【おちょやん】映画監督・村川茂のモデルは?村田実と椿姫のエピソードについても

「おちょやん」で、千代(杉咲花)は、鶴亀撮影所で女優としてなんとか活動を始めました。

道頓堀で出会った女優の高城百合子は、鶴亀撮影所でもスター女優として活躍していました。

映画監督の村川茂による「太陽の女カルメン」の撮影をしています。

村川茂にモデルはいるのでしょうか。調べてみました。

 

【おちょやん】映画監督・村川茂のモデルは?

村田実(むらたみのる) ↓


引用:Wikipedia

村川茂のモデルは、日活の監督・村田実だと思われます。

村田実が「椿姫」の撮影の時に、主演の女優岡田嘉子を叱責して、岡田嘉子が相手役の俳優と駆け落ちした、というエピソードがあるからです。

これは、「おちょやん」での監督・村川茂と女優・高城百合子の関係とそっくりです。

高城百合子は、相手役の俳優と駆け落ちすることになります。

ここからは村田実(むらたみのる)について見ていきます。


映画監督の村田実とは?

村田実の経歴

村田実(むらたみのる)は、1894年3月2日に東京市神田区小川町(現千代田区神田小川町)で生まれました。

大日本図書株式会社重役村田五郎の一人息子で、読書や古美術に親しんで育ちました。

芝居見物を禁止されていたことから洋画専門上映館に足しげく通うようになります。後に舞台を観劇し、演劇の道を志すようになりました。

中学卒業後、演劇美術雑誌を発行したり、新劇団を結成したりして、俳優として出演もしました。

1920年、松竹キネマ俳優学校校長の小山内薫の門下となり、蒲田撮影所で『奉仕の薔薇』『光に立つ女(女優伝)』の脚本・監督を務めます。

その後小山内のもとで『路上の霊魂』の監督・出演を行いました。この作品はほとんど焼けてしまった村田の作品の中で残っているもので、映画の歴史の貴重な資料となっています。

「椿姫」のエピソード

その後日活で現代劇に取り組み人気監督となります。このころ岡田嘉子を主役として「椿姫」を撮影しますが、撮影中に岡田嘉子を群衆の前で叱責するということがあり、岡田との関係が悪化、岡田は他にも悩みを抱えていて芝居の相手役に相談し、その竹内良一と駆け落ちしてしまいます。

それがスキャンダルとして大騒ぎになり、情死を噂されました。

上映させないという会社を説得し、代わりの女優・夏川静江を立てて撮り直しましたが、岡田嘉子のスキャンダルが話題になったこともあり大ヒットしました。夏川静江は代役を嫌がったそうですが人気になりました。

村田は文芸部長なり、昭和初期の日本の映画をリードし、後輩を育てることもしました。

日本映画監督協会初代理事長となっています。

 

村田実を演じるのは森準人

森準人(もりはやと)さん ↓

撮影のエピソードが分かりますね。井川さんとのやり取りが見どころでした ↓

森準人の経歴

森準人さんは、1987年生まれ、大阪府出身の俳優さんです。

早稲田大学演劇倶楽部に所属。2008年より庭劇団ペニノの作品に俳優・演出助手として参加しました。

演劇に多数出演していますが、『仮面ライダーゼロワン』や『アリバイ崩し承ります』など、映像作品の出演も増えていて、今後ドラマなどで見かけることが多いのではないかと期待します。

森隼人さんについてはこちら

【おちょやん】映画監督・村川茂は森準人!経歴や似ている俳優についても

おちょやんでの役どころ

村川茂は、「作るシャシンは全て当たる鬼才」といわれている監督です。

「太陽の女カルメン」の現場では、スター女優の高城百合子のセリフを何度も言わせるなど作品に関して妥協を許さない姿勢が際立ちます。

百合子と野丁々発止のやり取りが見どころでした。

21週では「お父さんはお人好し」の監督として再び登場!

村川茂は、21週で「お父さんはお人好し」の監督として再び登場しています。

「お父さんはお人好し」についてはこちら ↓

【おちょやん】お父さんはお人好しのモデル作品は?実際のラジオドラマとの違いについても


まとめ

今回は、映画監督・村川茂のモデルや、役を演じる森準人さんについて見てきました。

村川茂と高城百合子のエピソードが実際にあったとは驚きでした。

 

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