葬送のフリーレンの一級魔法使い試験とは?合格者や内容も解説!

「葬送のフリーレン」は「週刊少年サンデー」にて連載中の、魔王を倒した勇者一行のその後を描く後日譚ファンタジーマンガです。

「マンガ大賞2021」にて大賞を受賞しているので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

この記事では「葬送のフリーレン」の一級魔法使い試験について、その内容や合格者を解説していきます。

1話完結が基本の「葬送のフリーレン」において、最長となるエピソードについてわかりやすくまとめていくのでお楽しみに!

葬送のフリーレンの一級魔法使い試験とは?

一級魔法使い試験とは

一級魔法使い試験とは「葬送のフリーレン」第37話から描かれたエピソードです。

「葬送のフリーレン」世界では大陸魔法協会が魔法使いを資格化・管理しており、一級魔法使いは最上位の魔法使い資格となります。

2000人程度存在していると思われる魔法使いのうち、一級魔法使いはわずか45人。

合格率2%はどんな難関資格も真っ青ですね。

試験は3年に一度しか開催されず当たり前のように死者も出るという、まさに超難関資格です。

作中、狡猾な魔物が多く生息する北部高原への立入には一級魔法使いの同行が必要とされており、北を目指すフリーレン一行はやむなく一級魔法使い資格を得るため、試験を受験することになりました。

合格基準

超難関資格だけあり、その合格基準も難解。

具体的には語られていませんが、最終面接の内容から

・魔法使いとしての才能があること

・一級魔法使いとなった自分をイメージできていること

・ゼーリエの魔力を見て恐怖を感じないこと

などが挙げられるでしょう。


試験内容や合格者を解説!

試験内容

ここからは具体的に一級魔法使い試験の試験内容をまとめていきます。

一次試験

一次試験はパーティ戦。

3人1組のパーティを組み、試験区域内に生息する隕鉄鳥(シュティレ)と呼ばれる鳥の捕獲を目指します。

合格条件は

①試験終了時(翌日の日没)に隕鉄鳥の入った鳥かごを所持していること

②その時点でパーティ全員が揃っていること

です。

隕鉄鳥は非常に硬度の高い翼を持ち、その最大飛行速度は音速を超えるという脅威の鳥類。

魔力を避ける傾向もあり、捕獲には緻密な計画が必要となります。

そして条件に「自分で捕獲しろ」という指示は入っていないことが大きなポイント。

つまり、捕獲成功した他者か奪い取ってもセーフなのです。

試験後半にはパーティ同士の直接戦闘も多数見られました。

世代的にはNARUTOの中人試験を思い出して、とても懐かしい気持ちになりました。

一次試験の合格者は6パーティ、計18名。

二次試験

二次試験の内容は迷宮攻略。

零落の王墓と呼ばれる未だに踏破されていないダンジョンに挑みます。

合格条件は

・零落の王墓最深部へ辿り着くこと

のみ。

この零落の王墓は前述の通り前人未到の高難易度ダンジョンであるため、安全のため参加者へは脱出用ゴーレムの詰まったビンが渡されました。

最深部はダンジョンの主である水鏡の悪魔(シュピーゲル)という魔物が守っており、その特性から数々の冒険者を返り討ちにしてきたようです。

その特性とは「ダンジョンに入り込んだ人物の記憶を読み取り、そっくりな複製体を作り出すこと」。

外見だけでなく、能力や知識まで完全にコピーされてしまいます。

この自分そっくりの敵に苦戦を強いられ、誰も最深部へ到達していなかったそうです。

作中では魔王を倒した最強の魔法使いであるフリーレンの複製体が猛威を奮いました。

二次試験の合格者は12名。

この人数は前代未聞の多さだそうです。

三次試験

三次試験はゼーリエによる面接です。

例年は一級魔法使いが面接を行なっていたようですが、前述の通り合格者が前代未聞の多さだったため、大陸魔法協会の開祖であるゼーリエ自身で合否判断をすることにしたようです。

ゼーリエはこの合格者の多さを、圧倒的な実力を持つフリーレンが受験者に紛れていたからだと考えていました。

面接では

・魔法使いとしての才能があること

・一級魔法使いとなった自分をイメージできていること

・ゼーリエの魔力を見て恐怖を感じないこと

といった基準を基に、ゼーリエ自身が直感で合否を判定していました。

三次試験の合格者は6人。

最終的な合格率は10.5%で、確かに例年に比べれば異常に高い合格率となりました。

受験者の優秀さはゼーリエも「今年の受験者はどうなっている」と呟くほどでした。

合格者と合格理由

今回の一級魔法使い試験合格者は以下の6名でした。

デンケン

宮廷魔法使いのおじいちゃん。

圧倒的な魔力を持つゼーリエと相対してなお、ゼーリエを倒す方法を考えたことが高く評価されました。

ゼーリエはデンケンを「燃えカス」と考えていましたが、実際にはまだまだ燃えていると判断したようです。

ユーベル

黒髪と三白眼が特徴的な少女。

ゼーリエはユーベルを一目見て合格だと言いました。

詳しい理由は述べられていませんが、一級魔法使いをやすやすと惨殺できる高い能力が評価されたと思われます。

ちなみにゼーリエはユーベルを「能力は評価するが、会話はしたくない」と語っています。

ラント

試験中は常に分身を遠隔操作していたメガネくん。

一級魔法使い試験を分身で乗り切ったこと、ゼーリエとの面接にも分身できたことの度胸を買われたようです。

ゼーリエに指摘されるまで、分身を誰にも気づかれなかったことから非常に高い技術を持っていると思われます。

ヴィアベル

北部魔法隊隊長を務める青年。

ゼーリエの知る二級魔法使いの中では一番の武闘派だそうです。

「魔法は殺しの道具」という発言を聞いて満足げなゼーリエが印象的でした。

メトーデ

小さくてかわいい女の子が大好きなお姉さん。

ゼーリエに対しても「小さくてかわいい」という感想を抱いていました。

全くゼーリエに恐怖を覚えていないところが合格の理由になったのかと思われます。

フェルン

フリーレン唯一の弟子。

フリーレンも認めるほどの高い能力を持ち、人間でおそらく初めてゼーリエの魔力の揺らぎを感じたことから合格となりました。

合格どころか、ゼーリエから弟子入りを提案されたほどです。

フェルンはこれからやってくる人間の時代を象徴する魔法使いになっていくのかもしれませんね。


まとめ

この記事では「葬送のフリーレン」の一級魔法使い試験について解説しました。

一級魔法使い試験は一気に登場人物が増えたので覚えるのが大変でしたが、作中の世界観への理解が深まったエピソードだと感じています。

いつもの1話完結で淡々と進む旅路もいいですが、たまには長編も新鮮でいいですね。

特にゼーリエは重要人物で、今後の動向が気がかりです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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