【もののけ姫】ヒイ様は黒幕?セリフや演じた森光子についても

 

 

もののけ姫に出てくるヒイ様(ひいさま)は、エミシ一族の長老でもあり巫女でもありますが、タタリ神の呪いを受けたアシタカを西の地へ追放します。

主人公のアシタカは、エミシ一族の長となるはずでした。

しかしタタリ神から村を守ろうとし、タタリ神の呪いを受けてしまったのです。

今回は「もののけ姫」のヒイ様がアシタカをエミシ一族から追放した黒幕ではないのか?そしてヒイ様のセリフについて深く追求したいと思います。

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【もののけ姫】ヒイ様は黒幕?

ヒイ様とは一体どんな人物なのでしょうか?どうしてヒイ様が黒幕と言われているのでしょうか?

その理由を考察していきます。

ヒイ様とは?

ヒイ様はエミシ一族の隠れ里の長老でもあり巫女でもあるため、一族をまとめている最も力のある人物だと思われます。

正式な設定は公表されていませんが、年齢は70歳以上身長は130cm台ではないかという予想が多いようです。

室町時代の15歳以上に達した女性の平均寿命は36.7歳で平均身長147cmなので、当時の女性よりもずいぶん長寿ですね。巫女という特殊な能力を持っているからでしょうか。

石や木片で占いができ吉凶や未来の呪いも出来るようです。しかしタタリ神の呪いを解くほどの力はないようです。

命をかけて村を守ったアシタカにさえ、掟に従って見送りなしで旅立つように言い渡すくらいなので、かなり厳しい人だと推測出来ます。

ヒイさまが黒幕と言われる理由は

ヒイ様が黒幕ではないかという意見があります。

なぜヒイ様が黒幕ではないかと言われる理由を考察します。

アシタカはタタリ神の呪いにかかってしまいました。アシタカがタタリ神になってしまうと村に悪影響を及ぼすと考えたのでしょう。

そしてヒイ様はアシタカにタタリ神になったイノシシは西の地からきた。西で不吉なことが起こっている、西へ行くようにとアシタカをエミシ一族から追放するのです。

命をかけて村を守ったアシタカをエニシ一族から追放する必要はなかったのではないでしょうか?

特に長になるはずだったアシタカには呪いが解ければ一族に戻ってきてほしいと考えるはずです。

しかしヒイ様の手に負えない力を得てしまったアシタカをヒイ様は西へと追放したのです。

ひい様がアシタカに西に行くように命じたのはなぜ?

ヒイ様はアシタカに西へ行くように助言をしてます。

『大和との戦にやぶれこの地にひそんでから五百有余年、今や大和の王の力はなく、将軍どもの牙も折れたと聞く。だが我が一族の血も衰えたこの時に、一族の長となるべき若者が西へ旅立つのは定めかもしれぬ。』

このセリフを他の言葉で置き換えるとこうなります。

「大和の戦に負けてから五百年ほど経った今、大和朝廷は崩れたと聞いた。しかし、長になるハズだったアシタカもタタリ神に呪われてしまった。西へ旅立って仇討ちをしてこい!」

とも読み取れなくはないのです。

「呪いを断つ道が見つかるかもしれぬ。」とうセリフもあるのでアシタカを騙したと完全には言い切れないかもしれません。

ヒイ様がアシタカに西へと行くようにと命じた理由は

  1. タタリ神にるアシタカを村からおいだすため
  2. アシタカに大和への敵討ちをさせるため

と考えられます。

ヒイ様は一族の仇を返すためにアシタカを利用した黒幕ではないかと考えられてもおかしくないわけです。

サンとの共通点

ヒイ様はサンの母親ではないかという意見もあります。

サンの年齢設定は15歳なので、ヒイ様は母親というより祖母、曾祖母なら成立するのではないかと思います。

山の神からの怒りから逃れるためにサンは生け贄として 人間の母親から森に捨てられました。

『森を侵した人間が、我が牙を逃れるために投げてよこした赤子がサンだ!』

サンが赤子の時のヒイ様は55歳くらいでしょう。仮にヒイ様に子どもがいてサンが孫だとします。

ヒイ様が自分の孫を生け贄に差し出すように命じるのかはわかりません。

シシ神の森とエニシ一族の村の距離からも考えてみます。

ヒイ様の子どもはエニシ一族から追放されて、途中でサンを身代わりに置いて逃げた。

と憶測を立てることもできますが、真実は宮崎駿監督のみ知っているのかもしれません。

サンとヒイ様は同じような装飾品(ネックレスとイヤリング)をしています。

やはり、ヒイ様とサンの装身具が似ているため同郷ではないかとの声もあります。

赤子の頃、捨てられる時に身に付けられた物と推測される方もいるかもしれないですね。

エニシの文化とサンの森のブンが類似しているのは、古来の日本の自然と調和する民族の表現技法だという一説もあるそうです。


ヒイ様のセリフ

ヒイ様は物語の始めにしか出てきません。しかしヒイ様のセリフには重みがあり、心に突き刺さります。

ヒイ様の印象的なセリフは?

下記の2つが印象に残っています。

「そなたは、自分の定めを見据える覚悟があるかい?」

「誰も運命にはさからえないのだが、ただ待つか自ら赴くかは決められる。」

ヒイ様の心の強さを感じさせます。

Twitterでは様々な意見もありました。

ヒイ様を演じたのは森光子

ヒイ様の声を演じたのは国民的大女優の森光子さんでした。

1920年5月9日生まれ。

ヒイ様を演じた時は77歳でした。

2012年11月10日に亡くなりましたが、今もなお愛され続けている女優さんです。

森光子の演技について

「国民のお母さん」と親しまれていた森光子さん。

宮崎駿監督にも陽気な卑弥呼と位置付けられていたようです。

ポーカーフェイスで動じない、しかし優しさも垣間見れるヒイ様を見事に表現していました。

森光子さんの演じるヒイ様には、言葉が研ぎ澄まされている。一言の無駄もない。耳を済ましてセリフを聞いてしまう。

と称賛の声が多くありました。

実は最初のシーンの乙女らのうちの一人も森光子さんが担当したのだそうです。

森光子さんがアニメーションの声優として出演したのは「もののけ姫」だけでした。


まとめ

今回は「もののけ姫」のヒイ様が黒幕ではないかと言われている理由についてとヒイ様のセリフについて、またヒイ様の声を担当した森光子さんについてもお話ししてきました。

観ればみるほど、【もののけ姫】は奥が深いですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

くまた
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