【エール】悪より遠ざかりて善をおこなひ…の聖書の言葉とは?ペテロの手紙に出てきた聖句について

 

 

「エール」84話で、最後に裕一が聖書を読む場面がありました。

その中に出てきた文言「悪より遠ざかりて善をおこなひ、平和を求めて之を追うべし」について調べてみました。

【エール】悪から遠ざかり善を行ない…の聖書の言葉とは?

「悪より遠ざかりて善をおこなひ、平和を求めて之を追うべし」

この言葉は新約聖書のペテロの手紙 に出てきます。

どんな意味なのか見ていきます。

ペテロの手紙に出てきた聖句について

この言葉は、新約聖書ペテロ第1の手紙 3章10-11節 に出てきます。

10 「いのちを愛し、幸いな日々を過ごしたいと思う者は、舌を押えて悪を言わず、くちびるを閉ざして偽りを語らず、11 悪から遠ざかって善を行ない、平和を求めてこれを追い求めよ。12 主の目は義人の上に注がれ、主の耳は彼らの祈りに傾けられる。しかし主の顔は、悪を行なう者に立ち向かう。」

引用:インマヌエル中目黒キリスト教会

ペテロの手紙とは?

「ペテロの手紙」は読者を勇気付け、慰めるために書かれた公開書簡だということです。

キリスト信仰者のグループに宛てられたもので、手紙を受けとった人々は激動の困難な状況下の小アジア(現在のトルコの地域)に住んでいました。

当時のキリスト信仰者たちは各地で憎悪の対象となり、後に皇帝ドミティアヌスによる規模な迫害もありました。この手紙はその迫害が起こる前に書かれていたといわれています。

読者の状況

ペテロの手紙の読者は、自分に落ち度がないにもかかわらず苦しみを受けなければならなかった当時のキリスト信仰者たちです。

彼らは何も悪いことをしていなかったのですが、ローマ皇帝をはじめあらゆる人々の憎悪の対象となっていました。

キリスト信仰者は処罰の対象となり、殺されるものもいました。

このような状況において、キリスト信仰者がどのように行動するべきなのかを伝えるために書かれたのがペテロの手紙です。

不当な理由から苦しみを受けているのであっても、その苦しみを「神様の恵み」とみなして、キリストを見習いすべての人間に愛を示し罪の赦しを与えるべきであることを奨励しています。

「エール」に出てきた聖句の意味

「エール」に出てきた「悪より遠ざかりて善をおこなひ」の前の部分はこのようになっています。

「いのちを愛し、幸いな日々を過ごしたいと思う者は、舌を押えて悪を言わず、くちびるを閉ざして偽りを語らず」

ここでは言葉の重要さを述べています。

言葉の持つ力は大きく、人を慰め生かすこともあれば、死に至らしめることもあります。

自分が何かを言うときには、その言葉をそのまま他の人から言われたらどう思うか、想像してみてから使うようにしないといけない、ということだと思います。

特に存在を否定するような言葉は、人の命を奪うことさえあります。

私たちが何かを語るときには、それが人に与える影響を十分吟味してから語るようにするべきだ、ということを言っています。

人を生かす生き方

この後の部分は、「エール」の中では、「悪より遠ざかりて善をおこなひ、平和を求めて之を追うべし」となっていました。

訳によって多少違っていますが、引用の中の次の部分のことです。

「悪から遠ざかって善を行ない、平和を求めてこれを追い求めよ」

「悪から遠ざかる」とは、前の部分の「舌を抑えて悪を言わず」につながっていると思います。

腹の立つことがあっても、人を傷つけるような言葉を言わないことを指しています。

「善を行う」とは、人を傷つけず、人を生かす者として進んで行くということです。

「平和を求めよ」は神との関係を追い求め、それを継続していくことを指しています。

聖書の言葉なので、神を信じて生きることが大切だ、ということでしょうが、キリスト教の信者でなくとも心の響く言葉です。

全体をまとめると、「人として生きていくには、悪を遠ざける(悪の言葉を言わない)努力をして、人を生かす生き方をしていくのが大切。それには信仰を持ち、神との関係を深めていくことが必要だ」と言っています。

裕一はこの個所を読んで、自分の曲作りが人を生かす生き方なのだろうかと疑問を持ったのではないでしょうか。

 

エールとの関連について

エール84話では、裕一(窪田正孝)は五郎から思ってもみなかったことを言われて激怒します。

五郎の頼み

五郎は裕一に戦争に協力するような歌を作ってほしくない、裕一の歌を聞いて軍に志願した若者がたくさんいる、戦争に行く人が増えれば無駄に死ぬ人が増えるだけだ、と言います。

裕一は自分の曲が戦う人の力になればいいと思って曲作りをしていたので、そんなことを言われて驚き、思わず「命を無駄と言うなー!」と声を荒げます。

弘哉の報告

その後、音の教え子梅根弘哉(山時聡真)が古山家にやってきます。

弘哉は裕一が主題歌を作った映画「決戦の大空へ」を見て感動し、予科練の試験を受けて合格し、その報告に来たのでした。

裕一は自分の作った歌が若者を駆り立て、死に向かわせるのではないかと悩みます。

そして聖書を手に取ります。

その中で目にとまった一節が「悪より遠ざかりて全をおこなひ、平和を求めて之を追うべし」でした。

 
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まとめ

今回はエール84話で出てきた聖書の言葉「悪より遠ざかりて善をおこなひ、平和を求めて之を追うべし」について見てきました。

裕一の悩みはどうなっていくのでしょうか。

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