【おちょやん】お家はんと直どんのモデル作品・元ネタは?あらすじや松竹新喜劇についても



「おちょやん」19週は、終戦から3年目のお話です。

鶴亀新喜劇が発足し、千之助(星田英利)が「お家はんと直どん」の台本を書きあげます。

「お家はんと直どん」のモデル作品について調べてみました。

くまた
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【おちょやん】お家はんと直どんのモデル作品・元ネタは?

「お家はんと直どん」のモデル作品は、松竹新喜劇の「お家はんと直どん」です。

「おちょやん」のお話も実際のモデル作品も「お家はんと直どん」と同じ題名です。

モデル作品の脚本は館直志(二代目渋谷天外=一平のモデル)が書いています。

「おちょやん」では須賀廼家千之助(曾我廼家十吾がモデル)が書いたものを後に一平(二代目渋谷天外がモデル)が書き直したことになっていました。

モデル作品の配役は、曾我廼家十吾がお家はんで、中村鴈治郎(二代目)が当主の役だったようです。

中村鴈治郎は歌舞伎役者ですが、松竹新喜劇にも時々参加していました。

この作品は配役を変えて何度も上演されます。

昭和53年には当主庄一郎を藤山寛美、お家はんを酒井光子が演じていました。

藤山寛美さん ↓


引用:松竹新喜劇

酒井光子さん ↓


引用:松竹新喜劇

元ネタ「お家はんと直どん」のあらすじ

老舗を誇る船場に起こった次男の恋騒動。お家はんは賛成から一転して反対へ。

そこには忘れたくても忘れられない「いとはんと丁稚」の恋物語がありました。

間に入って困惑する当主庄一郎の姿がおかしくて見どころになっています。

Amazonでの購入者のレビュー

☆5:2018年4月14日に日本でレビュー済み
●こころ暖まるお芝居です。藤山寛美さんもですが、酒井光子さんはやっぱり凄い!

☆5:2015年11月5日に日本でレビュー済み
●誰もが遠い昔の淡い思い出として心の底にもっているようなそんな想い。時が経っていい大人になってからもその時の思いが昔のまんま蘇る。そんな恋心に寬美さんが振り回されて翻弄させられるかわいい楽しいお話。

 

「おちょやん」でのエピソード

おちょやんでは、「お家はんと直どん」の配役は初めは一平(成田凌)が直どんで、主人公のお家さんを演じるのは千之助(星田英利)でした。

しかし稽古の途中で千之助は突然セリフが飛んでしまいます。即興でごまかそうとしますが、それも出てきません。

これを契機に千之助は身を引くようになり、お家さんの役も千代に譲るのでした。

千代は突然の主役に戸惑いますが、一平に主役であろうとなかろうとお客さんのために一生懸命芝居をするだけだ、と励まされます。

千代と一平の芝居は息がぴったり合って、舞台は大成功を収めました。

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松竹新喜劇について

終戦直後の大阪の喜劇界は、「松竹家庭劇」(鶴亀家庭劇のモデル)と「曾我廼家五郎一座」(須賀廼家万太郎一座のモデル)に大きく二分されていました。

「松竹家庭劇」は天外と十吾によって1928年に結成された劇団でしたが、天外(一平のモデル)は松竹家庭劇を戦後まもなく脱退、新劇団を結成しのちに「新家庭」と言う名前で浪花千栄子(竹井千代のモデル)、藤山寛美(松島寛治のモデル)らと地方を回っていました。

松竹は喜劇団の再編成を計画し、曾我廼家五郎が亡くなると、十吾らの「松竹家庭劇」に「新家庭」を加え、「五郎一座」の残党を合流させて「松竹新喜劇」を結成します。

1951年には、天外の女性問題から浪花千栄子(千代のモデル)が天外と離婚、松竹新喜劇を退団しますが、新人女優の酒井光子らが後を継ぎます。

その後、十吾が天外の路線に反発して退団、危機を迎えますが、そのころ出始めたテレビで藤山寛美が人気になり、松竹新喜劇は天外と寛美のコンビで人気を確立します。

天外が病に倒れてからは寛美が劇団を率いて人気を続けます。

しかし、寛美は多額の借金を抱えて破産するなど私生活の乱れがあり、松竹は寛美をクビにして、当時の人気漫才コンビ「ミヤコ蝶々・南都雄二」を迎えます。

しかし客が減ってしまったので、やはり寛美が必要と判断した松竹は、借金を肩代わりして寛美を復帰させます。寛美はその後役20年間松竹新喜劇を支え続けました。

関連記事:松竹新喜劇・藤山寛美とは?おちょやん渋谷天外(一平のモデル)との関係も

関連記事:【おちょやん】松島寛治のモデルは?藤山寛美や演じる前田旺志郎についても!

まとめ

おちょやんに出てきた「お家はんと直どん」は、実際に松竹新喜劇で演じられた作品「お家はんと直どん」でした。

配役は、曾我廼家十吾と中村鴈治郎(二代目)で、後に藤山寛美と酒井光子も演じました。



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