朝ドラ「エール」27話では裕一(窪田正孝)の留学取り消しの手紙がイギリスから来ました。部屋で自分が書いた楽譜を破り散らかして自暴自棄になる裕一… 家族も心配して見に来ます。
目次
エール27話の裕一の留学取り消しはなぜ?の声
裕一の留学取り消しの理由がわからないことが話題になっています。
↓ ↓ すごく気になっている方のツイート。ちゃぶ台ひっくり返さなくて良いようきちんとした説明お願いしたいですね。
これで明日以降、留学取り消しになった理由教えてくれなかったらちゃぶ台ひっくり返したい
— こぐま (@in_july2018) May 4, 2020
↓ ↓ 確かにね。今だったら確実にこの理由でしょうね。
理由説明ないから、娘が「コロナだよ」って! #エール
— fnenkoセンキューこころ (@amber_3118) May 4, 2020
なるほど。しっかり今までの回を見ている意見ですね。記憶力に拍手!
課題があるとかなんとか言ってた記憶があるけど、それを提出してなかったのかしら
留学取り消しの理由 #エール— kenjimatsui (@mkenyu) May 4, 2020
気になりますね。裕一の留学取り消しはなぜだったのでしょう?
エールでなぜ裕一の留学取り消しが起きたのか?
留学取り消しの理由
ナレーションでは「裕一の留学は取り消しになりました」としか言っていません。
気になりますね。
理由は世界不況のために留学制度が取り消しになったからのようです。
裕一のつぶやき
「家族のこと顧みなかった報いなのかな」
「期待させてごめんね」
「もう終わり…ぜーんぶ終わり…」
(c)NHK
悲しいですね。
結婚もあきらめて留学し音楽の道に進もうとしていたのに、留学がダメになってしまったのです。
時代に翻弄されるのが人の世の常ですね。
留学取り消しになるまでの裕一
【子ども~就職】
裕一は引っ込み思案のいじめられっ子でしたが、子どものころから音楽が大好きで担任の藤堂先生の励ましもあり、音楽の道に進みたいと思っていました。
ところが実家の呉服屋が経営困難の危機に陥ったため、母・まさの実家に養子に行くことになり、音楽の道をあきらめ銀行に就職します。
【銀行員として働く】
銀行員として働く中でダンスホールの踊り子への初恋、しかし振られてしまいます。将来の目標も見えず失恋もありどん底の日々を送っていましたが、ある日、幼なじみの鉄男(中村蒼)が訪ねてきて「国際作曲コンクール」の話をします。
乗り気でなかった裕一でしたが、銀行の仲間が元気のない裕一を励まそうと後押ししてくれて、作曲することにしました。
【コンクール入賞】
しかし2年のブランクもあり、なかなか作曲は進みません。そんな時鉄男が口ずさむ詩をヒントに交響曲「竹取物語」を書きあげます。
そしてその曲が国際作曲コンクールの2等に入賞しました。
そのことは新聞に載り、それを見た音がファンレターを書き、二人は文通を始めます。
コンクールの副賞はイギリスへの5年間の留学許可とその費用でした。
始めは反対していた伯父の茂兵衛でしたが、茂兵衛の母が「留学してもすぐに挫折して戻ってくる」と言ったこともあり、留学を許します。
【音との結婚を決める】
喜んだ裕一はそのことを音に知らせます。
すると音は未来のある裕一と自分では境遇が違い過ぎる、と裕一との文通をやめるのでした。
音から「私のことは忘れて下さい」という手紙を受け取った裕一は、いてもたってもいられなくなって、愛知県豊橋の音の家に行きます。
そしてなんとか結婚までこぎつけるのでした。
【音との結婚をあきらめる】
意気揚々と福島に帰った裕一。しかし父の三郎以外の家族は裕一の結婚に反対します。
母・まさと弟・浩二の気持ちを初めて知った裕一は、結婚と留学のどっちを取るかで悩み、恩師の藤堂先生にアドバイスをもらいに行きます。
先生は音楽の道に進んでほしい、というのでした。
【留学も取り消しに】
結婚をあきらめ音楽の道に進むことを決めた矢先に留学取り消しの連絡が入るのです。
結婚をあきらめてまで行こうとしていた留学がダメになってしまったのです。
裕一の絶望感が分かりますね。
エール裕一の留学取り消しは本当にあった事実?
裕一のモデルは作曲家古関裕而です。
裕一の留学エピソードは古関裕而の史実がもとになっています。
しかし古関裕而も留学はしていませんでした。
裕一のモデルも留学できなかった?
古関裕而が留学しなかったのは実家が経営の危機にあり経済的な理由と、結婚により留学を断念したからだったようです。
お話では家族の反対で結婚を断念したことになっていますが、そのような事実はなく、古関裕而の妻金子さんは、豊橋でプロポーズを受けてそのまま裕一と結婚し、福島に一緒についていきました。
史実もお話しに負けずすごい展開ですね。
エール裕一の留学取り消しと当時の時代背景
エールの設定の時代背景
エールの設定では裕一が生まれたのが1909年となっています。
世界恐慌が始まったのが1929年で、裕一が20歳の時です。その後世界的な不況が1930年代後半まで続きました。
世界的な不況が始まったのはちょうど裕一が留学をしようとしていたころに重なります。
世界不況のために留学制度が取り消しになったのは十分考えられますね。
昭和初期の日本の状況
日本は第一次世界大戦の戦勝国の1国でしたが、関東大震災、昭和金融恐慌によって経済の弱体化が起こっていました。生糸の輸出が急激に落ち込み、危機的状況に陥りました。
株の暴落で、多くの会社が倒産し就職できない者や失業者があふれました。当時流行った映画が小津安二郎の「大学は出たけれど」です。昭和初期の不況で大学を出たのに就職できない男性が主人公です。
深刻なデフレが発生し、農作物、特に繭の売れ行きが落ち価格が低下しました。冷害や凶作、昭和三陸津波の影響もあり、農村では娘を売る身売りや欠食児童が急増したそうです。
生活できなくなり大陸へ渡る人々もいました。
まとめ:エール裕一の留学取り消しで運命が動いた?
裕一の突然の留学取り消し。なぜなのか気になりますね。
理由は世界情勢にありました。
裕一は絶望のどん底に。しかし音はあきらめません。裕一へのエールを送り続けるべく行動するのです。
裕一は留学しませんでしたが、音と結婚しコロンブスレコードに勤めてたくさんの素晴らしい曲を作りました。
裕一の運命が大きく変わったきっかけが留学取り消しだったのですね。
今日は留学取り消しの理由についてのまとめでした。
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