「紅の豚」は1920年代のイタリアを舞台に、呪いを受けて”豚”となった中年パイロット・ポルコの活躍を描くスタジオジブリのアニメーション作品です。
大人向けの渋くカッコいい演出が光る作品で、ポルコのダンディな姿は中年男性なら誰しもが憧れることでしょう。(私も含めて!)
この記事では「紅の豚」に登場するピッコロ社のバアちゃんについてまとめていきます。
声優を担当された関弘子さんについても解説していくのでお楽しみに!
この記事が「紅の豚」を好きになるきっかけになれたら嬉しいです。
目次
紅の豚でピッコロ社のバアちゃん役は関弘子!
ピッコロ社とは?
まずは「紅の豚」に登場するピッコロ社の概要について解説していきます。
ピッコロ社は、イタリア-ミラノにある飛行艇製造会社です。
「紅の豚」の主人公・ポルコが懇意にしている製造会社で、劇中もポルコの飛空艇を修理してほしいと依頼しました。
社長は通称・ピッコロのオヤジで、水木しげる感のある小柄なおじさんです。
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— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) November 2, 2018
ポルコとは昔からの長い付き合いの模様。
世界恐慌の影響で本来であれば会社の主力であろう3人の息子が出稼ぎに出ているため、飛空艇設計・製造は親族の女性たちが担当しています。
ピッコロおやじの工場で働く親族の女性たちの中で、クリーム色のワンピースを着ている女性が、フィオのお姉さんのジリオラ。このシーンの絵コンテには“フィオの5年後”と書かれているそうです‼️綺麗💗すごいお得情報メモ❤️知らなかったー #フィオのお姉さん #フィオの姉 #ジリオラ #紅の豚 #kinro pic.twitter.com/uBAksKLmFJ
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飛空艇の設計は孫娘のフィオが担当。
飛空艇の製造はその他の女性たちが行っています。
働き手の男性陣が出稼ぎに出て、家業は残された女性陣が担うという状態は実際の世界恐慌の頃にもよくあったのでしょうか。
ピッコロ社のバアちゃんとは?
上記の通り、ピッコロ社の飛空艇製造は親族の女性が行っており、その中でも視聴者に強い印象を残すのが本記事の主役・バアちゃんでしょう。
ひ孫に小遣いやりたくて手伝いにきた
ばあちゃんたち(笑)#紅の豚 pic.twitter.com/HD2TjN1d8X
— りわ (@31meltemsunnyjm) November 2, 2018
ポルコのは昔からの知り合いで、軽い口調でジョーク混じりの挨拶をする辺りに親しみが感じられます。
本当かウソかはわかりませんが、「ひ孫に小遣いを上げるために飛空艇造りをしている」そうです。
秘密警察を見る際の様子など、子どもじみた言動も特徴的。
スタジオジブリ作品に出てくるおじいちゃん・おばあちゃんキャラクターはどこか子どもらしいチャーミングさがあって癒されますよね。
例えば「魔女の宅急便」の使用人・バーサや、「崖の上のポニョ」に登場するデイケアセンターのおばあちゃん達などなど。
「天空の城ラピュタ」のドーラさんは・・・ちょっとパワフルすぎるかな(笑)。
ポルコをポルチェリーノと呼ぶのはなぜ?
ピッコロ社のバアちゃんはポルコのことをポルチェリーノと呼びます。
ポルチェリーノはイタリア語で「子豚」の意味で、バアちゃんがポルコをそう呼ぶのは愛のある弄り、ニックネームといった理由でしょう。
知人の子どもが大きくなっても、幼かった頃のニックネームや「ちゃん」付けで呼ぶようなイメージではないでしょうか。
年齢が親子ほども離れていて付き合いが長く、豚になる前の姿も知っているであろうバアちゃんとポルコの関係だからこその愛称だと感じます。
豚呼ばわりしていますが、決して外見で判断している訳ではないのでバアちゃんの優しさも感じられますね。
関弘子の声優の経歴についても
関弘子のプロフィール
【サイトへの質問回答】
テレビドラマ『わが青春のとき』(1970年)に看護婦役で存在感のある関弘子さん。1929年生まれ、母は声楽家関種子さん。俳優座養成所第一期生で、叔母は関鑑子さんで日本の”うたごえ運動”創始者、参加してレッドパージに。夫は能楽師師の観世寿夫さん。2008年に78歳で逝去。 pic.twitter.com/Kp6xjFjUzs— マヤの暦・人生の自由研究 (@syowa40stvdrama) April 29, 2019
ここからはピッコロ社のバアちゃんを担当された声優・関弘子さんについてまとめていきます。
関弘子さんのプロフィールは以下の通りです。
本名 | 観世 弘子 |
生年月日 | 1929年7月30日 |
没年月日 | 2008年5月11日 (78歳) |
身長 | 158cm |
職業 | 役者・声優 |
関弘子の経歴
劇団俳優座出身、卒業後は劇団青年座の立ち上げに参加。
昭和44年に観世寿夫さんと結婚し、昭和45年に冥の会を立ち上げました。
多数の舞台やドラマに出演したほか、伝統芸能である能や日舞の修業を積みました。
また、「源氏物語」の平安朝の発音による朗読なども行っており、朗読劇や語りの第一人者として活躍しました。
昭和56年には近松門左衛門(原文)の語りで第16回紀伊國屋演劇賞を受賞しています。
平成20年5月11日、肺炎のため死去。78歳没でした。
他のスタジオジブリ作品にも出演している?
ピッコロ社のバアちゃんを担当された関弘子さんですが、実は他のスタジオジブリ作品にも出演しています。
関弘子さんの担当キャラクター、それは「魔女の宅急便」に登場する使用人・バーサです。
主人公・キキの宅急便届け先である老婦人の家で働いているおばあちゃんで、ピッコロ社のバアちゃんに負けず劣らずとってもチャーミングなキャラクター。
出番は多くないものの、印象に残っている人も多いのではないでしょうか?
スタジオジブリ作品に出てくる老人キャラクターは人間味があって好きなのですが、実はそのイメージは関弘子さんの人柄から滲み出ているものなのかもしれませんね。
まとめ
この記事では「紅の豚」に登場するピッコロ社のバアちゃんについてまとめました。
ポルコのダンディなカッコよさが光る「紅の豚」ですが、脇役であるピッコロ社のバアちゃんもとってもチャーミングで魅力的。
個人的には「紅の豚」の中で1番好きなキャラクターかもしれません!
https://twitter.com/kinro_ntv/status/1479431155288256513
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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