スパイファミリーのモデルの国は?組織WISE・SSS・ガーデンについても解説

「SPY×FAMILY(スパイファミリー)」は現在ウェブコミック配信サイト「少年ジャンプ+」にて大人気連載中の少年マンガです。

2022年4月より分割2クールでのアニメ放送も決定しており、私自身もとても楽しみにしています。

この記事では「スパイファミリー」のモデルになっている国について解説していきます。

WISEやSSS、ガーデンについてもまとめていくので、お楽しみに!

スパイファミリーのモデルの国は?

モデルの国はドイツ

「スパイファミリー」の舞台は冷戦状態にある西国(ウェスタリス)と東国(オスタリア)。

作中では「東西の間に鉄のカーテンが下りる」という表現で2国間の分断が語られています。

この表現から、この2国のモデルはかつての西ドイツと東ドイツだと思われます。

通貨単位のダルク、補助単位のペントも、ドイツマルクとペニヒがモデルなのではないでしょうか。

劇中に登場する小道具が当時の社会情勢を踏まえているという小ネタもあるようです。

また後述する各組織の名前や役割、特徴などもドイツに実在した組織とよく似ています。

西国(ウェスタリス)と東国(オスタリア)

作中現在は冷戦状態にある西国と東国ですが、かつてはどのような関係にあったのでしょうか?

詳しくはまだ語られていませんが、東西両国を巻き込んだ大規模な戦争があり、その傷跡はまだ両国に残されています。

主人公であるロイドも戦争によって家族を失った戦災孤児であり、自らと同じように「子どもが泣かない世界」を求めてスパイ活動を行なっています。

現在は緊迫した状況ではありますが直接的な戦闘はなく、表面上は平和が保たれています。

一方、どちらの国でも戦争を知らない世代が増えてきており、東側では対西国強硬派が台頭している描写があります。

その対西国強硬派の代表こそが、ロイドが接触をしようと努力するドノバン・デズモンドです。


組織WISE・SSS・ガーデンについても解説

WISE(西国情報局の対東課)のモデルはBND

主人公・ロイドの所属するWISEは西国情報局の対東課の通称です。

WISEの任務は東国にスパイを放っての諜報活動。

 

裏組織の解体やテロの未然防止など、戦争再開の火種を排除を目的としています。

現在は対西国強硬派である国家統一党総裁ドノバン・デズモンドへの接触を狙っています。

WISEの組織のモデルはドイツの情報機関である連邦情報局(Bundesnachrichtendienst、略称BND)だと思われます。

BNDは政治や経済情報の収集と分析評価を行う組織で、国外へも諜報員を派遣しているそうです。

海外での諜報活動をしている点がWISEに似ていませんか?

SSS(国家保安局)のモデルはSS

国家保安局SSS(STATE SECURITY SERVICE)はヨルの弟・ユーリの所属している組織です。

 

SSSの任務は東国の治安維持。

作中ではその目的のため、スパイの捕縛、他国に情報を売り渡す情報提供者の拘束、市民の監視などを行っています。

その活動内容は非常に過激の一言。

任務のためなら暴行や尋問・拷問、果てには一般市民の盗聴まで行います。

SSSのモデルは、ドイツに実在した組織である親衛隊「SS(Schutzstaffel)」だと思われます。

元々はヒトラーの護衛組織でしたが、ナチス政権時代に規模を拡大し、当時の治安維持や諜報に関わる組織をほぼ全て掌握していたようです。

その性質から西国の敏腕スパイである黄昏(ロイド)を危険視しており、ユーリがフォージャー家を訪ねる度にヒヤヒヤしてしまいます。

ガーデンのモデルは?

ガーデンはヨルが所属している組織で、おそらく多くの暗殺者を抱える闇の組織だと思われます。

 

その名の示す通り、本部には広く美しい庭園があります。

庭の管理者でありガーデンのトップが「店長」と呼ばれる男性で、ヨル(コードネーム・いばら姫)に任務を与えているようです。

ガーデンの活動内容は暗殺。

東国の平和を乱す者(ヨルいわく「売国糞野郎」)の暗殺が主な活動です。

まれに暗殺ではなく、要人の護衛を行う場合もあります。

ガーデンは公の組織ではないため、モデルとなった組織があるのかどうかは不明です。

仮にあったとしても表舞台に出てくるような組織ではないでしょうから、何らかの記録に残っているということはないでしょう。

まとめ

この記事では「スパイファミリー」のモデルになっている国について解説しました。

またWISEやSSS、ガーデンといった組織についても予想されるモデルについてまとめています。

ドタバタホームコメディ色の強い「スパイファミリー」ですが、実際の歴史をモチーフにしているからか世界設定にはリアリティがあります。

コメディとリアリティ、シリアスのギャップが「スパイファミリー」独自の魅力になっているのかもしれませんね!

2022年4月からはアニメも始まるので、ますます目が離せません。

この記事が「スパイファミリー」に興味を持つきっかけになれば嬉しいです。

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