【エール】作家・水野伸平のモデルは?火野葦平と裕一(古関裕而)との関係も

朝ドラ「エール」で裕一とともにビルマに行った作家が水野伸平(みずのしんぺい)です。

お話では俳優の大内厚雄さんが演じていました。

水野伸平のモデルとされている作家・火野葦平(ひのあしへい)について見ていきます。

 

【エール】作家・水野伸平のモデルは?

史実では、インパール作戦の特別報道班として裕一(窪田正孝)のモデルで作曲家の古関裕而氏、作家の火野葦平、画家の向井潤吉が派遣されました。

水野伸平のモデルは作家の火野葦平です ↓


引用:ウィキペディア

水野伸平のモデルの作家・火野葦平について

火野葦平の略歴

火野葦平は、福岡県遠賀郡若松町(現・北九州市若松区)で生まれました。

父は、沖仲仕※「玉井組」を営んでいました。自伝的作品『花と竜』に、自身の生い立ちについての記述があります。

※沖仲仕(おきなかし)とは、船舶内で貨物の積み降ろし作業に従事する港湾労働者のこと。

中学校時代から文学に関心を持ち、第一高等学院入学後、童話集を自費出版します。

1926年(大正15年)、早稲田大学英文科に入学。同人誌などに作品を発表しました。

1928年(昭和3年)、兵役につきますが、所持品からレーニンの訳書が見つかり、降格除隊となります。

除隊後は家業の沖仲士の組頭「玉井組」を継ぎました。

文学から遠ざかり、若松港湾労働者の労働組合を結成するなど、労働運動にも取り組みます。

1932年(昭和7年)に検挙されて転向し、再び文学活動を開始しました。1930年に結婚し、長男が生まれています。

1937年(昭和12年)に日中戦争に参加。出征前に書いた『糞尿譚』が翌年に第6回芥川賞を受賞しました。

日中戦争の生々しい人間性を描いた『麦と兵隊』が評判となり人気作家となります。

太平洋戦争中は従軍作家として活躍しました。

この時に古関裕而と共に特別報道班としてインパール作戦を伝えるためにビルマに行っています。

戦後、火野は戦犯作家として激しく攻撃を受け、公職追放処分も受けました。

1960年(昭和35年)若松市の自宅で睡眠薬自殺により53歳で死去。「死にます、芥川龍之介とは違うかもしれないが、或る漠然とした不安のために。すみません。おゆるしください、さようなら」と書かれた遺書が発見されました。

自殺は戦争の影響もあるのでしょうか。それは分かりませんが戦地での体験は火野に大きな影響を与えたことは間違いないでしょう。

死後、『革命前後』および生前の業績により日本芸術院賞を受賞しています。

 

 
 
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「エール」での役どころ

水野伸平を演じているのは大内厚雄さんです。

こちらにエールでの画像があります ↓

https://www.nhk.or.jp/yell/cast/mizuno.html

見出し3  火野葦平と古関裕而(裕一のモデル)の関係は?

水野伸平は、裕一とともに特別報道班としてインパール作戦を伝えるためにビルマに行きました。

これは史実通りです。

火野葦平は古関裕而(古山裕一のモデル)、画家の向井潤吉(中井潤一のモデル)と共にビルマ(現在のミャンマー)に行っています。

そして裕一を残して画家の中井潤一と共に一足先に前線の様子を見に行っています。

史実では日中戦争も体験していた火野(エールでは水野)でしたが、前線の様子に愕然とします。残された手帳には、食べ物が無く、ダイナマイトも食べる兵士の様子が書かれていたそうです。

最前線からラングーンに戻った火野葦平は、古関裕而らに実態を話します。その内容が「青春の泥濘」に描かれていました ↓
 

 

「ビルマ派遣軍の歌」を裕一に託す

前線に行く前に、水野は裕一に最前線で戦う兵士のために書いた「ビルマ派遣軍の歌」の歌詞を渡し、曲をつけてくれと頼みます

ビルマのラングーンで待っていた裕一のところに、水野と一緒に前線に行った中井が帰ってきます。中井は戦況の悲惨さを裕一に伝えます。

「水野さんは?」と聞く裕一に、「さらに(前線の)先に行きました。この実情を伝えるのが作家の使命だと」と伝えます。

そして「古山さん、日本はこの戦争に負けます。命を尊重しない戦いに未来はありません」と言うのでした。

まとめ

今回は、「エール」18週で大内厚雄さんが演じる水野伸平のモデル・火野葦平について見てきました。

火野の実体験に基く戦争の記録は、後の私たちが戦争の実態を知る上で貴重な資料となっていますね。

水野伸平を演じる大内厚雄さんについてはこちらにあります ↓

【エール】作家・水野伸平役の俳優は?大内厚雄の経歴についても

 

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