感情に従って「まだ黒曜の女神の器は見つかっていない」と犬田八咫郎に虚偽の報告をします。

また、監視役の爺には「発見したが監視中」とこちらも嘘をつきました。

みちるは武蔵を殺さず、長く一緒にいたいと考えていたのです。

そのために「武蔵を殺さずに黒曜の女神を抜き取る研究をする」と犬田八咫郎を説得にかかったこともありました。

しかし、その考えは犬田八咫郎に全く通用せず、記憶を初期化されてしまいます。

 

その後、淡路島奪還作戦の激しい戦闘の果てに、みちるは「偽の黒曜の女神」として覚醒し、人間の姿を失って犬田八咫郎の剣となってしまいます。

二度と元の姿には戻れないと思われたのですが、武蔵による呼びかけに応えて記憶が復活。

犬田八咫郎を討たれたことで元の姿に戻ったのでした。

これで一見落着かと思われたのですが・・・?

 

武蔵とのデート

鬼神・八岐大蛇を討伐した淡路島奪還作戦以降、みちるは上杉武士団に捕虜として囚われていました。

そして淡路島奪還作戦の恩賞授与式が行われた翌日、みちるは武蔵にデートに誘われます。

武蔵とみちるは一緒に演劇を見たり、食事をしたりして楽しみます。

幸せですが、どこか悲しく不穏な空気を感じる描写が続きます。

それもそのはず、幸せなデートの先には悲しい別れが待っていたのです。

 

みちるの死亡シーン

淡路島奪還作戦のラストで、武蔵とみちるは犬田八咫郎の体内に取り込まれていた黒い石を砕きました。

しかし、黒い石の破壊はみちるの消滅も意味していたのです。

幸せなデートを過ごした武蔵とみちるでしたが、2人はみちるの命がもう残り少ないことを知っていました。

最期の時を迎えたみちるは「あなたのおかげで私はわたしになれた」「さよなら」と言い、武蔵に抱きしめられながら、まるで砂のように粉々に砕け散っていきました。

そして、そこには主を亡くした鬼鉄刀だけが残されていました。悲しいです。

 


みちるの鬼鉄刀の行方についても

黒曜の女神の登場

みちるの死後、武蔵の手の中にはみちるの鬼鉄刀が残りました。

鬼鉄刀を握った瞬間、「刀試し」のようなものが発動し、武蔵の目の前には黒曜の女神が出現します。

武蔵は黒曜の女神に「黒曜の女神とは何か?みちるは何故生まれ、死んでいったのか?」を問います。

そして黒曜の女神は、「その答えは立ち塞がる敵を倒し進んだ先にある」と答えました。

 

つまり、黒曜の女神の器として、五つの刀気を会得すること。

立ち塞がる黒曜石の8人を倒すこと。

その先に黒曜の女神の答えがあるというのです。

 

黒曜の女神に関しては伝説が残るばかりで具体的に何者なのか、まだ何も明かされていません。

最強の鬼神が「黒鬼神」と呼ばれていたり、敵の武士が「黒曜石の8人」と呼ばれていたり、「黒」という色が関係していて謎は深まるばかりですね。

案外、「黒曜の女神」=「黒鬼神」といった展開もあるかもしれません。

 

武蔵はみちるの死をどう受け止めた?

仲間の前では元気に振る舞う武蔵ですが、みちるの死によって深く傷ついていました。

深い後悔を鬼鉄刀に語り、みちるが生まれてきた意味を探すことを決意します。

黒曜の女神の秘密を知った先にその答えがあると信じ、武蔵は戦い続けることを誓ったのです。

 

みちるの死後鬼鉄刀の行方は?

みちるの残した鬼鉄刀は武蔵の手に渡ります。

新章開始以降、具体的な描写はまだありません。

しかし、間違っても手放したりはしないでしょう。

武蔵が危機に陥った時、事態を挽回するキーアイテムになるに違いありません!

まとめ

この記事では「オリエント」に登場するみちるの死亡シーンや鬼鉄刀の行方について解説しました。

悲しく切ない展開は淡路島奪還作戦編の終わりとして非常に印象に残りました。

余談ですが、「オリエント」はこのあまりにも悲しい別れのシーンを、あろうことか別冊少年マガジン移籍直後に掲載してきたのです。

予備知識なく読んだ別マガ読者の心が折られていないか、若干心配になりました。

「オリエント」がどんなに切なく悲しい展開になっても負けないよう、心して読みましょう!

 

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