朝ドラ「エール」で、裕一と音の娘の華(古川琴音)は、看護婦として働き始めます。
その病院にロカビリー歌手・霧島アキラ(宮沢氷魚)が骨折で入院してきます。演じているのは宮沢氷魚(みやざわひお)さんです。
霧島アキラにモデルはいるのでしょうか。
目次
【エール】霧島アキラのモデルは誰?
霧島アキラは、ロカビリー歌手として人気で、ファンにステージから引きずり降ろされて、転んで骨折してしまいます。
霧島アキラ役の宮沢氷魚さん。パジャマ姿なのは病院に入院している役だから(笑) ↓
朝ドラ「エール」に出演が決定しました!
ロカビリー歌手の霧島アキラ役として出演します。
ぜひ、ご視聴ください!!#宮沢氷魚 #朝ドラ #エール pic.twitter.com/cxn8GHZrf9— 宮沢氷魚オフィシャル (@MiyazawaHio) November 6, 2020
★霧島アキラ役の宮沢氷魚さんについてはこちらに書いています ↓
【エール】ロカビリー歌手・霧島アキラ役は宮沢氷魚!経歴やプライベートについても
病院でも霧島アキラが入院するとすぐにうわさになり看護師たちは大騒ぎしますが、華は興味がなかったためか霧島アキラの担当になります。
華はリハビリに興味があり、霧島アキラのリハビリを担当するのですが、それで二人は急接近!
史実で古関裕而と金子の娘さんがロカビリー歌手と噂があったのか、また霧島アキラにモデルがいるのかは分かりませんでした。
ただ、モデルと考えられるとすれば、当時ロカビリー歌手として人気があった平尾昌晃さんか山下敬二郎さんなのではないかと思われます。
音の持っているレコードの題名が「ダイアナロック・あの娘は俺に首ったけ」とありました。
ロカビリー歌手・平尾昌晃
名前にアキラが入っていて、監獄ロックを歌った平尾昌晃さんが考えられますね。
また、裕一の同業者という設定ですので、作曲もしていた平尾昌晃さんが第一候補と言えるでしょう。
山下敬二郎がモデルの可能性
霧島アキラがレコード「ダイアナロック・あの娘は俺に首ったけ」をカバーするのだとすれば、ダイアナを歌った山下敬二郎さんの線もあり得ます。
人気歌手数人からモデル化した?
または当時人気のロカビリー歌手の何人かを合わせてモデルとなる人物を作り上げたのかもしれません。
当時、平尾昌晃と山下敬二郎のほかに人気のあったロカビリー歌手は、ミッキーカーチス、佐々木功などがいました。
4人については下の項目で取り上げています。
平尾昌晃などロカビリー歌手
アメリカでのロカビリー
ロカビリーとは、1950年代初期のアメリカ南部、メンフィスなどの地域において、黒人音楽のブルースと、白人音楽のヒルビリーやカントリー、ブルーグラスが融合して生まれた音楽と言われています。
ロカビリーが流行した時期は、1954年からの数年間と短いものでした。
アメリカでは、ビル・ヘイリーやエルヴィス・プレスリーが有名です。
ロカビリーではギターのスラップ奏法、歌い方では、ヒーカップ唱法、マンブリング唱法、ホンキートンク唱法などが生まれました。
●ヒーカップ唱法:しゃっくりするように語尾をしゃくりあげる唱法
●マンブリング唱法:吃音する(どもる)かのように口ごもって発音する唱法
●ホンキートンク唱法:従来からのカントリー系の歌唱方法
ロカビリーは、1960年代前半のビートルズの登場により完全に廃れました。
しかし70年代にネオロカビリーと称して、ストレイ・キャッツやロバート・ゴードンなどが再ブームを起こしました。
日本のロカビリー
日本では平尾昌晃(ひらおまさあき)、ミッキー・カーチス、山下敬二郎(やましたけいじろう)が「ロカビリー三人男」と称され「ロカビリー・ブーム」を起こしました。
1960年には第11回NHK紅白歌合戦に出場しています。
2010年にBS朝日で大同窓会と称して3人が集まって歌ったそうです。見たかった!
当時の3人の姿がとても素敵です。左から平尾昌晃さん、山下敬二郎さん、ミッキー・カーチスさん。
引用:BS朝日
平尾昌晃
平尾昌晃さんは、1958年の「監獄ロック」で10万枚のヒットを飛ばし、続けて出した「星は何でも知っている」「ミヨチャン」が100万枚ともいわれるヒットで人気を不動のものにしました。
ロカビリーブームが去った後は作曲家として精力的に活動。「霧の摩周湖」「渚のセニョリーナ」では、レコード大賞作曲賞を受賞。
1970年に入ると、作詞家の山口洋子とのコンビで「よこはま・たそがれ」「瀬戸の花嫁」などヒットを次々と飛ばしました。
山下敬二郎
山下敬二郎さんは、落語家・喜劇俳優の柳家金語楼さんの息子さんです。
持ち歌はポール・アンカの「ダイアナ」の日本語カヴァーです。
♪僕は君に首ったけ 死んでも君を離さない 地獄の底までついてゆく Oh, please stay by me, Diana~♪
さんまさんに似てる! ↓
ミッキー・カーチス
ミッキーカーチスさんのご両親は共に日本人とイギリス人のハーフです。
事務所のワタナベエンターテインメントでは最古参のタレントさんですが、最近もドラマ「やすらぎの刻〜道」で姿をお見掛けしましたね。お元気そうです。
ミッキーさん、「エール」の主役の窪田正孝さんと仲良しなんですね! ↓
昨日撮影スタジオで、窪田君に会ったもうすぐ30だって‼️19から一緒にやってたから時間がたつのは早いねぇ〜 pic.twitter.com/LGtVSRfR3Y
— ミッキー•カーチス (@MICKEYCURTIS) November 22, 2017
和風プレスリーと呼ばれた佐々木功
「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」を歌った佐々木功(ささきいさお)は和製プレスリーと称し同時期に登場しています。
「銀河鉄道999」は平尾昌晃が作曲したものでした。
しかし、60年代後半にはグループサウンズ・ブームが到来し、ロカビリーはすたれていきました。
ロカビリーファッション
音楽以外では、ヘアスタイルでフラット・トップやダックテール、ダンスのバップとジルバなどがロカビリー特有のスタイルでした。
フラット・トップ ↓
引用:https://www.pinterest.jp/pin/851602610763428197/
ダックテール ↓
引用:https://www.pinterest.jp/pin/729020258412391020/
ジルバを踊る二人 ↓
まとめ
●エールに登場の霧島アキラにははっきりしたモデルはいない
●当時人気のロカビリー歌手に平尾昌晃や山下敬二郎がいたので、彼らをモデルにしたのかもしれない
という事でした。
ロカビリーファッションや歌がかっこ良くておしゃれなのに驚きました。
「エール」での霧島アキラは華と付き合うことになります。裕一にうまく認めてもらえるといいですね。
エール 楽しく拝見させて頂いています。
ロカビリー歌手登場でドキドキしながらお話の行方を追っています。このたびは、このページで山下敬二郎氏を取り上げて頂き感謝申し上げます。
ミッキーカーチスさんは、まだまだ活躍されており、平尾昌晃さんは偉大な作曲家でもありました。
ロカビリー三人男は、とても深い絆で結ばれていて
とても魅力溢れる御三方でした。
山下敬二郎の最後の妻より。
山下直子様
奥様から直々のコメントをいただき感激です。
山下敬二郎さんの歌われた「ダイアナ」がとても好きでした。
ロカビリーのお三方は深い絆で結ばれていたのですね。
教えていただきありがとうございます。
「エール」をきっかけにダイアナを思い出してまた聴いています。
ありがとうございました。