エール舞台「恋すれど恋すれど物語」とは?菊田一夫とミュージカルについても

朝ドラ「エール」の11月17日の放送で、池田二郎(北村有起哉)が「ラジオドラマはもうやめる」と宣言していました。

「次は舞台をやる」というのです。裕一にも一緒にやらないか、と誘っていました。

池田と裕一(窪田正孝)が手掛けるミュージカル「恋すれど恋すれど物語」について見ていきたいと思います。

 

エール舞台「恋すれど恋すれど物語」とは?

池田二郎のモデルは菊田一夫です。

菊田一夫についてはこちらに書いています ↓

【エール】劇作家・池田二郎のモデルは?菊田一夫の生い立ちや古関裕而との関係も

菊田一夫脚本・演出の「恋すれど恋すれど物語」は、1956年2月に、第一回東宝ミュージカルという形で上演されました。

飯沢匡脚本・演出「泣きべそ天女」の二本立でした。

エノケン(榎本健一)、ロッパ(古川緑波)、越路吹雪、宮城まり子など、当時の人気俳優が出演したそうです。

舞台「恋すれど恋すれど物語」の出演者

エノケン(榎本健一)

↓ 「日本の喜劇王」と呼ばれました。


引用:Wikipedia

ロッパ(古川緑波)

↓ 映画評論や編集者を経て喜劇役者に。


引用:Wikipedia

越路吹雪 

↓ 宝塚歌劇団男役スターとして戦中から戦後にかけて活躍しました。


引用:タカラズカ・スカイ・ステージ

宮城まり子 

↓ ねむの木学園の園長としても有名ですね。


引用:Wikipedia

「恋すれど恋すれど物語」はマゲモノ・スペクタクルと称して喜劇の大物総出演のミュージカルだったので、大変評判が良かったために、同年に映画も作られました。

「恋すれど恋すれど物語」のあらすじ

南蛮渡来の爆薬を唐津から江戸へ運ぶ任務を受けた二人のコンビが繰り広げるドタバタ珍道中喜劇です。

唐津藩では、町人2人を武士に仕立てて偽の爆薬入り壺を持たせ、本物は自分たちが持ち江戸へと向かいます。

その壺を、探偵や山賊、スリの親子が狙い、取ったり取り返したりの珍道中を面白おかしく描いたものでした。

映画版について

映画も菊田一夫が脚色し、斎藤寅次郎が監督を担当しました。

主な出演者は雪村いずみ、田端義夫、エノケン、ロッパ、トニー谷、金語楼、アチャコ、宮城まり子、大河内傳次郎等でした。

関連ツイート。当時の映像も ↓

映画「恋すれど恋すれど物語」の出演者

雪村いずみ

↓ 江利チエミ・美空ひばりと共に「三人娘」と呼ばれていました。


引用:有名人データベース

田端義夫

↓ 歌手として有名でギターを抱えて歌うスタイル。愛称はバタヤン 


引用:bs11

トニー谷

↓ おそ松くんのイヤミのモデルで、独特の芸風でした。


引用:Wikipedia

柳家金語楼

↓ ロカビリー歌手の山下敬一郎のお父さん。


引用:JIJI.com

花菱アチャコ

↓ エンタツ・アチャコとしてしゃべくり漫才で人気。アチャコさんは右の方です。


引用:JIJI.com

大河内傳次郎

↓ 何と言っても丹下左膳が有名な方です。


引用:https://www.facebook.com/syowzok/posts/2382369128650956/

 

菊田一夫とミュージカル

現代劇の名作を生み出す

池田二郎のモデルの菊田一夫は、当初「恋すれど恋すれど物語」のような時代劇を手掛けていましたが、「現代劇」をやりたいと思っていました。

1957年、阪急東宝グループの創業者・小林一三(こばやし いちぞう)は菊田一夫のために、ヒビヤ芸術座を創設します。

山崎豊子原作・菊田一夫脚本・演出、主演・森繁久彌で、東宝現代劇「暖簾(のれん)」が最初の興行でした。

菊田一夫は、お客様に受け入れてもらえるエンターテインメントを目指し、脚本を書き続け、「がめつい奴」「放浪記」「悲しき玩具」など数々の名作を生み出しました。

また宝塚の生徒を出演させて多くの女優を育てることもしました。

日本のミュージカルの立役者

日本のミュージカルの歩みは菊田一夫抜きでは語れません。

1961年、丸の内ピカデリーで映画「ウェスト・サイド物語」が公開、大ヒットします。

その時に本場のミュージカルに触れた人々の間で、東宝のミュージカルは本場にはほど遠いという声があがります。

菊田一夫は、日本のミュージカルを良いものにするために、何度も渡米し、ブロードウェイ・ミュージカルを観劇します。

そして、その中の1つの作品を日本人の手によるミュージカルで上演しようと奔走しました。

それが「マイ・フェア・レディ」で、江利チエミがヒロインのイライザを、高島忠夫がヒギンズ教授を演じ、他の出演者も好演したため大成功を収めるのです。

これがきっかけで、ブロードウェイミュージカルが日本でも公演されるようになりました。

まとめ

「エール」で、池田二郎と裕一(窪田正孝)が手掛けるミュージカル「恋すれど恋すれど物語」についてと、菊田一夫がミュージカルにどのようにかかわったかを見てきました。

池田二郎を演じている北村有起哉さんが、とても役にハマっていて素晴らしいです。菊田一夫が乗り移っているような演技でこれからも楽しみです。

池田二郎を演じている北村有起哉さんについてはこちらに書いています ↓

【エール】劇作家・池田二郎役の俳優は?北村有起哉の経歴や家族についても

 

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