朝ドラ「エール」36話では録音スタジオの様子が流れます。
古山裕一と同期で専属作曲家になった木枯正人（実話では古賀政男）が作曲した歌「丘を越えて」を当時人気の歌手山藤太郎（実話では藤山一郎）が録音するシーンです。
裕一はディレクターの廿日市を探して録音スタジオに入り、その様子を目の当たりにするのですが、木枯たちが出て行った後に録音技師の男性が裕一に話しかけます。
その男性を演じている俳優は誰なのでしょう？
目次
エール36話の録音技師(録音担当者)は誰？
録音後に裕一に話しかける男性・小田和夫を演じていたのは、桜木健一（さくらぎけんいち）さんでした。
44話では、裕一が初めて自分の曲がレコーディングされるので録音室に入ったときに、再度登場しました。裕一がお辞儀して挨拶していましたね。
前作『スカーレット』と比べてカロリー低いなあ、と見たり見なかったりの『エール』だけど、今日は『柔道一直線』の一条直也が最後を締めたんで燃えた。#エール #桜木健一 pic.twitter.com/RvnpiElYpS
— ロッシにゃんテ 🌸祝！そうにゃん都心直通！🐱 (@Boku_Crewe) May 17, 2020
桜木健一登場にネット騒然
当時を知る人はみな懐かしいのです、桜木健一さん。
信じられない‼️今朝のNHKの朝ドラ「エール」の出演者の名前の中に1970年代を代表するドラマ「柔道一直線」や、「刑事くん」の主役だった桜木健一さんの名前が…。もううれしくていつ出るんだろう❓と待ちに待った、最後に出たー‼️素敵‼️
— ふじおかん (@fujiokari) May 17, 2020
できることなら優柔不断な裕一を一本背負い投げして目を覚まさせてほしいと思いますね。
さり気なく桜木健一さん登場。今週だれか投げられちゃうのかな。#エール
— キ之國屋紊左ヱ門 (@kinobun) May 17, 2020
ほんと刺さる！ラストの一言！
ラストの一言に持っていかれた😔刺さる😨
柔道一直線の桜木健一さんじゃないですか‼️
なるほど。#エール— asa｡･ﾟ･(ﾉ∀`)･ﾟ･｡ (@pn2jahVmqT1zPFf) May 17, 2020
録音技師が裕一にかけた言葉の意味
廿日市や木枯達が録音スタジオを出た後、残された裕一がスタジオを出ようとすると、録音技師の男性に呼び止められます。
小田和夫が裕一に書けた言葉とは？
小田「きみ、新人？」
裕一「はい」
小田「君みたいな人をいーっぱい見てきたよ、おのれにこだわって才能を活かせない人」
小田は、裕一になぜこのような言葉を言ったのでしょう？
裕一は歌謡曲を低く見ていた
録音担当係として様々な新人が入っては消えていくのを見てきた小田は、裕一の作曲家としてのこだわりが才能を活かせない原因であることを見抜いていたのでしょう。
実はこの前のシーンで、裕一が歌手の山藤太郎に紹介されたときに言う言葉があります。
山藤が東京音楽大学に通っていると聞いた裕一が録音室のほうを振り返って
「なんでこんなことしてるんですか？」と聞くのです。裕一の中では音楽学校に通っている学生が、歌謡曲を歌うなど邪道だ、という感覚があるのです。
山藤はその意味を理解して、
「家庭の事情で。お金が必要なんです」と答えます。こだわりを手放せない裕一との違いがくっきりと出る場面です。
廿日市は裕一が歌謡曲について「こんなこと」と言ったことに腹を立てるのでした。
そんな経過を録音の仕事をしながら聞いていた小田和夫は、裕一が歌謡曲を低く見ていることを知って、言葉をかけたのでしょう。
「君みたいな人をいーっぱい見てきたよ、おのれにこだわって才能を活かせない人」
まさに裕一のこと！ 裕一にこの言葉が少しでも響くといいのですが・・
俳優・桜木健一について
桜木健一（さくらぎ けんいち）さんは、1948年生まれ大阪市出身の俳優・歌手で、所属事務所はトライストーン・エンタテイメントです。
代表作は「柔道一直線」の一条直也役で、当時「スポ根ドラマ」ブームもあり視聴率も20%を超えて高く、共演の吉沢京子さんとともに人気を博しました。
↓ ↓ 柔道一直線の主題歌。歌っているのは桜木健一さんです。
エピソード
ロス五輪の柔道金メダリスト・斉藤仁は「柔道一直線」を見て、柔道を始めたそうです。当時柔道はこの番組のおかげで人気だったんですね。
桃太郎侍（NTV / 東映）
暴れん坊将軍シリーズ（ANB / 東映）
大江戸捜査網 （東京12チャンネル / 三船プロ）
水戸黄門（TBS / C.A.L）
大岡越前（TBS / C.A.L）
2019年 「あなたの番です」 第19話 (日本テレビ) 鍋島 役
2019 「刑事7人 SEASON5 第8話」 (テレビ朝日) 森川京一郎 役
森田健作はライバルだった
現在千葉県知事の森田健作さんですが、昭和40年代には桜木健一と人気を二分する青春スターでした。
桜木健一さんが、「柔道一直線」で吉沢京子さんとコンビを組んだのに対して、森田健作さんは、「おれは男だ！」という剣道部のドラマで、早瀬久美さんとのコンビで人気を博しました。
当時を知る人なら、森田健作さんが剣道着を着て海辺を走るシーンを覚えているでしょう。
まとめ
朝ドラ「エール」36話の最後は、小田和夫（桜木健一）の言葉で締まりましたね。
今回は録音担当者小田和夫を演じていたのは誰なのか、また、俳優桜木健一さんについてのまとめでした。
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