【おちょやん】一平の母・夕のモデルは?渋谷天外の実母おみきについても

朝ドラ「おちょやん」13週では一平と千代が一平の母・夕(板谷由夏)に会いに行きます。

一平の母の母のモデルは、一平のモデル・2代目渋谷天外の実母になりますが、どんな人だったのか調べてみました。

くまた
『おちょやん』についてもっと知りたいなら関連記事があるよ!
『おちょやん』の関連記事はこちら
 

 

【おちょやん】一平の母・夕のモデルは?

一平の母のモデルは、2代目渋谷天外の実母のおみきです。

渋谷天外の実母のおみきについて

おみきは京都の株屋の娘で、嫁入り前に髪結いのところで働いていました。

その時に、鶴屋団治の名で俄(にわか)の舞台に立っていた父・天外と知り合って同棲し、息子の天外を出産したのです。

初代・渋谷天外 ↓


引用:https://www.shochiku.co.jp/shinkigeki/cast/meiyu/

初代渋谷天外とおみきは、松竹の事情によって離縁させられています。

当時松竹は自社専属の喜劇団作りを急いでいて、団治(天外)を人気俳優にして売り出そうとしていたのでした。

女房持ちではいけない、という事で離縁させられたのでした。劇団を作るために犠牲になったのです。

父はその後北村ウノと内縁関係を持ちます。

天外は育ての親北村ウノの私生児として入籍しました。

育ての母北村ウノは祇園のお茶屋や芸子を相手に仕立物をしていて、父の天外より1つ年上でした。

天外の記憶では、「京女の優しさと賢母型の両方を備えた、横顔の美しい人」だったそうです。

天外は生まれて3ヶ月の時にウノにもらわれたので、育ての母・北村ウノを本当の母と思って育ちました。

6歳の頃にウノが本当の母ではないとある女性から聞かされますが、その時に天外は悲しみも驚きもしなかったが困惑を感じたそうです。

実母のおみきは、子どもを手放すときに泣きもせずにあっさりしていたという事ですが、後に天外の芝居を何度も見にきたことから考えて、情が薄いという事はなかったような気がします。

母親は天外の芝居を桟敷のいつも同じ場所で見ていて、部屋見舞いもしていたそうです。しかし天外はそれが母だと気づかずに亡くなってしまいました。

天外は無くなる5年くらい前に車いすで鳥取に行っています。
母の過ごした土地に入ってみたかったのだそうです。

お母さんに会いたかったのですね。実際には会っていたのですが分からなかったのです。かわいそうです。

父親不信だった天外

天外は母のこともあり父親不信だったそうです。

また、父が養母と別れて大阪で別の女性と同棲するようになり、その女性とも1年ちょっとで別れたことから、父のことを「女性を踏み台にした」と思っていました。

しかし、後に講演で父の思い出のエピソードを話したこともあったそうで、晩年は父のことを笑って話せるようになったようです。

「おちょやん」での役どころ

一平の母・夕を演じる板谷由夏さん


引用:映画com

「おちょやん」では、2代目天海天海の名前を継ぐように大山社長から言われた一平ですが、周囲のお祝いムードとは打って変わって、一平は父の名前を継ぐつもりがありませんでした。

母を追い出した父を恨んでいたからです。

大山の命令は絶対で、襲名する気が無いのならクビだと言われます。

大山は、一平に天海天海の名を継がせ、喜劇界で日本一と言われていた須賀廼家万太郎一座と対決させて、道頓堀を盛り上げようとしていたのでした。

このまま一平が維持を通せば、鶴亀家庭劇は終わってしまう、と考えた千代は、一平の母を探し出して襲名するよう説得してもらおうと思いつきます。

一平が母に会いに行く

渋る須賀廼家千之助から母の居場所を聞き出した千代は、一平を言いくるめて母に会いに行かせます。

そこは芸子や舞子を抱える置屋でした。

そこには一平の母・夕の姿はなく、置屋の女将も分からないと言います。

千代はいったんカフェーキネマに行き、情報を集めます。

なんとか居場所を突き止めて、二人は嵐山の「夕凪」を訪ねました。

客を送り出すのに出てきた女将が一平を見てハッとします。

「大きくなったなあ。すっかり見違えたわ」

その人は一平の母でした。

しかしそのあと、「会いに来ただけだったら、さっさとおかえり。私はあんたとは、もう赤の他人や。お引き取りねがおか」

と冷たい言葉。千代がとりなして、一平の話を聞いてくれと懇願します。

一平は、母が家を出るときに何もできなかった自分を詫びました。そして、父の名は継がずに母からもらった名前で役者を続けると言います。

すると母は憐れみを込めた目で一平と見つめ、こういうのでした。

「あんた、なんもわかってへん」

母が言うには、自分は天海に追い出されたのではなく、自分から天海と一平を捨てて出て行ったのでした。

一平が記憶をたどると、幼い頃、家を出る母を追いかけたその先に男が待っていたのを思い出しました。

このことで一平は吹っ切れて襲名を決意するのでした。

実話との違い

実話では、初代渋谷天外(一平の父のモデル)は松竹から離縁するように言われて、妻のおみきと別れています。

それは2代目渋谷天外(一平のモデル)が生まれてまだ間もない頃で、天外は母と会っていません。

実際は実母は天外の芝居を見に来ていて会っていたようですが、母だと知らなかったので、天外の記憶では一度も母に会わずに亡くなっています。

なので、襲名前に母に会いに行ったエピソードはオリジナルで実際とは異なります。

渋谷天外の実話は、こちらの本に詳しいです ↓

まとめ

一平のモデル・2代目渋谷天外の実母について、また、「おちょやん」との違いについて見てきました。

「おちょやん」で一平が母に会いに行ったエピソードは実話とは異なることが分かりました。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です