レディプレイヤー1が金曜ロードショーで放映されますね。2018年公開のSF映画で、監督はスティーヴン・スピルバーグ、主演はタイ・シェリダンとオリヴィア・クックです。
レディプレイヤー1には原作があるのでしょうか?調べてみました。
目次
レディプレイヤー1の原作は?
レディプレイヤー1は、アーネスト・クラインの小説『ゲームウォーズ』が原作です。
『ゲームウォーズ』は邦題で、原題は『READY PLAYER ONE / レディ プレイヤー ワン』です。
映画は原題をそのまま使ったのですね。
この本はアメリカ図書館協会のヤングアダルト図書館サービス協会部門からアレックス賞を、2011年にはプロメテウス賞を受賞しました。
ニューヨークタイムズのベストセラーにも選ばれています。
『ゲームウォーズ』を書いたアーネスト・クラインについて見ていきましょう。
ゲームウォーズを書いたアーネスト・クラインについて
プロフィール
誕生日 | 1972年3月29日 |
出身地 | アメリカ合衆国オハイオ州アッシュランド |
小説 | 『ゲームウォーズ』『アルマダ』 |
脚本 | 『ファンボーイズ』『レディプレイヤー1(共同執筆)』 |
結婚 | 2016年 相手はクリスティン・アポトウィッチ |
経歴
1996年に『バカルー・バンザイの8次元ギャラクシー』の続編脚本を二次創作として執筆し、ネット上で公開して知られるようになりました。
1998年には『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス 』の製作がきっかけとなり、『ファンボーイズ』の脚本製作を行いました。
これは同人誌として書いたものでしたが、クラインがネットで公開したところ人気になり、俳優のケヴィン・スペイシーが気に入り、彼のプロデュースにより2009年に映画化されました。
『ファンボーイズ』の成功で、クラインはプロの作家へと転身しました。
2011年に発表した小説『ゲームウォーズ』(原題:Ready Player One)がベストセラーとなります。
この映画は2018年にスティーヴン・スピルバーグ監督により映画化され大人気となりました。
スラム詩人としての経歴
アーネスト・クラインは、スラム詩人としても有名で、1998年と2001年にオースティン詩スラムチャンピオンとなっています。
中でも有名なのは「ダンス、モンキー、ダンス」で、世界29か国の言語に訳されてyoutubeで流れているそうです。
↓「ダンス、モンキー、ダンス」↓
私生活
アーネスト・クラインは1972年にアメリカ合衆国のオハイオ州で生まれました。
母親はアッシュビルで不動産業を営んでいたそうです。
子どもの頃からゲームや映画が好きで、「ダンジョンズ・&ドラゴンズ」という卓上ゲームや「スターウォーズ」に夢中でした。
2016年に作家のクリスティン・アポトウィッチと結婚しました。
出会ったのは1998年のナショナル・ポエトリー・スラム(National Poetry Slam)です。
お似合いのカップルですね!
(c)ニューズウィーク
アーネスト・クラインは自分のことを『オタク』と公言しています。
『ゲームウォーズ』の映画化権を売って得た収入で『デロリアン』DMC-12を買いました。
『ゴーストバスターズ』のステッカーを貼ったりプロトンパックなどを乗せたりして装飾したそうです。
日本のカルチャーにも詳しく、『ゲームウォーズ』では東映版『スパイダーマン』の巨大ロボ、レオパルドンをメインに活躍させています。
映画化の経緯
アーネスト・クラインは2010年に『ゲームウォーズ(原題:Ready Player One)』の映画化権を売りました。
これは本の発売よりも前のことだったといいます。
そして彼は「ヴァーチャル・リアリティでの宝探し」という、ストーリーだけを残した脚本を書いたそうです。
スピルバーグが現れなかったら、レディプレイヤー1は「原作小説からはほど遠いものになって、小説の魂も失われていたと思う」とクラインは言います。
彼は「映画化は不可能だと思った」とも話しています。
映画の脚本は、最終的にクラインと脚本家のザック・ペンによって書かれました。
原作はポップカルチャーへのオマージュでいっぱいの作品でしたが、映画も同様のものになりました。
スティーヴン・スピルバーグが監督になってほんとうに良かったですね!
映画「レディプレイヤー1」について
ストーリー
2045年の世界の話。環境汚染や気候変動、政治の機能不全により世界は荒廃していた。
多くの人々はスラムに住み、「オアシス」と言うVR世界に現実逃避していた。
オアシスはゴーグル1つですべての夢が実現するVRワールドで、誰もがなりたいものになれる場所だった。
ある日、オアシスの創設者ジェームズ・ハリデーからの遺言が発表される。
それは、オアシスに眠る3つの謎を解いた者に、オアシスの所有権と5000億ドル(日本円で約56兆円)相当のハリデーの遺産が授与されるというものだった。
56兆円をめぐって、子供から巨大企業まで全世界の壮大な争奪戦が始まった。
オハイオ州コロンバスのスラムに住むウェイド・ワッツことガンター※のパーシヴァルも、戦いに参加していた。
※ハリデーがオアシス内に隠したとされるアイテム「イースターエッグ」を探すプレイヤーのことをガンター(エッグハンター)と呼ぶ。
ウェイドは第一の試練を突破するが、オアシスの独占を目指す大企業IOIの社長ソレントの陰謀に立ち向かっていく事となる。
まとめ
今回は、レディプレイヤー1の原作や映画について、また作者のアーネスト・クラインについてのまとめでした。
クラインやスピルバーグの日本のPOPカルチャーに対する愛があふれていて、日本人としては本当にうれしいですね!
レディプレイヤー1のタイトルについてはこちらの記事にあります。
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