「紅の豚」は1920年代のイタリアを舞台に、呪いを受けて”豚”となった中年パイロット・ポルコの活躍を描くスタジオジブリのアニメーション作品です。
大人向けの渋くカッコいい演出が光る作品で、ポルコのダンディな姿は中年男性なら誰しもが憧れることでしょう。(私も含めて!)
この記事では「紅の豚」に登場するヒロイン・フィオのその後について考察していきます。
フィオとポルコやカーチス、ジーナとの関係についてもまとめていくのでお楽しみに!
この記事が「紅の豚」を好きになるきっかけになれたら嬉しいです。
目次
紅の豚でフィオのその後は?
フィオ・ピッコロとは?
「紅の豚」に登場するヒロインの1人で17歳の飛行機設計技師。
気の強い、言いたいことをはっきり言える女性はジブリに多いけど、危ない目にあった後に怖かったとか、緊張したって思いを素直に表現して反省できる子っていない気がする。
そんな普通の女の子な感じが好きだし、フィオちゃん可愛くて かっこよくて可愛い。好き。(語彙力)#紅の豚 pic.twitter.com/KCWrLwAZnc— ゆきちか (@yukichika_91) November 2, 2018
飛行機設計技師としての技術力は確かで、ポルコが愛機の再設計を任せるほど。
アメリカでの修行経験もあります。
また、作中でも多くの人物からかわいいと言われる美少女で、本作の敵役・カーチスやマンマユート団からも惚れられていました。
性格はかなり男まさりで、普通の少女ならビビってしまいそうな豚の姿をしたポルコにも対等に接しています。
また場の流れで見栄を張ることもありましたが、後から実は怖かった旨を吐露するなど年相応の少女らしい一面も持っています。
若く快活なフィオは大人っぽくセクシーなジーナと好対照で、魅力的なヒロイン像だと思います。
フィオのその後を考察
それではフィオのその後についてまとめていきます。
「紅の豚」後半で描かれたポルコとカーチスの再戦後も、フィオはポルコと行動を共にするつもりでいました。
しかしポルコはフィオから距離をおくようになり、フィオをジーナに預けます。
ポルコとしては、フィオと自分は別の世界の住人だと一線を引こうとしていたように感じますね。
その後の詳細は作中で明確に描かれておらず、「紅の豚」ラストにフィオのナレーションによって断片的に語られるのみです。
余韻や含みを持たせたエンディングが何とも大人っぽくてカッコいいですね。
語られる内容から想像すると、ジーナの元に預けられたことを機にフィオとジーナは親しくなったようです。
また、祖父の飛行艇製造会社・ピッコロ社を受け継いだとも。
「何度も大きな戦争や動乱があった」と語っているのはおそらく第二次世界大戦とその後の動乱を指しているのだと思われます。
つまり、ラストの語りは本編から20数年後に語られているのではないでしょうか。
そのような時期にピッコロ社の経営者であったならば、相当の苦労をしたに違いありません。
それでも、毎年夏にはホテル・アドリアーノを訪れているようなので、ジーナとの友情や「紅の豚」で描かれた出来事(フィオの青春と言えるかも)はフィオにとってとても大切なものなのでしょう。
ポルコやカーチスとの関係についても
ポルコとフィオ
ポルコ・ロッソは「紅の豚」の主人公で、口髭をたくわえた豚の顔を持つ男。
https://twitter.com/oricon/status/1479448988436680704
顔からは想像できないダンディすぎる振る舞いが多くのファンを魅了しています。
明確には描かれていると言いにくいですが、フィオはポルコに好意を抱いていたと思います。
映画後半にポルコとカーチスが殴り合うシーンがあり、ボロボロになりながらも勝利したポルコにフィオは抱きつきキスをするのです。
さすがに好意を抱いていない相手にはしない行為ではないでしょうか。
対してポルコはフィオを大事に思う気持ちもありますが、自分とは住む世界が違う一人の女性として一線を引いているように思います。
カーチスとフィオ
カーチスはアラバマ生まれのアメリカ人。
子供の頃はカーチスはいけ好かない野郎だなって思ってたんだ
でも大人になるとカーチスはユーモアと誠実さを兼ね備えた優男ってのがよくわかる
#紅の豚 pic.twitter.com/zevLfZVkGR
— 筆髭★書記長 (@vGRAHAMv) November 2, 2018
空賊連合が雇った用心棒で、凄腕のパイロット。
主人公・ポルコのライバルです。
とても惚れっぽい性格で、フィオにもアプローチしていました。
その惚れっぷりは、ポルコとのリターンマッチで勝った際の条件としてフィオとの結婚を要求するほど。
結局結婚とはなりませんでしたが、本編以降も定期的にアメリカから手紙を送ってきており、良好な関係は続いている模様です。
ジーナとフィオ
ジーナはホテル・アドリアーノを経営する未亡人の女性実業家。
https://twitter.com/ranbunbun_ac/status/1479432036867842049
これまでに三度飛行艇乗りと結婚し、全員と死別している未亡人で、空賊を含めた数多くの飛行艇乗りたちのマドンナ。
その美しさから「アドリア海の飛行艇乗りは、みんなジーナに一度は恋をする」と言われています。
フィオとはポルコを通じて知り合い、ポルコとカーチスの再戦後にフィオはジーナに預けられます。
ジーナの元に預けられたことを機に、フィオとジーナの2人は親しくなっていったようです。
ラストのナレーションで語られる内容から、フィオは毎年の夏季休暇をホテル・アドリアーノで過ごすことを決めごとにしているようです。
まとめ
この記事では「紅の豚」に登場するヒロイン・フィオのその後についてまとめました。
本編以降、大きな戦争などがあってもフィオと周囲の人々との友情は変わらなかったようです。
もし続編が作られていたら、ナレーションで語られるだけだった色々な出来事が描かれたのかもしれませんね。
https://twitter.com/kinro_ntv/status/1479431155288256513
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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