NHK総合で4月29日(水)『エール古関裕而の応援歌「六甲おろし」』という番組を見ました。
NHKのサイトによると、
【連続テレビ小説「エール」のモデル・古関裕而の名曲をエピソードと共に紹介。「大阪(阪神)タイガースの歌」、通称「六甲おろし」。阪神の名物男、川藤幸三が語る!】
という事です。
番組では阪神タイガースの名物男、川藤幸三さんが登場し、「六甲おろし」への思いを語りました。
朝ドラ「エール」の主人公裕一(窪田正孝)のモデル古関裕而さんは、「六甲おろし」をはじめ数々の応援歌や校歌を作曲したことで有名です。
目次
エール古関裕而作曲「六甲おろし」の歌詞や意味は?
youtubeに上がっていた「六甲おろし」の歌です。
六甲おろしの歌詞
六甲おろしは1936年に朝ドラ「エール」のモデル古関裕而が手掛けた、日本で最も古いプロ野球の球団歌です。
発表されたときは「大阪タイガースの歌」(おおさかタイガースのうた)の表題でしたが、1961年(昭和36年)の球団名変更とともに「阪神タイガースの歌」と改題されました。「六甲おろし」は通称です。
本来「オウオウオウオウ 大阪タイガース」となっていたのが押印を踏んで自然だったのですが、改名されてからは「オウオウオウオウ 阪神タイガース」となりました。
トレンドに六甲おろしが入ってるから家にある六甲おろしの歌詞が書いてある暖簾を貼っておきますね。 pic.twitter.com/LkJMEUfAfp
— たっつん(ボンクラ) (@tattun1182) April 29, 2020
↑ ↑ さすが暖簾にも歌詞が書いてあるのですね。
六甲おろしの意味
歌詞の冒頭に登場する「六甲おろし」は、六甲山付近の下降気流のことで、主に秋から春にかけて阪神間に吹く冷たい風のことです。
関西人はみんな「六甲おろし」を歌えるのか?
番組では、大阪の道行く人に向かって「六甲おろし」の出だしを歌うと、みな続けて歌っていました。関西人はほぼ全員「六甲おろし」を歌えるというのは本当なのでしょうか。
六甲おろしって、朝ドラモデルの古関裕而さんの曲だったと初めて知った朝。阪神ファンでもなかったのに、絶対運動会とかで歌わされて、歌詞全部覚えてるという。。関西人あるあるかと。
— や。 (@dreamkey23) April 28, 2020
↑ ↑ なるほど運動会で歌ったりするのですね。それで覚える、と。
中学の時「六甲おろし聴いてみいや!メロディどえらええが(←この【が】は方言です)歌詞どえらかっこええが、これ球場で歌ったらどえらかっこええが」と熱弁を振るって私を中日のホーム・ナゴヤ球場に引っ張っていった阪神ファンSちゃん、元気にしとるかな
— ぬえ (@yosinotennin) April 28, 2020
↑ ↑ 球場で歌うのがいいのですね!「六甲おろし」は中学生にも愛された歌だったようです。
古関裕而が作曲した応援歌やスポーツ行進曲
古関裕而は数々の応援歌を含めたスポーツ行進曲を作ってきました。
朝ドラ「エール」でもそのいきさつが取り上げられることになっている「紺碧の空」(早稲田大学応援歌)の他のいくつかを挙げてみます。
「栄冠は君に輝く」(甲子園の大会歌)
「我ぞ覇者」(慶應義塾大学応援歌)
「日米野球行進曲」(1931年に読売新聞社がアメリカのプロ野球選抜チームを招聘した時、試合を盛り上げようと作曲された曲)
「スポーツ・ショー行進曲」(1947年に始まったNHKのスポーツ放送のテーマ音楽)
「オリンピック・マーチ」(1964年東京オリンピック行進曲)
「純白の大地」(1972年札幌オリンピック行進曲)
面白いことはライバルの両方に曲を作っていることで、早稲田と慶応両方の応援歌を作曲したほか、阪神と巨人にも同様に作曲しています。
巨人の球団歌「闘魂込めて」も古関裕而の作曲です。
まとめ
今回は、古関裕而作曲「六甲おろし」の歌詞や意味についてまとめてみました。
「六甲おろし」は関西人にとって心の歌なのだと思いました。
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