映画「サイレントトーキョー」は、クリスマス・イブの東京を舞台に、突如勃発した連続爆破テロ事件に巻き込まれていくさまざまな人々の姿を映し出した作品です。
作品の象徴ともいえるクリスマスツリーのモミの木について調べてみました。
目次
映画「サイレントトーキョー」のクリスマスツリー秘話とは?
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ティザービジュアルにも使われたモミの木は、長野県諏訪郡富士見町から運ばれたものです。
昨年11月 #長野 より #栃木県 の #渋谷スクランブル交差点オープンセット へ!#クリスマスツリー #渋谷 #スクランブル交差点 #オープンセット #映画 pic.twitter.com/NuxCbk65jK
— 今井建設 (@imaikensetsu) December 3, 2020
富士見町上蔦木の今井建設が撮影に協力し、富士見町から栃木県の撮影現場まで運んだそうです。
運ばれたモミの木について
モミの木は高さ11メートル、幹回り役70㎝で、運ぶ際に枝を折らないで運搬するのに御柱の運搬技術を生かした、という事でした。
長野県の諏訪地域は、御柱祭(おんばしらさい)というお祭りが有名で、日本三大奇祭のひとつとされています。ちなみにあとの二つは秋田県の「なまはげ柴灯祭」と富士吉田市の「吉田の火祭」と言われています。
御柱祭について
◆山出しの最大の見せ場「木落し」 ↓ 私もこの木落とし坂で木落としを見たことがありますが、すごい熱気でした。
引用:https://www.suwa-tourism.jp/archives/
御柱祭りは、山中から御柱として樅(もみ)の大木を16本切り出し、諏訪大社の4箇所の各宮まで曳行し社殿の四方に建てて神木とする、神事であり壮大なお祭りです。
一番の見せ場は「木落とし」で、氏子(同じ地域に住み、その地の氏神を信仰する人たち)をめどてこ(V字型の角(つの)のように大きな梃子棒)に乗せたまま、御柱を傾斜約30度、距離80mの木落し坂から落とします。けが人も多く出る危険な場面です。
樹齢150年以上で10トン近くある巨木を山から切り出す「山出し」、坂を下る「木落し」、川を曳き渡る「川越し」と、見どころがたくさんあります。
御柱御用材は約20メートルのトレーラーで運搬するそうですが、サイレントトーキョーでのモミの木の運搬もやはりそのようにしたのでしょうか。ともあれ、高速道路にしろ一般道にしろ運ぶのは大変だったと思います。
映画「サイレントトーキョー」について
予告動画 ↓
サイレントトーキョーのあらすじ
クリスマスイブの東京。恵比寿に爆弾を仕掛けたという一本の電話がテレビ局にかかって来た。半信半疑で中継に向かったテレビ局契約社員と、たまたま買い物に来ていた主婦は、騒動の中で爆破事件の犯人に仕立て上げられてしまう。そして、さらなる犯行予告が動画サイトにアップされる。犯人からの要求はテレビ生放送での首相との対談だった。要求を受け入れられない場合、18時に渋谷・ハチ公前付近で爆弾が爆発するというが……。
引用:映画.com
見どころ
●渋谷のスクランブル交差点を忠実に再現したセットと爆発シーンの迫力
●豪華な出演者:佐藤浩市、石田ゆり子、西島秀俊、中村倫也、広瀬アリス、井之脇海、勝地涼 他
●エンディングソング「Happy X-mas (War Is Over)」は、国際派アーティストAwichがカバーしたもの
見た人の感想
賛否両論の感想がありました。主なものをまとめてみます。(参考:映画.com、映画の時間)
●渋谷のスクランブル交差点を忠実に再現したセットと爆発シーンは良かった
●出演者の演技が良かった
●ハラハラする展開と映像の迫力が良かった
●テロ事件対策の教材としては良い
●犯人の動機に共感できない
●オチががっかりで観終わった時の満足感がない
●原作の方が印象深い
まとめと感想
今回は映画「サイレントトーキョー」で使われたクリスマスツリーについて見てきました。
この映画は渋谷のスクランブル交差点を忠実に再現したセットが話題でした。
ツリーも長野県からモミの木を伐りだして運んだと知り、本当に多くの人の共同作業で映画がつくられているのだと思いました。
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