NHK朝ドラ「エール」17週はいよいよ戦争が色濃くなります。
裕一は予科練の映画「決戦の大空へ」の曲作りに取り組みますが、予科練の若者の気持ちをより深く表現したいと、土浦航空隊に行き、若者たちの日常を体験しようとします。
予科練の若者・風間役を演じていた俳優、杉田雷麟(すぎたらいる)さんについて調べてみました。
目次
【エール】土浦航空隊の予科練若者役の俳優は?
杉田雷麟(すぎたらいる)さんは2002年12月10日生まれの18歳です。(2020年時点)
引用:area
凛々しい顔立ちですね。
杉田雷麟のプロフィールや経歴
杉田雷麟さんは、アレという事務所に所属しています。
2017年、ニチバンの救急絆創膏「ケアリーヴ」発売20周年を記念して作られたシネアド(映画本編の前に流すショートムービー)で、男子中学生役でデビューしました。
プロフィール
生年月日 | 2002年12月10日 |
星座 | いて座 |
身長 | 165cm |
出身地 | 栃木県 |
特技 | ボクシング(11歳~)サッカー(4歳~) |
趣味 | ボクシング 読書 |
所属事務所 | アレ |
主なドラマ出演作品
年 | 番組 | 役 |
2018 | イノセント・デイズ | 佐々木慎一〈中学時代〉 |
2018 | Aではない君と | 青葉翼 |
2019 | 名探偵・明智小五郎 第1夜 | |
2019 | ラジエーションハウス | 第2話 甘春久志 |
2020 | シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。 | 第4話 宮本翔太 |
「Aではない君と」で佐藤浩市の息子役
オーディションを勝ち抜き、主演・佐藤浩市が演ずる吉永圭一の息子・青葉翼役に抜擢されます。
このドラマがきっかけで、俳優業を続けていく気持ちが固まったそうです。
ドラマで演じるにあたっての杉田さんのコメント ↓
「この世界で食ってくのか?」主演の佐藤浩市さんに、初対面で聞かれました。“はい”と即答しました。そんな僕に「俺と関わる場面ならお前が納得行くまで何度でも付き合ってやる。」とも言ってくれました。とにかく嬉しかったです!
現場でも共演者スタッフの方々からアドバイスをもらい、緊張している自分をも楽しみながら演じられました。この作品は誰もが経験するかもしれない話です。僕はこの作品を少しでも多くの人に見てもらい、感じてもらいたいです。
引用:CINRA.NET
主な映画出演作品
年 | タイトル | 役 |
2018 | 教誨師 | 佐伯保〈少年時代〉 |
2019 | そらのレストラン | 石村大地 |
2019 | 半世界 | 高村明 |
2020 | 長いお別れ | 今村崇 |
2020 | 子どもたちをよろしく | 赤沢稔 |
未定 | 山歌 | 主演・則夫 |
映画「半世界」で新人賞
2019年、映画「半世界」の演技が評価され、ヨコハマ映画祭で最優秀新人賞、高崎映画祭で最優秀新進俳優賞を受賞しました。
高崎映画祭に行かれた方が、様子をアップしていました ↓
杉田雷麟さんおめでとう㊗️ #半世界 #高崎映画祭 pic.twitter.com/Tuvy6tfaRQ
— ち い (@na_china) March 22, 2020
杉田さんは炭焼職人役の稲垣吾郎さんの息子で、いじめから逃れようとする中学生の役を見事に演じました。寡黙な役ながら目や表情での演技が素晴らしいと絶賛されています。
映画「山歌」で主役
「山歌」の笹谷監督は杉田雷麟さんのことをこのように話しています ↓
今でも初めて杉田くんと会った時のことを覚えています。私には彼がとてつもなく長い影を背負っているように見えました。上手く表せませんが、「何かを思わせる何か」を持っている少年でした。そしてもう1つは目つきでした。恥ずかしい話ですが、オーディションする側の私が逆に見られているような気がしました。それほどに、杉田くんの目は何かを見据えている目でした。
引用:campfire
そして、主人公・則夫と雰囲気が違っていたけれども、シナリオを変えてでも杉田さんを撮りたかった、と言っています。
監督にこんな風に言われるなんて役者みょうりに尽きますね。しかもこの時まだ17歳でした。
エールでの役どころ
杉田雷麟さんは、土浦航空隊の予科練生を演じます。
事務所からのお知らせ ↓
杉田雷麟
NHK朝ドラ「エール」
第17週「歌の力」10月5日(月)~9日(金)
“予科練”の若者 として出演します!予告、あらすじ、GALLERY、ご覧頂けます。https://t.co/EEPkYoRkaw#杉田雷麟#NHK #朝ドラ #エール#第17週 #歌の力 #予科練 pic.twitter.com/cQu7StiBsF
— アレ_official (@areainc_staff) October 3, 2020
曲作りに行き詰った裕一は、土浦航空隊に行き予科練の若者の日常を体験します。
一人廊下で物思いにふけっていた隊員の話を聞きます。この隊員役を演じていたのが杉田雷麟さんでした。
予科練に入って辛かったことを裕一に話します。
家族と離れた寂しさ、訓練についていけない時のみじめさ、集団生活になじめない孤独、自分のせいで隊員がしごかれているときのふがいなさ
一番つらかったのが洗濯で、寒さに指先が切れ痛かったことだというのです。
それをずっとしてくれていた母のことを思い、「親に報いるためにも立派な飛行兵になり、皇国の御ために戦います!」と力強い決意を話すのでした。
その話を聞いた裕一はその晩、「若鷲の歌」を書きあげます。
敬礼を練習する杉田雷麟さん ↓
土浦航空隊とは
土浦航空隊は、日本海軍の部隊・教育機関の一つで、予科練航空隊のルーツともいう場所です。
操縦訓練は少年期から開始するべきという考えのもと、満14歳以上20歳未満の若者が入隊しました。
航空隊は戦死率が高く、昭和19年に入ると特攻の搭乗員として多くが命を落としたそうです。
戦争に行けば生きては帰れない、という覚悟を持った若者の一人を杉田さんは演じます。
史実について
「エール」のお話の中でも裕一は予科練たちの日常を体験しに土浦航空隊に行きますが、このような事実はあったのでしょうか。
答えは、「ありました」!
実際「若鷲の歌」を作詞した西条八十と作曲の古関裕而は、土浦海軍航空隊に一日入隊しています。
この時壁に貼られていた予科練生徒募集のビラに描かれた、桜の花の下に立つ若い予科練生の姿とその胸の七つのボタンを見て曲のイメージが湧いたのだそうです。
まとめ
●杉田雷麟は若いが演技派俳優としての実力がある。
●古関裕而は、土浦海軍航空隊に一日入隊したことがある。
死を覚悟せざるを得ない予科練生たち。杉田雷麟さんの演技に注目ですね!
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