【エール】小山田耕三が流行歌の赤レーベルに裕一を推薦した謎が明らかに!考察と志村けんの演技も

 

 

コロンブスレコードの専属作曲家になった裕⼀(窪田正孝)ですが、曲を書くものの全く採⽤されず、廿⽇市誉(古田新太)から翌年度の契約⾦を減らすと⾔われてしまいました。

そのことを⾳に話すと、音は腹を立て、コロンブスレコードに乗り込みます。そこで⾳は意外な事実を知りました。

裕⼀がコロンブスレコードの専属作曲家になれたのは、⼩⼭⽥耕三の推薦があったことを知ったのです。

しかしそれは流行歌の赤レーベルでした。⼩⼭⽥耕三はなぜクラシック畑の裕一を流行歌の赤レーベルに推薦したのでしょうか。

そのなぞは「エール」の最終日(11月26日)に明らかになりました。

【エール】小山田耕三が赤レーベルに裕一を推薦したのはなぜ?

小山田耕三が裕一をコロンブスレコードに推薦したのは、国際音楽コンクールに入賞した記事を見たことがきっかけでした。

裕一がクラシック界で才能を発揮するのを恐れた小山田は、裕一をクラシックの世界から離そうと、わざと流行歌の赤レーベルに推薦したのでした。

このことは小山田が裕一に残した手紙に書いてありました。小山田の死後秘書が持ってきたのです。

手紙には自分の嫉妬心から裕一のクラシックでの活躍を阻んだことを詫び、裕一の流行歌での活躍やオリンピックマーチでのクラッシックを融合させた技術などを褒めていました。

裕一は秘書に、「小山田先生には感謝しかありません」と頭を下げます。

確かに、小山田耕三が裕一を青レーベルに推薦していたら、裕一はクラシックの世界で頭角を現していたでしょう。

その展開も見てみたかった気持ちはありますが、そうしたら今巷に残る数々の流行歌はなかったことになります。

裕一はやはり福島三羽烏での活躍や、池田二郎とのラジオドラマなど大衆を勇気づける音楽が似合っていたのではないでしょうか。

ちなみにこの、小山田耕三とのエピソードは創作のようで、小山田のモデル・山田耕筰が古関裕而をコロンブスレコードに推薦した事実はないようです。

11月26日には、笑い顔の志村さんの姿も見られました ↓

ここからは以前の記事になります。

エール24話ではコロンブスレコードの廿日市が、レコードのレーベルの違いを音に話します。

「赤レーベルが流行歌、青レーベルが西洋音楽、古山君は赤レーベルの作曲家です。この赤レーベルは居酒屋のおじさん達に聞かせる音楽なんです」

というのです。

裕一は小山田耕三の推薦でコロンブスレコードと専属契約をしましたが、その時に赤レーベルでと小山田が言ったので、赤レーベルでの契約になったのではないかと思います。

裕一をつぶそうと思った

小山田は裕一が音楽の世界で頭角を現すのを恐れていたのではないか、という見方があります。

普通なら国際コンクールで入賞したのですから西洋音楽の青レーベルがふさわしいのではないでしょうか。なぜ赤レーベルに推薦したのでしょうか。

それは裕一が得意とする西洋音楽の分野で自分を越されるのを恐れたと考えられます。

また、裕一が赤レーベル契約だと流行歌は書けずに挫折するだろうという目論見があったのかもしれません。

だとすれば、1年以上もレコードを出すことができずにいた裕一の状況は思った通りということになりますね。

後に小山田は裕一が流行歌を作りレコード化するときに反対したこともあったようです。

もし、裕一が青レーベルでの契約だったなら、これほどまでに長いこと不採用になることはなかったのではないでしょうか。

裕一に新しい機会を与えようとした

別の見方もあります。小山田耕三は、西洋音楽ではなく流行歌を作らせることで、裕一に新しい機会を与えて可能性を広げようとしたのではないか、という見方です。

もしそうだとしたら、裕一が苦悩の末に流行歌の世界で成功したのは、小山田耕三のおかげということになりますね。

小山田耕三のモデルは?

小山田耕三のモデルは、山田耕筰だと言われています。

元々西洋音楽を手掛け、日本で初めての管弦楽団を作るなど西洋音楽の普及に努めました。40歳を超えたころから童謡を作り始めて「赤とんぼ」などが有名です。

裕一は小山田耕三の書いた西洋音楽の作曲本を読んで作曲を始めました。小山田耕三は裕一にとって恩師であり尊敬する作曲家であったというわけです。

山田耕筰についてはこちらの記事にもあります。


エール・小山田耕三の思惑を考察

24話・小山田耕三は音をどう思ったのか?

契約金が半額にされたと知り音が断りもなく廿⽇市のいる部屋に行くと、そこには小山田耕三がお付きの数人といるのでした。

音が急に部屋に入ったことに焦る廿日市と秘書の杉山あかね(加弥乃)ですが、音はお構いなしです。

そこに小山田耕三が付き人たちといて、急に部屋に入ってきた音のことを

「こちらは?」と聞きます。

音は

「わたくし、専属作家としてお世話になっております古山裕一の家内でございます」

と答えます。

その言葉に小山田耕三は「古山…」と反応し、少し考える風でした。

自分が推薦した古山裕一の妻だと思い気になったのではないでしょうか。

音の無礼を謝る廿日市に対して、「いや~構わんよ、帰るところだからね」と言います。

そしてそこで音のことをちらっと見ます。

廊下に出て秘書の杉山が謝るとまた振り返って部屋のほうを見ます。

それは音のこと、ひいては裕一のことを考えたように思われます。

きっと古山裕一がこの気の強い妻に守られているのだと思ったのでしょう。

小山田耕三役・志村けんの演技

志村けんの演技にSNSで称賛の声

それにしても志村けんの演技は素晴らしく、出てくるだけで存在感がすごいです。

エールが俳優としてのキャリアを広げるきっかけになったかもしれないのに、亡くなってしまって本当に惜しいと思いました。

Twitterにも志村けんさんのことを書く人が多くいました。

まとめ

今回は志村けん演じる小山田耕三が、なぜ裕一を赤レーベルに推薦したのかを考察してみました。

34話の最後のシーンでは裕一がコロンブスレコードのサロンで小山田耕三を見かけるところもありました。小山田耕三も裕一に気付いたようです。裕一は小山田耕三に挨拶するのでしょうか。明日が気になりますね。

 

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