2020年2月12日放送「ねほりんぱほりん・ギャンブル依存症」を観た感想。やめたいけれどやめられない地獄の毎日。巧妙なウソに家族も騙される

 

NHK Eテレで毎週水曜22:50~放送の「ねほりんぱほりん」は、ブタに変装(人形の形で)したゲストの話をモグラに変装した山里亮太とYOUがねほりはほり(実際はぐりぐり)聞き出すという番組です。

今までも闇世界にいた人や、変わった趣味を持つ人など、普段の生活ではお目にかかれないようなゲストが毎回出演してきました。

2月12日の放送では、ギャンブル依存症の本人と、ギャンブル依存症の夫を持つ妻がそれぞれ体験を話しました。

ギャンブル依存症だったシンジさん(仮名、30代)の話

シンジさんは始めパチンコやパチスロ、それからバカラ賭博、野球賭博などにはまりました。総額3,000万ほど使ったそうです。バカラ賭博、野球賭博は日本では違法です。

バカラ賭博とは、「バンカー(胴元役)」と「プレイヤー(客役)」それぞれにカードが配られ、配られたカードの合計数一桁の数字が「9」に近い方に賭ければ勝ちというゲームです。勝敗が2分の1なのと、ルールが簡単なので手軽に始めてハマる人が多いようです。

勝った時の快感に酔いしれて金銭感覚が崩壊し、ギャンブルのために消費者金融からお金を借り、そのうち闇金から借りて、最終的に友人から借りるようになります。新しい証券取引の話があるからと持ち掛け、40人ほどからお金を集めたそうです。集めたお金はギャンブルに使ったというのですから立派な犯罪ですね。

シンジさんの話の中で印象に残ったのは、返済のためのお金を集めるところです。仕事のお客さん、幼稚園の時の友達、近所の人など知人で借りられそうな人に片っ端から連絡して、嘘八百の言い訳をしてお金を借りまくります。それでも足りなくて病気のおじいさんに泣きついて銀行に連れ出し、お金を引き出させたそうです。本当に悲惨です。

結局シンジさんはひったくり犯として逮捕されます。拘留された留置場でも、お金を誰から借りてどう増やすかを考えていたといいます。

留置所から出て治療回復施設に行き、そこで同じ体験者の仲間と体験を話し合うことで回復に至り、今は施設の職員として働いているそうです。

いまだにギャンブルをやりたくなる時があるそうですが、仲間に「やりたくなった」と話すことで衝動を抑えているという事でした。

「ギャンブルの闘いに大丈夫はない」という言葉が印象的でした。

ギャンブル依存症の夫を持つスズさん(仮名、40代)の話

スズさんの話も壮絶です。

夫はなんと警察官。毎日6時に仕事を終えて11時までギャンブルをやっていたそうです。
内容はパチンコ、パチスロ、競馬、競艇

1,500万くらい使ったそうですが、スズさんは8年間そのことに気付かなかったそうです。いかに夫が巧妙にうそをついているかが分かります。
給料を隠しても刑事という事もあり、すぐに見つけられてしまったそうです。

お金がないので、旅行も外食も無し、子どもの三輪車も買えなかったそうです。
ギャンブル依存者は、ギャンブルが最優先で家族を顧みないので家族がかわいそうです。

スズさんはそれでも夫が依存症だと気づかずにいましたが、結局夫のお父さんが通帳を見て、1日に何度もお金を引き出していることからギャンブルをやっていると見抜き(なぜなら夫の父もギャンブルをやっていたから)、そこからギャンブル依存症者の自助グループにつながります。

一時趣味のマラソンに打ち込みギャンブルをやめていましたが、今度は携帯ゲームにハマり、またスズさんのカードからお金を借りていたことが発覚。
しかしギャンブル依存症の回復プログラムに参加したことから、顔つきも変わりどんどん回復していくのが分かったそうです。

夫が回復するのと同時にスズさんの恨みが始まり苦しみましたが、依存症者の家族の自助グループに参加して体験を話したり聞いたりすることで楽になれてきた、という事でした。

この番組を見て分かったこと

ギャンブルは借金や家庭崩壊や犯罪行為などにつながる

ギャンブル依存者は、ギャンブルが最優先なのでギャンブルをやるためなら手段は選びません。そこで借金を重ね、家族のことは後回し、犯罪行為に及んでしまうこともあります。

ギャンブル依存症は病気である

ギャンブル依存症に限らず依存症はれっきとした病気なのですね。なので治療が必要なのだと思います。

最近では依存症を扱う病院も増えてきたようです。自分は病気だ、と思ったら専門の病院に行くことが大事。自分でもやめたいと思っているはずですから。

自助グループや回復プログラムは効果がある

依存症は心の問題なので、薬で治るものではないようです。回復施設で過ごし、回復プログラムを実践したり、自助グループに参加することで徐々に回復するようです。

ギャンブル依存症からの回復に終わりはない

「ギャンブルの闘いに大丈夫はない」とシンジさんも言っていました。

完全に回復というのは無いようです。魔が差すことが無いよう、仲間や家族とつながっていることが大事。
孤独になったらきっとまた依存してしまうような気がします。

まとめ

ギャンブル依存症のような依存症という病気になると、普通の日常生活が送れなくなるし、家族や周りの人も被害を受けます。
ギャンブル依存症の人は、平気でうそをつくようになるし、犯罪に手を染めることにもつながります。

本当に大変なことです。

依存症は気持ちが弱い人がなる、などという簡単なものではないと思います。人間は感情を持って生まれたので、魔が差す、という事は誰にでもあるでしょう。

依存症は病気なので、やめたいのにやめられない人は医療機関に行くのが良いと思いました。

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