【エール】ラ・ボエームはどんなオペラ?4幕の内容や歌についても

朝ドラ「エール」96話で、音(二階堂ふみ)は歌の先生・ベルトーマス羽生(広岡由里子)から、オーディションを受けてみないかと勧められます。

それはオペラ「ラ・ボエーム」のオーディションでした。

「ラ・ボエーム」について調べてみました。

 

【エール】ラ・ボエームはどんなオペラ?

ラ・ボエームは、プッチーニ作曲の 4幕のオペラです。

1896年にトスカニーニの指揮によりトリノの劇場で行われたのが初演で、台本はジュゼッペ・ジャコーザとルイジ・イリカが作成しました。

アンリ・ミュルジェールの「ボヘミアン生活の情景」という小説に基いて書かれたものでした。

「ラ・ボエーム」は、「ボヘミアン」のことで、ジプシーの多くいたボヘミアから名づけられました。

19世紀のパリに住む自称芸術家の人たちが、ジプシーのように何にもとらわれずに自由に暮らすことにあこがれて、自分たちのことを「ボヘミアン」と称したのでした。

4幕の内容や歌について

【年代・場所】 
1830年頃のパリ

【登場人物】
ロドルフォ: 詩人
マルチェッロ: 画家
ショナール: 音楽家
コッリーネ: 哲学者
ミミ: お針子
ムゼッタ: マルチェッロの元恋人

第1幕の内容と歌

あるアパートの屋根裏部屋で、ボヘミアンと呼ばれる芸術家の卵たち4人が貧しいながらも陽気に共同生活をしていました。

クリスマス・イブの夜に、4人の一人・音楽家のショナールがたまたま稼いできたお金で街に繰り出そうと意気投合します。

詩人のロドルフォだけは原稿を仕上げてから行くことになり、ほかの3人は先に出ていきます。

そこへ、ロウソクの火をもらいに隣人のお針子ミミがやって来ます。

ミミは戸口で鍵を落としてしまい、ロドルフォのロウソクの火も風で消えてしまいます。

暗闇の中、手探りで鍵を探す二人の手がふれあい、二人は恋に落ちたのでした。

【第1幕】で歌われる歌

●「冷たい手を」”Che gelida manina”

詩人ロドルフォの自己紹介に当たる歌。

「冷たいあなたの手を温めさせてください。私は貧しいけれど魂は豊かな詩人です」と歌います。

●「私の名はミミ」”Sì, mi chiamano Mimì”

ミミの自己紹介。

「私はミミと呼ばれているけれど、本名はルチア。愛や夢について語るのが好き。教会には余り行かないけれどいつも神様に祈っています。私は一人で暮らしていて、部屋から空を眺めています」と歌います。

●「愛らしい乙女よ」”O soave fanciulla”

恋に落ちた二人が一緒に歌う愛の歌。

第2幕の内容と歌

クリスマス・イヴで賑わうパリ。ロドルフォは、カフェで先に愉しんでいた仲間3人にミミを紹介します。

そこへ今度は画家マルチェッロのかつての恋人ムゼッタが金持ちのパトロンと現れます。

ムゼッタはマルチェロの気を引こうとし、靴がきついと騒いでパトロンを靴屋に行かせます。その間に二人はよりを戻します。

そして、4人のボヘミアンと2人の娘は、家に帰り、ムゼッタのパトロンだった男は勘定を押し付けられるのでした。

【第2幕】で歌われる歌

●「私が街をあるけば」 “Quando me’n vo soletta per la via”

ムゼッタがマルチェロの気を引こうと歌う歌。

「私が街を歩けばみんなが見とれる。あなたが私を思い焦がれているのを私は知っている。あなたは私からまた逃げるの?」と歌います。

第3幕の内容と歌

2月。マルチェッロとムゼッタが働く酒場に、ミミが訪れます。

ミミはマルチェッロに、自分の恋人ロドルフォが最近冷たいことを相談しにきたのです。

ロドルフォは昨夜ミミを置いて家を出たというのでした。

そこにロドルフォが現れたのでミミは物陰に隠れましたが、ミミのことを問うマルチェッロに、ロドルフォは「彼女の病気が重く、自分と暮らしていては助からないので別れなくてはならないと」打ち明けます。

ミミはそれを聞いてせき込みます。ミミがいるのに気づいたロドルフォは彼女に駆け寄ります。

二人は愛を確かめ合いながらも、お互いのために別れる決心をしました。

マルチェッロは浮気の多いムゼッタと口論になり別れることにします。

【第3幕】で歌われる歌

●「助けてマルチェッロ」 “O buon Marcello, aiuto!”

ロドルフォがミミを置いて家を出たという話の時に歌われる歌。

●「あなたの愛の声に呼ばれて出た家に」 “Donde lieta uscì al tuo grido d’amore”

ミミがロドルフォに別れを告げ、以前住んでいた屋根裏部屋に戻ると話すときに歌う歌。

●「さらば甘い目覚めよ」 “Addio, dolce svegliare alla mattina!”

別れを告げるミミにロドルフォが返す歌。

第4幕の内容と歌

元の屋根裏部屋。相変わらずボヘミアンの4人は貧しい暮らしをしています。

ロドルフォはミミのことが忘れられません。

そこへ、ムゼッタがミミを連れて駆け込んできます。ミミは死に瀕していて、ロドルフォに最後に会いたいとやってきたのでした。

彼女のために薬を買おうと、仲間たちはお金の工面に出掛けていきます。

二人きりになったロドルフォとミミは、楽しかった日々を語り合いました。

みんなが部屋に戻るとミミは静かに息を引き取ります。

眠りにつくミミの傍らでムゼッタは聖母マリアに祈るのでした。

【第4幕】で歌われる歌

●「ああミミ、君はもう戻ってこない」 “O Mimì, tu più non torni”

ミミのことが忘れられないロドルフォが歌う歌。

●「古い外套よ」 “Vecchia zimarra”

コッリーネが瀕死のミミのために自分の古着を質に入れようと、ショナールを誘って部屋を出るときに歌う歌。

●「みんな行ってしまったのね」 “Sono andati?”

みんながお金の工面に出かけた後、ミミがロドルフォに話しかけるときの歌。

●「ああ、僕のミミ」 “Ah, Mimì, mia bella Mimì!”

ロドルフォがミミの歌を受けて、2人の出会いと幸せな暮らしのことを歌う。

「エール」の中での「ラ・ボエーム」

音はベルトーマス羽生から、「ラ・ボエーム」のオーディションを受けてみないかと勧められます。

主役のミミ役を公募しているのでした。合格すれば帝都劇場の舞台に立てるのです。

裕一にも応援されて、音はオーディションを受けることに決めるのでした。

占い師になった御手洗ティーチャーに話すと、「占ってくれる」と言うのですが、音は悪いカードが出たら困ると断る場面もありました。

 

まとめ

今回は、音が受けるオーディションのオペラ「ラ・ボエーム」について紹介しました。

1830年頃のパリの芸術家と称する若者たちの生活が垣間見えて、とても興味深い作品です。

音は「ラ・ボエーム」のオーディションに合格するのでしょうか?

 

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