E.T.が金曜ロードショーで放送されますね。
E.T.がみんなが出かけた後一人でいたときに、ボタンを押すとアルファベットを発音するおもちゃを使っていました。
そのおもちゃでUFOを呼ぶための通信機を作ったのですが、その知育玩具、Speak&Spell(スピーク&スペル)について調べてみました。
目次
E.T.が通信機を作った知育玩具は何?
E.T.が通信機を作るのに使ったのはSpeak&Spell(スピーク&スペル)という知育玩具です。
E.T.はSpeak&Spellを英語を覚えるのにも使っていました。
Speak&Spellは、1978年にアメリカの半導体メーカー、Texas Instruments(テキサスインスツルメンツ ) 社が発売したものです。
#ThrowBackThursday Classic #tech #Xmas prezzie Speak & Spell. Launched in 1978 & used by #ET to #phonehome! pic.twitter.com/mbI64uqRuu
— Dot London (@dotLondon) December 18, 2014
スピークアンドスペルについて
Speak&Spellは、スピーチシンセサイザー(音声合成装置)によって英単語を発し、正しいスペル入力を誘導するというものでした。
同社製音声合成チップ を搭載し、リアルタイム合成によって言葉を発するのが特徴で、世界的大ヒット商品になりました。
1992年に生産中止となりましたが、その間に販売された数は膨大なものでした。
そのSpeak&Spellが、誕生から41年の年月を経て、2019年に「復刻版」が発売になっています。
発売元はTexas Instrumentsではありませんが、デザインは基本そのままで、学習機能も同じように使えるようです。
今ではしゃべる機械は当たり前になり、ボカロ曲を誰でも作り出せるようになりましたが、その初期の器械がSpeak&Spellだったということもできます。
楽器としての人気
Speak&Spellは、Kraftwerk(クラフトワーク)をはじめ多くのアーティストがレコーディングやライブで使用してきました。
独特の電子音を使った楽曲が人気を呼びました。
Kraftwerkは、創設者の1人であるフローリアン・シュナイダーが、2020年5月に癌により73歳で亡くなりましたが、今でも活動していて、2019年にも来日公演をしています。
ボーカロイドの元祖について
実際はSpeak&Spellのもっと以前の1961年にボーカロイドの元祖が生まれていました。
アメリカのベル研究所にいたマックス・マシューズが、コンピューターに歌を歌わせることに成功しています。
そちらの音声がこちら↓
今聞いても違和感ないですね。
こんな頃から電子音楽があったとは驚きです。
まとめ
今回はE.T.の中に使われていた知育玩具Speak & Spellについてのまとめでした。
E.T.は当時のアメリカの家庭の生活が垣間見れる作品で、文化を知る上でも重要な作品だと思いました。
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