漫画『キングダム』はヤングジャンプで連載されている、古代中国の英雄たちが熾烈な争いを繰り広げる超大作です。
本記事では、第1シーズンで嬴政に反旗を翻した成蟜(せいきょう)が、第4シーズン(漫画では34巻)で再び謀反を起こしたことについて解説していきます。
幽閉から解放された後の成蟜は、蕞の戦いで嬴政が遠征している間、呂不韋が宮廷内で実権を握るのを阻止してくれていました。
その後も権力を伸ばし、嬴政とともに呂不韋に対抗していたはずの成蟜でしたが、なぜまた謀反を起こしてしまったのでしょうか?
そこには強かな相国呂不韋の計略があったのです…。
目次
【キングダム】王弟謀反編の真実!
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📣TVアニメ「#キングダム」第4シリーズ 2話
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成蟜は本当は謀反を起こすつもりなどなかったのです。
しかし、有力な将軍が遠征に出ているタイミングを見計らったかのように、北方の要所屯留が攻められました。
愛妻である瑠衣が屯留に帰郷しているのに、成蟜は何もせずにみているわけにはいきませんでした。
また、蕞の戦いで嬴政が戦いに交わるのをみていて、触発されたこともあったのでしょう。
成蟜は3万もの軍と家臣を連れて勇ましく出陣して行ったのです…。
王弟謀反編は漫画の何巻?
蒲鶮の登場は34巻で、瑠衣が曽祖母の誕生日で10年ぶりに帰郷を果たした時でした。
瑠衣の曽祖母は、成蟜とも面識があり、成蟜は瑠衣の曽祖母に馬車いっぱいの大量の贈り物をもたせていました。
主人の愛に喜びながら帰郷する瑠衣でしたが、そこにいたのは見慣れぬ怪しい男・蒲鶮(ほかく)でした。
王弟謀反編のあらすじ
あの憎たらしい成蟜に萌える日がこようとは・・・。#キングダム pic.twitter.com/S1Wphejets
— らんらんカタログ中の人@おべんとうカフェアオヤマ (@ranran_katarogu) April 24, 2022
先述しましたが、成蟜は趙軍に攻められた北の要所屯留に出軍しました。
しかしこの攻め入った趙軍は呂不韋の差金で、半日で軍を引き上げてしまいました。
趙軍を退けた成蟜は屯留で熱烈な歓迎を受けました。
実は1年前から屯留で実権を握っていた蒲鶮は、成蟜こそが王にふさわしいと屯留の有力者に吹き込み賄賂を配っていたのです。
そして蒲鶮は、成蟜にもう一度謀反を起こすことを促しますが、成蟜はこれを拒否したことで牢獄に幽閉されます。
成蟜がはめられたことに勘付いた嬴政は、将軍壁と飛信隊を屯留に成蟜を救い出すように言いました。
王弟謀反編の登場人物
王弟謀反編の中心人物は、王弟成蟜と瑠衣、そして蒲鶮です。
成蟜は将軍袁夏(えんか)や龍羽、そして成蟜の元教育係の寿白(じゅはく)とともに屯留に出陣します。
そして、計画の裏を操る呂不韋と、それに対抗する嬴政と、成蟜を救い出すために出陣した壁軍と飛信隊達が主な登場人物になります。
王弟謀反編の真実は?
呂不韋は秦国の敵国である趙国と繋がっていて、成蟜がわざと屯留を守るために出陣するように仕向けたのです。
成蟜は一度目の謀反を起こした時のような子供ではなく、王宮での権力は呂不韋を脅かすほど強力になっていました。
呂不韋は、嬴政の弟である成蟜が謀反を起こしたことが大体的に広まれば、嬴政の信用が落ちて呂不韋が王位につきやすくなると考えたのでした。
王弟謀反編で死んだのは誰?
王弟謀反編で死んでしまった登場人物は、蒲鶮、龍羽、そして成蟜です。
成蟜は蒲鶮に首を刎ねられる前に、牢獄から脱出していました。
そのまま無事に逃げられていたはずですが、瑠衣を助けるために蒲鶮の軍と戦い腹部を刺される重傷を負ってしまいました。
成蟜をはめた黒幕は?
キングダム4期 3話
我、岩なり!
決意を固めた成蟜の漢気を嘲笑うのは蒲鶮ならぬ呂不韋
そんな謀略を打ち砕くのは新たに剛力の力を手に入れた飛信隊
役者は揃ったぜ#キングダム pic.twitter.com/WDKCxy49vb— アニメマンガ名探偵すやまたくじ (@suyamatakuji) April 24, 2022
成蟜は過去に嬴政を相手に謀反を起こしました。
そのため昌文君は成蟜に監視をつけていましたが、瑠衣は今の成蟜は昔の成蟜とは違うのだと話しました。
また謀反などを起こすつもりは全くなく、嬴政と対立するのは呂不韋を失脚させた後だと強気でした。
しかし呂不韋の計らいにより、成蟜は謀反者に仕立て上げられてしまったのです。
成蟜をはめた黒幕は?
成蟜をはめたのは蒲鶮のように見えますが、その計画の黒幕は呂不韋です。
呂不韋はたびたび派手な宴会を開き、各地の要人とコネクションを作ってきました。
そして、敵国である趙の大臣郭開(かくかい)とまでも関係を持ち、上位の将軍達が遠征にでている間に、屯留に攻め込ませました。
王弟謀反編後の呂不韋の処遇は?
残念ながら、王弟謀反の件で呂不韋が何らかの処遇を受けることはありませんでした。
呂不韋は、今まで通り相国として変わらぬ立場を保ち続けることになります。
趙軍が攻めてきたのも呂不韋が裏で手を引いていたという証拠もありませんし、計画を実行した蒲鶮や将軍である龍羽は亡くなってしまいました。
呂不韋は自分に被害が及ぶことないように、巧みに計画を練っていたことが伺えます。
まとめ
成蟜は、大人の大臣たちを川の中で膝をつかせ、その上を渡ることで優越感を感じる非常に子供じみた性格でした。
しかし、嬴政が国を守るために出陣したのに衝撃を受け、さらに瑠衣や寿白からの支えもあり心を入れ替えたように成長しました。
愛妻瑠衣の為に剣を振るう様は、一度目の謀反で剣を振り回して暴れていた姿からは想像ができません。
そして最後まで瑠衣を気遣い、さらに信のことまで覚えていたことには驚きました。
是非コミックやアニメで、ハンカチを用意して成蟜の活躍をチェックしてみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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