朝ドラ「おちょやん」で、ヒロイン千代(杉咲花)は芝居茶屋「岡安」で奉公するのですが、後に京都に行き、カフェーで働くことになります。
このカフェー「キネマ」のモデルのカフェー「オリエンタル」について調べてみました。
目次
【おちょやん】カフェーキネマのモデルは?
千代のモデルの浪花千栄子もカフェーで働いた経験があります。
そこは、カフェー「オリエンタル」という家でした。
当時は第一次世界大戦から数年後で、京都伏見には軍隊の兵隊や将校、軍隊向けの商売をしている店の旦那衆がお客さんでした。
カフェーで男女入り乱れてお酒を飲んだり歌ったりする光景に驚き、浪花千栄子は「オリエンタル」とは「みだらなところ」を意味するのではないかと思ったそうです。
それが「東洋的」だと分かって一安心しましたが、住み込みの女給さんにユリちゃんがいて、親切にしてくれたので、そこで働こうと決めたそうです。
浪花千栄子が女給で務めたオリエンタルについて
カフェー「オリエンタル」
カフェーの女給さん ↓
カフェーオリエンタルは、京阪電車沿線の深草というところで、伏見師団前の停留所そばにありました。
そのあたりでは一番のカフェーで、女給さんも7、8人いて美人ぞろいだったそうです。
モルタルの西洋館で、窓はハート型、そこに緑や赤のガラスがはめてあり、ドアは金文字入りのガラスでできていました。
それまでのカフェーは風俗営業というのではなく、レストラン、バー、喫茶店を兼ねるような存在でしたが、千栄子が勤め始めたころには女給のサービスを売り物にするようになっていたようです。
千栄子は、好きでもない人にお世辞を言ってお酒をついだり、心にもないことを言ったり、金のある人と見ると徹底的に食い下がるそこでの仕事が嫌でたまらなかったそうです。
そこでの仕事はほんの二か月ほどのことでしたが、千栄子の一生を大きく変えることになりました。
千栄子が映画女優の道を目指すきっかけの場所
自分から進んで映画女優の道を目指したのです。女給の同僚ユリちゃんの推薦で京都嵯峨野の名もなきプロダクションの新人募集に応募したのでした。
女給の同僚ユリちゃんについてはこちらに書いています ↓
【おちょやん】宇野真理役は吉川愛!経歴やプロフィールについても
当時はカフェーやダンスホールの女給から映画スターになる人も多かったそうです。
というわけで、カフェー「オリエンタル」は浪花千栄子の人生に大きな影響を与えた場所と言ってよいでしょう。
まとめ
今回は「おちょやん」に出てくるカフェー「キネマ」のモデル「カフェー・オリエンタル」について見てきました。
「カフェーキネマ」で出会う人たちと千代とのやり取りも楽しみですね!
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