メイドインアビスでプルシュカがカートリッジにされたのはなぜ?ボンドルドとの関係についても

 

メイドインアビスはつくしあきひとさんが描く、主人公リコとロボットの少年レグが冒険を繰り広げる大人気漫画です。

今までの冒険漫画とは一味違う世界観と、残酷な呪いや大穴アビスの美しい生き物や風景に多くの読者が引き込まれました。

大穴アビスは潜る分には問題はないですが、潜ったら最後、地上に戻ことは絶対にできないのです。

白笛と呼ばれ、人々から羨望の眼差しを向けられていたボンドルドは、第第5層の間で恐ろしい上昇負荷実験を行なっていました。

この階層でアビスの呪いを受けると、「人間性の喪失・死」という残酷な現象が起きますが、ボンドルドは一体何を子供達にさせていたのでしょうか。

本記事では、ボンドルドの娘であるプルシュカが、なぜその恐ろしい実験に加わりカートリッジにされなくてはいけなかったのか考察していきます。

 

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メイドインアビスでプルシュカがカートリッジにされたのはなぜ?

プルシュカはボンドルドによって、上昇負荷の身代わりになるためのカートリッジにされてしまいました。

カートリッジにされる人間は、所有者に強い愛を持つことで、その人の上昇負荷を肩代わりすることができるのです。

プルシュカはボンドルドの娘で、彼を深く慕っていたので、生きたまま最低限の身体機能をカートリッジに詰められました。

ボンドルドは、カートリッジになったプルシュカを背負いながら、上昇負荷を受けないレグと熾烈な戦いを繰り広げました。

プルシュカとは

 

 

大きな緑色の帽子を被り、アビスの呪いでうねった髪の毛が特徴的なプルシュカは、快活で元気な女の子です。

6層から命からがら引き上げられ、ボンドルドとともに5層の「なきがらの海」の前線基地(インフロント)で育ちました。

好奇心と冒険心が旺盛で、メイニャが5層の上昇負荷を受けないのをみて、自分も登ってみようとしたり無鉄砲なところもあります。

一人でずっと基地内を探検していて、初めてみる同年代の子供であるリコやレグに興味津々でした。

特にリコが、5層の呪いを受けた時は助けてくれて、お互いの夢を熱く語り合いました。

そこでプルシュカはリコに、上昇負荷が受けにくくなるコツをリコに伝授します。

プルシュカがリコに後から覆い被さり、ぴったりと寄り添いゆっくり階段を登る様子は、まるで二人が一体になっているような感覚でした。

アビスの呪いと呼ばれる膜を見ながら、二人は濃密な時間を過ごしました。

カートリッジとは

カートリッジとは、アビスの呪いを防ぐための装置で、生身の人間から作られています。

ボンドルドは、上昇負荷を克服するために、身寄りのない子供を6層にエレベーターで降ろし、呪いをわざと受けさせる実験をしていました。

そこで、一時的に上昇負荷を他人に肩代わりをする方法として発見したのが、カートリッジです。

このカートリッジを作る方法はとても残酷で、生きたまま人間を解体して箱に詰めなくてはいけない様です。

頭の中身と背骨の途中まで残し、あとは数日間生きるためのはらわたを箱に詰めます。

しかもその箱づめ作業は、ナナチの様な身寄りのない子供達にやらせ、時にはその子と顔馴染みだったこともあるそうです。

とてもではないですが、人間ができる技ではありません。

ナナチはカートリッジの解体に加わった時のことを思い出し、泣き喚いていました。

プルシュカはなぜカートリッジにされたのか

このカートリッジの恐ろしいところは、カートリッジになった人が、対象者を強く思っていないと呪いを肩代わりすることができないことです。

ボンドルドはよく「愛です!愛ですよナナチ!」と言っていますが、ボンドルドはプルシュカの愛を利用したようです。

リコたちはボンドルがしてきたことを許ることができずにボンドルドと戦い、ボンドルドは今までにない危機に立たされました。

そして、皮肉なことにプルシュカはより一層父親のためになりたいと考えるようになり、自分からカートリッジになるよう願ったのかもしれません。

ボンドルドは、プルシュカのことを傑作と言っていますが、こんなに歪んだ愛情はたまったものではありません。

プルシュカの純粋な思いを裏切ったボンドルド…絶対に許せませんね…。


ボンドルドとの関係についても

ボンドルドは、自分を犠牲にして白笛を作ったので、子供が作れるわけがありません。

しかし、プルシュカのことは娘だと言っています。

どうやらプルシュカは、ボンドルドの分身であるアンブラハンズの子供だったそうです。

ボンドルドとは?

 

 

ボンドルドは、名誉ある探窟家にしか与えられない白笛の称号を持っていて、その通り名は「黎明卿」だそうです。

またの名を「新しきボンボルド」と言い、その名の通り今まで誰も探し出すことができなかったアビスのルートを開拓してきました。

また、深層で活動できる拠点を作り、たった10年の間で探窟技術を大きく発展させた人物です。

しかしその一方で、身寄りのない子供で人体実験を繰り返し、ついには自分の身を犠牲に白笛を作るなど、探究心が倫理観をはみ出してしまった人物でもあります。

そのため、同じ白笛であるオーゼンからは「筋金入りのろくでなし」とボンドルドは呼ばれています。

強力な遺物を持っていて、特にレグの火葬砲と同等な威力を持つ、枢機へ還す光(スパラグモス)は頑丈なレグの腕をも切り落としてしまいました。

また、精神隷属機(ゾアホリック)と呼ばれる特級遺物を使い、自分の意識を他人に植え付け、不死身の体を増やし続けてきました。

プルシュカとボンドルドの関係は?

プルシュカは、ボンドルドの分身であるアンブラハンズの娘だったそうです。

先述したとおり、ゾアホリックは他人に意識を植え付けることができますが、他人の意識を混ぜたり増やしたりすると、発狂してしまうこともあるそうです。

そのため、アンブラハンズはボンドルドのクローンの様なものだと考えて良さそうです。

クローンであるアンブラハンズから産まれたプルシュカを、血は薄いが自分の娘だとボンドルドは話しています。

ボンドルドは形はどうであれ、プルシュカを本当に大切に育てていました。

上昇負荷を受けてボロボロになったプルシュカに、ご飯をあげてメイニャを与えて、生きる目的を見つけさせました。

プルシュカは基地内でメイニャを連れて冒険し、生活をし楽しそうに暮らしていました。

また、ボンドルドの仕事を手伝っているのか、何かを解体している場面もあります。

プルシュカもボンドルドが何をやっていたか薄々気づいていたのかもしれません…。

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まとめ

本記事では、ボンドルドやその娘であるプルシュカについてまとめてみましたが如何だったでしょうか。

最後にプルシュカは、自分をカートリッジにしてしまったボンドルドさえも許してくれた優しい子でした。

プルシュカの思いが、今後もリコ達とともにあって冒険が続けられることを願っています。

宿敵ボンドルドの戦いは、映画『メイドインアビス -深き魂の黎明』で是非チェックしてみてくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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