オーシャンズ11のキャストのカールライナーが死亡!経歴や出演作品についても

オーシャンズ11で老詐欺師役ソール・ブルームを演じたカール・ライナーが亡くなりました。

98歳で原因は老衰とされています。カール・ライナーはどんな俳優だったのでしょう。

 

オーシャンズ11のキャストのソール役のカール・ライナーが老衰で死亡

カール・ライナーがロサンゼルス郊外ビバリーヒルズの自宅で6月29日に亡くなりました。享年98歳でした。

自宅で家族に囲まれて息を引きとったということです。

亡くなる直前まで元気だったカールライナーさん↓ 左の方です。

カール・ライナーは、2019年公開のトイストーリー4でカール・ライネロセロス(ボニー・アンダーソンが幼い頃に遊んでいたサイのおもちゃ)の声を演じるなど近年まで活躍していました。


オーシャンズシリーズでのカール・ライナーの活躍

カール・ライナーはオーシャンズシリーズで、往年の天才詐欺師のソール・ブルーム役を演じました。

オーシャンズ11のあらすじ

泥棒で詐欺師でもあるダニー・オーシャンは、窃盗罪で4年間服役していたニュージャージーの刑務所から仮出所しました。

彼は仮釈中の規則を無視して、ロサンゼルスに住む仲間のラスティ・ライアンに会い、服役中に企てていた盗みについて説明します。

それはラスベガスの3大カジノ「ベラージオ」・「ミラージュ」・「MGMグランド」の地下巨大金庫を襲い、大金を盗むというものでした。

ボクシングのタイトル・マッチ当日に1億6000万ドル以上の巨額の現金が集まることを知り、運び出そうとします。

カジノセキュリティに詳しい大富豪ルーベン(エリオット・グールド)ほか全米から集めた犯罪スペシャリストらが、強固なセキュリティシステムに挑むのでした。

ソール・ブルームについて

オーシャンズ11

カール・ライナーが演じるソール・ブルームは往年の天才詐欺師です。

詐欺に参加するまでは高齢のためフロリダのセントピーターズバーグで隠居生活を送っていました。

のんきでおっとりとした性格ですが、作戦で東欧系のライマン・ゼルガに化けるときはがらりと豹変し、こわもての武器商人となります。

ソール・ブルームは詐欺のオファーに最初乗り気ではなかったものの、計画のスケールの大きさに昔の血が騒ぎ、参加を決意したことになっています。

「ソール、任せていいな」というダニーに、「もう一度そんな質問をしたら、二度と朝日は拝めんぞ」と返す場面↓

オーシャンズ12

今回ソール・ブルームは、ニューヨークの高級リゾート地イースト・ハンプトンで隠遁生活を送っていました。

計画に参加することを拒否し、「金は全部使って死ぬ」と言い残して一旦はオーシャンズを離れます。

しかし後にジュリアの主治医サイモン・レオポルドに成り済まし、ピンチヒッターとして復帰しました。

オーシャンズ13

オーシャンズ13でもソール・ブルーム役を演じていましたが、ホテルの格付け審査員「ケンジントン・チャブ」に成りすましてホテルに現れました。

ルーベンの復讐にダニーらと協力する役どころでした。

この時カール・ライナーは85歳だったという事です。

カール・ライナーの経歴

プロフィール

誕生日 1922年3月20日
出身地 アメリカ合衆国ニューヨーク市
出身校 ジョージタウン大学
配偶者 エステルレボス
子ども ロブ、アニー、ルーカス
グラミー賞・最優秀コメディ・アルバム賞など多数

 

カール・ライナーは、1922年、ドイツ系ユダヤ人移民の両親の子どもとしてニューヨークブロンクスに生まれました。

16歳の時にミシンの修理をして働いていましたが、兄のチャーリーがドラマのワークショップについてカールに教えたことからドラマに興味を持ち、俳優の道に転身するきっかけとなりました。

20歳の時に陸軍に徴兵され、ジョージタウン大学に送られ、フランス語の通訳の訓練を10か月行いました。

在学中にフランス語でモリエールの劇を演じ、監督としての経験もしました。

第二次世界大戦時には特別部隊の娯楽部門に配属し、1946年に退役するまでハワイなどで演劇を上映しました。

復員後はブロードウェイミュージカルでキャリアをスタートしました。

1948年からテレビ番組にも出演し始め、シド・シーザーなどの番組に出演したり、のちにシーザーのホスト番組で脚本も担当するようになりました。

1961年には人気テレビ番組の「ディック・ヴァン・ダイク・ショー」にクリエーターとして参加しています。

若い頃のカール・ライナー。コメディアンとしても活躍しました。↓

カール・ライナーの主演作品

主な監督作品

映画タイトル 邦題
1977 Oh! God オー!ゴッド
1979 The Jerk 天国から落ちた男
1982 Dead Men Don’t Wear Plaid スティーヴ・マーティンの四つ数えろ
1983 The Man With Two Brains 2つの頭脳を持つ男
1993 Sibling Rivalry マージョリーの告白
1997 That Old Feeling もう一度アイ・ラブ・ユー

主な映画出演作品

映画タイトル 邦題
1961 Gidget Goes Hawaiian ヤング・ハワイ
1965 The Art of Love 恋するパリジェンヌ
1969 Generation ゼネレーション
1977 Oh! God オー!ゴッド
1977 The Jerk 天国から落ちた男
1990 Sibling Rivalry マージョリーの告白
2001 Ocean’s Eleven オーシャンズ11
2004 Ocean’s Twelve オーシャンズ12
2007 Ocean’s Thirteen オーシャンズ13

主なテレビ出演作品

1971 Night Gallery 四次元への招待
1984 Faerie Tale Theatre フェアリー・テイル・シアター
2002 Ally McBeal アリー my Love
2009-2014 Two and a Half Men チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ
2017 Young & Hungry ヤング・アンド・ハングリー


私生活

1943年にライナーは歌手のエステルレボスと結婚しました。エステルレボスは2008年に亡くなっています。

3人の子どもの一人はロブ・ライナーで、『スタンド・バイ・ミー』『恋人たちの予感』『最高の人生の見つけ方』などの監督です。

ロブ・ライナーは、父親のカール・ライナーが亡くなった次の日にTwitterに投稿しています。

「昨夜父が亡くなりました。これを書いている時も胸が痛みます。彼は私を導く光でした」

カール・ライナーは自分をユダヤ無神論者だと言っていました。それはホロコーストの影響だという事です。

また、ライナーは民主党員でした。96歳の時には選挙で投票しよう!と動画で訴えていました。

ライナーが亡くなった時、メルブルックス、ウディ・アレン、ジョージ・クルーニー、ベット・ミドラーなど、エンターテイメント業界の多くの人が追悼の辞を述べました。


まとめ

今回は6月29日に亡くなったカール・ライナーについてのまとめでした。

オーシャンズ8にもカメオ出演しているという事ですが、マットデイモンと共に全ての場面がカットされているようです。残念ですね。

オーシャンズ8で、マットデイモンの出演がカットされた件についてはこちらの記事にあります。

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