おちょやんの2週目に登場する一平の父・初代天海天海は、茂山宗彦(しげやまもとひこ)さんが演じています。
ここでは、初代・天海天海のモデル、初代・渋谷天外(しぶやてんがい)について調べてみました。
目次
一平の父・初代天海天海のモデルは?
初代・天海天海のモデルは初代・渋谷天外です。
初代・渋谷天外さん ↓
引用:https://www.shochiku.co.jp/shinkigeki/cast/meiyu/
以下、初代・渋谷天外について見ていきます。
初代渋谷天外について
渋谷天外(しぶや てんがい)の本名は、本名渋谷(しぶたに)博喜智で、1885年(明治15年)に妙中家の四男として和歌山県で生まれました。
その後大阪市北区にある渋谷家の養子となります。
小さい頃から奉公に出ましたが長続きせずに転々とします。
20歳の頃仕出し屋に勤め、劇場に弁当を運ぶうちに芝居に惹かれて仕事をおろそかにし、クビになります。
仕出し屋をやめ俄師(にわかし)鶴屋団十郎に入門し、鶴屋団治を名のります。
明治・大正時代に上方を代表する喜劇俳優でした。楽天会を主宰したことでも有名です。
のちに曾我廼家(そがのや)一座を経て、明治40年に中島楽翁(らくおう)と喜劇劇団を結成。
天外と改名し、中島楽翁の楽と天外の天を取り楽天会と名づけました。
芸風は淡々としていたそうです。
1916年(大正5年)に35歳で亡くなりました。若すぎる死ですね。
楽天会は息子の渋谷一雄(後の2代目渋谷天外で天海一平のモデル)が跡を継いだのですが、初代天外を失い低迷して6年後に解散しました。
こちらの本に初代渋谷天外のことも書かれています ↓
おちょやんでの役どころについて
一平の父・初代天海天海を演じる茂山宗彦(しげやまもとひこ)さん ↓
引用:https://kyotokyogen.com/actor/shigeyama_motohiko/
初代天海天海は、3週目に登場します。
一座を率いるも急死
酒好き、女好きで型破りな性格のため、息子の天海一平からは嫌われています。
須賀廼家千之助とともに、天海天海一座を率いて、万太郎一座を超えるために頑張るが道半ばで倒れる、という役どころです。
天海は千代に道頓堀で会った時に、「一平のこと親友やて云うてくれたそうやな。その礼や」と言って祝儀袋を差し出すのでした。
自分のせいで一平に寂しい思いをさせていることに胸を痛めていたのです。
しかし、天海はこの日突然倒れて亡くなるのでした。
演じるのは茂山宗彦
初代・天海天海役の茂山宗彦さんは、1975年、京都府出身で大蔵流狂言師です。
従兄弟の茂山茂・弟の茂山逸平らと「花形狂言少年隊」を結成し、狂言を若者世代に広めた立役者です。
狂言以外にもミュージカルやドラマに多数出演しています。
NHKの朝ドラには、これまで「ふたりっ子」「ちりとてちん」に出演しました。
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まとめ
初代・天海天海のモデル、初代・渋谷天外(しぶやてんがい)について見てきました。
破天荒な人生でしたが、演劇界に果たした役割は大きいですね。
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