エール28話では、音(二階堂ふみ)が裕一(窪田正孝)の留学取り消しを知り、福島に行きます。
子どものころに讃美歌を歌った思い出の教会で裕一に会うのですが、裕一は音に合わせる顔がないと立ち去ります。
音はあきらめずに裕一と音楽を結ぶ道を探ります。
あちこちのレコード会社に裕一を売り込みに行きますが取り合ってもらえません。
音の母・光子は独特の表現であきらめるな、と音を励まします。
目次
【エール】裕一がコロンブスレコードと契約できたのはなぜ?
小山田耕三(志村けん)の推薦があったから
理由は、当時の作曲家小山田耕三(志村けん)が、裕一のたぐいまれな才能に気付き、コロンブスレコードに専属作曲家として推薦したからです。
小山田耕三を志村けんさんが演じていて、渋い演技にグッときます。
それまでの経過
音は東京に戻りあちこちのレコード会社を回って裕一が契約できるように奔走します。
たまたま音の見合い相手の叔父がコロンブスレコードのディレクターであることを知り、その叔父・廿日市誉(はつかいち・ほまれ)に会いに行きます。
なんと裕一をコロンブスレコードで 使ってくれるように頼みに行ったのです。
しかしにべもなく断られるのでした。
音の母光子は音に「あきらめちゃいかん!」と励まします。雷おこしを歯で噛み切って難局を突破しろと表現するのです。さすが光子さん、只者ではないですね。
小山田耕三(志村けん)が裕一を推薦した理由
5月1日の放映で小山田耕三が登場し、小山田耕三の付き人・猿橋(川島潤哉)が裕一の載っている新聞記事を差し出したのを見て、「この男、本物かまがい物か…楽しみだね」と言っていました。
その時に猿橋が、「よかったですね。いつも、若い人たちが出てこないと、先生嘆いてらっしゃったので」
と言っていることから、若い裕一の才能を楽しみにしていたのではないかと思われます。それが、コロンブスレコード推薦につながったのではないでしょうか。
小山田耕三は一方で裕一の活躍を恐れていた
小山田耕三は一方で、裕一の活躍が自分の地位を脅かすのではないかと恐れていたそうです。
後に双浦環(柴咲コウ)が古山裕一の歌をレコードに吹き込むことになった時には、裕一が洋楽から歌謡曲の分野に進出することを反対したそうです。
小山田耕三のモデルは山田耕筰
小山田耕三のモデルは童謡「あかとんぼ」などを作曲した山田耕筰(やまだこうさく)と言われています。
山田耕筰の功績
日本初の管弦楽団を造るなど日本において西洋音楽の普及に努めた。また、ニューヨークのカーネギー・ホールで自作の管弦楽曲を演奏、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団やレニングラード・フィルハーモニー交響楽団等を指揮するなど国際的にも活動、欧米でも名前を知られた最初の日本人音楽家でもある。(引用:ウィキペディア)
山田耕筰は、洋楽ばかりではなく、童謡、歌謡曲、校歌、応援歌などたくさんの曲を作りました。音楽教育にも力を注ぎ、多数の著書を残しています。
裕一は小山田耕三の本で作曲を学びました。小山田耕三はあこがれの存在。そんな人から推薦してもらった裕一は恵まれていますね。
まとめ
今回は裕一がコロンブスレコードのと契約するまでの流れと、契約できた理由のまとめでした。
何回も音楽をあきらめようとする裕一ですが、周りが裕一の才能を放っておかないのですね。天才とはそういうものなのかもしれません。
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