田中靖規先生が描く「サマータイムレンダ」はジャンプ+でWEB連載され、1億3000万PVを記録し、単行本も全13巻発行されました。
SFサスペンスが好きな人にはたまらない「サマータイムレンダ」ですが、2022年4月から株式会社オー・エム・エルによってアニメ化が決定しました。
本記事では、主人公慎平の敵である影の首領であるハイネとヒルコ様について能力や最後についても含めてまとめました。
目次
サマータイムレンダでハイネの正体は?
ハイネは影達の母で「オカアサン」
ハイネは他の影が人間を一人しかコピーできないのに対して、何人でもコピーできる能力を持っています。
慎平の目もハイネの能力の一つと言えますが、自分の見てた記憶もそのまま具現化することができます。
ハイネは自分が産んだコドモ達の影に、命令を信号のように送ることができます。
そのため、コドモの影達はハイネを「オカアサン」と呼び基本的に命令に逆らうことはできません。
またこの信号は一方的なもので、コドモからハイネに電波を送ることはできないようです。
ちなみにコドモの影も一回だけ人間をコピーできますが、コドモから産まれたマゴのカゲは更にコドモを産むことはできません。
マゴももちろんハイネの命令は絶対です。
そしてハイネが死ねば、全ての影は死んでしまいます。
ハイネの正体はヒルコ様
ハイネの正体は、島に漂着した鯨に化けた影でした。
海の中でヒルコは、イソギンチャクや珊瑚など色々なものをコピーしていましたが、300年前に鯨に変身して日都ヶ島に流れ着きました。
そこで一番初めにコピーをされたのがハイネでした。
今まで海の中の生物しか味わったことがなかったヒルコは、人の味が美味しいことを覚えてしまいました。
影にとって、味覚こそが栄養源であり、人の情報はハイネにとってご馳走だったのです。
そしてシデや菱形家と協力し、定期的に島の住人を影に変え、その死体の情報を食してきました。
ヒルコ様とは?
ひるこ様役久野ちゃんだ😆✨#サマータイムレンダ 11話 pic.twitter.com/MD0XJC3LxY
— ひろくん【Aqours推し】 (@hirokun_zc31s) June 24, 2022
ヒルコ様はもともと、島に伝わる風土病「影の病」を祓ってくれる神様で、島の北部にある日都神社の愛称でもありました。
しかしヒルコは影の病を祓うのではなく、島の住人を影に変えていたようです。
また飢饉の際は、影は食事を取らず睡眠を必要としない影を増やすことで、数人の命と引き換えに島を危機から救ってきたとシデはいいました。
菱形家は昔からヒルコに仕えていて、旧病棟には木彫りの妊娠したヒルコ像が置かれていました。
ヒルコは何回でも影を生むことができる分娩という能力を持っていますが、300年以上も分娩を繰り返すうちに体がどんどん弱っていきました。
さらに空爆で傷を負い、栄養失調で苦しみ、輸血を受けていました。
そのため、日都ヶ島の全住人を食べることで復活を果たそうとしていたのです。
ヒルコの故郷「常世」とは?
「常世」とは時間が永遠に流れることのなく、現世よりも上にある四次元の世界だそうです。
最初に「常世」という単語が出てきたのは、菱形医院長からでした。
彼は、妻の千登勢を含め家族と一緒にそこで影となって永遠に生き続けたいと考え、ハイネの指示にしたがっていました。
実際に慎平と竜之介が「常世」に訪れた時、そこには昭和の懐かしい街並みと、影になった人達が歩いていました。
そして、ウシオの中からヒルコから分離したハイネが出てきて、一緒にシデを倒すために結束しました。
そこにシデがやってきて、ヒルコのトラウマである空襲の記憶を再現し、慎平達にミサイルの雨が降らせ襲ってきました。
しかしここでは、竜之介の2秒後に未来が予知できる能力も、慎平のタイムリープ能力も使えません。
果たして無敵のシデに慎平達は勝つことができるのでしょうか。
能力や最後についても
【最新刊発売!】 真っ赤なハイネのカバーが目印の #サマータイムレンダ 最新6巻、本日5月2日(木) 発売!これを記念してコミックス1巻を丸ごと無料試し読み中です。益々盛り上がるサマータイムレンダ。今からでもぜひ!https://t.co/5Fk0VniL6U pic.twitter.com/RbXyY5qM6x
— 少年ジャンプ+ (@shonenjump_plus) May 2, 2019
ハイネは竜之介を食べているところを、ひずるに見られてしまったショックで、右目がヒルコから分離してしまいました。
ハイネの記憶はひずるの体の中に竜之介として入り、ハイネと混じった竜之介は2秒先の世界が見えるようになりました。
記憶がなくなってしまったハイネの体は、長い間彷徨っていたようですが、潮をコピーし再び自我を取り戻します。
ハイネはなぜシデを裏切ったのか
ハイネはシデのことが好きで、飢饉などの苦境を二人で乗り切り、ずっと一緒に過ごしてきました。
しかしシデは長い時間を過ごす中で、欲望に忠実になっていき、ヒルコさえも乱暴に利用するようになりました。
ハイネはひずるとの出会いや、潮をコピーして人の温かさを知り、シデに叛旗を翻したのかもしれません。
ハイネの最後は?
ハイネは、潮と慎平と竜之介が常世にきた時にやっと潮の中から出てきて姿を見せました。
恐る恐る潮の後ろから出てきたハイネは、ひずると仲良く遊んでいたあの寂しがり屋の女の子に見えました。
そして、竜之介を襲ってしまったことを謝り、4人はシデに立ち向かいます。
ハイネはヒルコと同じ記憶を持っているので、ミサイルの雨が慎平達を猛攻している中、潮が爆撃を通り抜けられる道を作ってくれました。
頼んだぞ潮
シデサマを止めてくれ
ヒルコ様を…もう…楽にしてやってくれい…
ウシオはハイネの思いを胸に、シデに襲いかかります!
果たしてウシオはシデを倒すことができるのでしょうか。
是非コミック最終巻やアニメでチェックしてみてくださいね。
まとめ
慎平達の敵で重要人物である、ハイネとヒルコについてまとめてみましたがいかがだったでしょうか。
ハイネはひずると仲良くなろうとしたり、不安になると本体の影を撫でてもらったり可愛いところもあります。
しかし、人の味が大好物で生理的な部分で人間になれないところが、どこか可哀想でもあります。
ヒルコから分離したハイネは、クライマックスでは慎平やウシオ達と共に戦います。
降ってくるミサイルの描写や、戦闘シーンがアニメでどのように描かれるか期待が高まりますね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメントを残す