映画「スタンドバイミー」で少年たちのその後は?演じた俳優の現在についても

1986年に公開されてから、すでに30年以上の年月が経った今も多くの人に愛される作品、『スタンド・バイ・ミー』。

映画ファンだけでは無く、幅広い年齢層から支持され続け、リバイバル上映が繰り返される魅力はなんでしょうか?

映画界に多くの影響を残した不朽の名作を見どころも含めてご紹介します!

 

映画「スタンドバイミー」で少年たちのその後は?

スタンド・バイ・ミーのあらすじ

『スタンド・バイ・ミー』は、12歳の4人の少年が、噂で聞いた死体を探しに、線路沿いを歩き旅をする話です。

キャンプをするシーンが印象的でした。

舞台はオレゴン州の田舎町。ゴーディ、クリス、テディ、ヴァーンの4人組は、秘密基地を作りたばこを吸う悪ガキ4人組。

ある日、不良グループが「ブルーベリー摘みに出かけた行方不明中の少年の死体」を発見したという噂を話していたのを、ヴァーンが偶然耳にしたことから物語が始まります。

もし不良グループより先に死体を発見できれば、有名になれるのでは?という気持ちから、4人の死体探しがスタートします。

映画の中では12歳という設定だった4人。実はクリス役のリバーフェニックスが撮影当時14歳と一番年上で、一番年下のヴァーンが11歳と、3歳も離れていたようです。

4人のその後について見ていきます。


引用:映画.com

右からゴーディ、クリス、テディ、バーン

ゴードン・ラチャンス(ゴーディ)

この作品の主人公、ゴーディは年の離れた兄デニーを事故で亡くしています。

兄はスポーツマンで出来が良く、両親から期待されていました。亡くなったことで両親のショックは大きく、気力を失いゴーディーにやさしくできません。

ゴーディーはそんな両親を見て、死んだのが兄ではなく自分のほうが良かったのではないか、と劣等感を持っていました。

そんなゴーディーでしたが、成長して作家になります。この映画も、ゴーディの回想の物語です。二人の子供の父となり、自分の父親とは異なり、幸せな家庭を持つことができています。

クリスが後押ししてくれた通り、ゴーディは小説家という作仕事をしています。演じたウィル・ウィートンも小説家として活躍しています。

クリストファー・チェンバース(クリス)

クリスの家庭は、アルコール依存症の父親と不良の兄がいて、周囲からも冷たい目で見られているため自分の将来を悲観していました。

しかしクリスは中学で猛勉強し、弁護士になります。ところがファーストフード店でケンカの仲裁に入った際にナイフで喉を刺され死亡してしまうのでした。

映画の中でゴーディがいう通り、正義感の強いクリスらしい最後ですね。

セオドア・デュチャンプ(テディ)

テディの父は戦争で勇敢に戦いましたが、それがトラウマで精神を病み、テディを虐待しています。

父と同じ軍隊に入ることを望んだテディですが、皮肉なことにその父から受けた暴力で耳のケガや視力の悪さから、応募しても軍隊に入ることはできませんでした。

刑務所に入るなどの犯罪を犯し服役しましたが、なんとか仕事を見つけて生きているようです。

バーン・テシオ

不良グループにいた兄が少年の死体を発見し、話していたのをバーンが聞きつけて、仲間4人の死体探しの旅が始まりました。

バーンのその後は、高校卒業後すぐに結婚し、4人の子どもを持つ父親となりました。製鉄所でフォークリフトに乗りながら仕事をしているようです。

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演じた俳優の現在についても

ゴーディ役のウィル・ウィートン

1972年7月29日生まれ(2021年現在48歳)

 
 
 
 
 
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『スタンド・バイ・ミー』が出世作となり、その後も『スタートレック』などの映画にも出演。現在は小説家や声優として活躍するほか、映画やテレビにもコンスタントに出演しています。

私生活では、1999年に結婚したアン・プリンスと2人の子どもとカリフォルニア州で生活しています。

クリス役のリヴァー・フェニックス

1970年8月23日生まれ(1993年10月31日・23歳没)
 
 
 
 
 
 
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『スタンド・バイ・ミー』が出演する以前から、CMやテレビに出演していたリバーフェニックス。

1988年の『旅立ちの時』、1991年配給の『マイ・プライベート・アイダホ』でいずれも高い評価を受け、世界的スターの階段を上り詰めていました。

しかし、1993年にハリウッドにあるナイトクラブ『ザ・ヴァイパー・ルーム』の入り口で薬物過剰摂取により死亡しました。

こちらのナイトクラブがジョニー・デップが共同所有者であったことで、さらにリバーフェニックスの死は注目を浴びました。

何度か来日もしており、「笑っていいとも」に出演したりと、日本でもファンが多くおり、死亡のニュースは大きな話題となりました。

テディ役のコリー・フェルドマン

1971年7月16日生まれ(2021年現在49歳)

 
 
 
 
 
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『スタンド・バイ・ミー』以前から984年の「13日の金曜日・完結編」『グーニーズ』、『グレムリン』などで個性的な少年役を演じて知名度の高かったコリー・フェルドマン。

『スタンド・バイ・ミー』出演後はテレビ、映画共に活躍していましたが、大麻やヘロイン中毒に苦しみ、出演の機会はめっきり少なくなります。

現在はリアリティ番組で過去の俳優人生について語るなど、徐々に活動を再開しつつあります。2011年にはケイティ・ペリーのMVに出演していました。

バーン役のジェリー・オコンネル

1974年2月17日生まれ(2021年現在47歳)

 
 
 
 
 
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『スタンド・バイ・ミー』以前から、CMなどの出演があったジェリー・オコンネル。

『スタンド・バイ・ミー』出演後は、学業に専念するため、俳優業から一時離れました。

ニューヨーク大学卒業後は、再び俳優業に戻り、テレビドラマや映画と、数多くの作品に出演しています。

『スタンド・バイ・ミー』では少しぽちゃっとした鈍い男の子役でしたが、学生時代のフェンシング、またブルワーカーと言う筋力トレーニング器具によるトレーニングで、細身の筋肉質という体型に変わりました。

私生活では双子の娘がおり、俳優業の傍らパパとしても頑張っているようです。

まとめ

いかがでしたか?『スタンド・バイ・ミー』の4人のその後と、俳優の現在についてご紹介しました。

今なお人気の絶えない『スタンド・バイ・ミー』。

4人の人生が、作品とリンクする部分が多く(クリスの急逝、ゴーディが作家になるなど…) 感慨深いです。

12歳と言う2度と戻らない時間を巧みな表現で切り取った秀作ですね。永遠の名作と言われるゆえんでしょう。

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