朝ドラ「エール」で裕一(窪田正孝)や音(二階堂ふみ)やほかの人たちも出かけるときによく帽子をかぶっています。
その帽子がおしゃれなのです。大正時代に洋装が流行ってから、帽子がファッションの一部になったようです。
目次
朝ドラ・エールで裕一や音の帽子がおしゃれ!
大正から昭和にかけて、洋装というと洋服に帽子がセットだったようです。それは欧米がそうだったからのようです。
第二次大戦前のアメリカやヨーロッパの写真を見ると、男性は必ず帽子をかぶっています。
当時男性は傘をさす習慣がなかったので、帽子をかぶって雨をよけたのではないかとも言われています。
裕一と木枯のおそろいの帽子姿
裕一も木枯も、出かけるときは必ず山高帽をかぶっていました ↓
裕一と木枯、コロンブスレコードのサロンにて📷
新人作曲家同士、励まし合ってがんばっています✊昨年12月の撮影中、カメラを向けると、おそろい(?)の帽子をかぶってくれました♪#朝ドラエール#窪田正孝#野田洋次郎 pic.twitter.com/8OByl3ywIg
— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) May 11, 2020
裕一(窪田正孝)の帽子姿
一番印象的なのは、伯父の茂兵衛に連れられて、病院に入院している茂兵衛の妻を見舞いに行った後で帽子をかぶるところ。裕一は傘を持っていなかったので茂兵衛が貸してくれます。そしてこの傘を返しに行った時に祖母の決定的な言葉を聞くのでした。
#エール 第29回
帽子の被り方がかわいいし
傘受け取るときの小指💕
かわいい💗#朝ドラエール pic.twitter.com/YclfZHyzch— あーや (@ayari_libra0806) May 7, 2020
↓ ↓ 豊橋の海のシーン。二人の帽子姿が素敵でした。お父さんに元気か聞いてみるね、のところでは帽子を取っていました。礼儀正しいですね。
#エール 21話❤
ずーっと見ていたかった二人のデート💗
海のシーンよかったなぁ💕💕海からのお父さんの声を、耳に手を当てて聞いてる裕一さん💓ちょっと肩をすくめるような仕草で振り向いた笑顔が眩しかったなー『元気だって♡』(*´ー`*)素敵❤#朝ドラエール #窪田正孝 pic.twitter.com/tjibONtbso
— Alice (@AliceNeko_2106) April 27, 2020
音との結婚を決めて意気揚々と豊橋から帰ってきたとき。奥に映っている外国人も帽子をかぶっています。
(c)NHK
音(二階堂ふみ)の帽子姿
この茶色の帽子、二階堂ふみさんによく似合っていますね。リボンが素敵!
正式にコロンブス・レコードとの契約が決まった裕一👏
コロンブスのロゴの前で📷✨#朝ドラエール#窪田正孝#二階堂ふみ#古田新太 pic.twitter.com/LFVuhPLMh9— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) May 9, 2020
プリンス久志(山崎育三郎)の帽子姿
音楽学校のプリンス久志の初登場場面。もちろん帽子をかぶっています。裕一の帽子とおそろいのように似ていますね。(もしかして同じかも)
音の帽子も可愛い。
(c)NHK
関内吟(松井玲奈)の帽子姿
松井玲奈さん、帽子がお似合いですね。この帽子、つばが狭くてクロッシェ(釣り鐘型の帽子)の麦わら帽子版ですね。
音の姉、関内吟を演じる #松井玲奈 さんのインタビューを公開🖊
地元・豊橋が舞台の「エール」に出演してみてのお気持ちや、関内家のみなさん( #二階堂ふみ さん、 #薬師丸ひろ子 さん 、 #森七菜 さん)の印象をお伺いしました♪#朝ドラエールhttps://t.co/fbp0cRSp01— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) May 2, 2020
菊池昌子(堀内敬子)の帽子姿
着物に帽子も可愛いですね!昌子さん、ちゃっかり藤堂先生に寄り添っちゃって(笑)
主題歌の「星影のエール」のジャケットに2つの帽子が重なっています。裕一と音の帽子ですね!
ジャケ画にある2つの帽子
裕一と、音の帽子なのかな?🤔🤔
早くダウンロードしたい。。#エール #星影のエール#GReeeeN pic.twitter.com/k8b0yDRsYq— TAKAHIRO@CReW (@Takanavi0430) April 28, 2020
大正・昭和の帽子文化について
協同組合西日本帽子協会様のサイトを参考にさせていただきました。
日本における帽子の普及
洋風の帽子が日本に始めて伝えられたのは、織田信長の時代と言われています。キリシタンの宣教師がかぶっていました。
一般人に帽子が普及し始めたのは、明治天皇が洋服を着るようになり、軍人以外も洋服の着用が許され、断髪令が出てからです。
当時の帽子はみな山高帽で、その後にソフトの釜型帽子、メリケン帽子が輸入され、明治25年(1892年)ごろに山を折込んだ中折帽子が入ってきました。
女性の帽子
一方女性については、明治20年(1887年)に日本赤十字の看護婦の制服、制帽が白で制定されました。
明治16年(1883年)に鹿鳴舘ができ、貴婦人たちの間ではじめて夜会服が用いられ、翌17年に皇后や皇妃が儀礼用に洋服を着るようになりました。
しかし一般女性の洋装はまだまだ先のことでした。女性の断髪禁止令が出て、髪形は依然からの島田、丸まげなどの日本髪だったこともあります。
明治18年(1885年)ごろから、女性の間に日本髪をやめ西洋風の束髪を広めようという風潮が起きました。
束髪に合わせた帽子が流行りましたが、形はクラウン※1が浅く、広く、ブリム※2の広いものでした。
※1 クラウン:帽子のリボンから上、頭にかぶる部分
※2 ブリム:帽子のツバのこと。
そして断髪が流行し、モポ、モガの出現する大正末期になると、さらに種類が多くなり、クロッシェ※やトーク※などが流行しました。
※クロッシェは釣り鐘型の帽子。エールの中でも裕一の母や音の姉・吟などがかぶっていました。
※トークは頭にちょこんと載せるタイプの帽子。エールでは双浦環(柴崎コウ)がかぶっていました。
以上は「帽子屋オンスポッツ」さんのサイトを参考にさせていただきました。
帽子が日本で作られるようになったのは明治23年(1890年)頃のようです。
帽子の衰退
昭和に入り帽子はとても流行りましたが、だんだん帽子をかぶらない人も増えてきました。
理由はいくつかあると言われています。
・戦後の不況で着るものに注意を払う余裕がなくなった。
・自動車社会になり、車になるときに帽子が邪魔になった。
・帽子は階級社会の象徴だったが、階級制度が薄れたため世界的に帽子文化が衰退した。
・髪型の変化により、髪型が崩れるのを嫌がる人が帽子をかぶらなくなった。(リーゼントスタイルの流行など)
しかし、最近また帽子が流行ってきているようです。おしゃれな男性や女性の間でファッションに合わせた帽子が人気のようですね。
まとめ
エールで登場人物がかぶっている帽子。とてもおしゃれですね。
これからもいろんな帽子が出てくるのでしょうか。楽しみです!
コメントを残す