【おちょやん】正チャンの冒険のエピソードは実話?漫画が実在するのかについても

朝ドラ「おちょやん」6週目で、千代(杉咲花)は山村千鳥一座で『正チャンの冒険』という芝居に出演することになります。

座員の薮内清子(映美くらら)が人気漫画を基に書いた台本でしたが、千代はひょんなことから主役の正ちゃんを演じることになるのでした。

このエピソードは実際にあったことなのか、また、『正チャンの冒険』は実在する話だったのかを調べてみました。

 

【おちょやん】正チャンの冒険のエピソードは実話?

『正チャンの冒険』のエピソードは実際にあった話です。

『正チャンの冒険』は、千代のモデルの浪花千栄子が山村千鳥一座のモデルの村田栄子一座にいたときに、実際に上映されました。

それが、座員の台本だったかは明らかではありませんが、浪花千栄子は、正ちゃん役の女優が発熱で倒れたため急きょ代役で演じました。

浪花さんはお芝居をすぐに暗記してしまうことができたので、代役を頼まれたときに内心「よっしゃ」と思ったそうです。

それでも初めての大役で、時々絶句してしまったのですが、子どもの役だったので、そんな時はブランコに乗ったりベンチの上を飛んで見せたりして、舞台狭しを飛び回ったのですが、それが観客に受けて、やんややんやの大喝采だったそうです。

正ちゃんを演じる千代(杉咲花) ↓


引用:(c)NHK

それ以来、浪花さんは村田栄子一座にはなくてはならない若手女優の一人になりました。

ということで、細かいところは違うにしても、『正チャンの冒険』のエピソードは実話だということになります。

実話との違い

1月13日の放送で、千代が主役を務める『正チャンの冒険』の幕が開きました。

子どもも大人も楽しそうに見入っています。

最後になり、千代はネズミたちに「一緒に悪い山賊をやっつけよう」と言い、山賊が来ると「山の神様がくれた聖なる探検で」と言いながら山賊をやっつけようと、探検をカバンから出そうとします。

ところがあるはずの探検がカバンに入っていないのでした。

固まる千代。

ネズミ役の一人が気を効かせて山賊に向かっていきます。

しかし千代はそれを振り切り、山賊に向かって「友達になろ」というのでした。

「ホンマはさみしかったんやろ、せやさかいお姫さんさろたりしたんやなあ」

「いままでつらいことばっかりやったけど、大丈夫、だんない」

「きっとこれからはええことがぎょうさんある」

「せやさかいみんな一緒に楽しい冒険続けよう」

とアドリブを続けます。

しーんとなっていた客席も、カフェーキネマの店長が立ち上がって拍手をすると、一斉に拍手が鳴り響くのでした。

実話ではこのようなことはなかったので、これは創作ですね。

山賊の気持ちも推し量って役を続けたのは、幼いころから辛い経験をしてきた千代だからこそだと思いました。

◆その後千代が新聞で正チャンの冒険の劇評を読むところがあります。

その劇評が当時の文体で丁寧に作られているのでした ↓

千代のアドリブに対するツイート

本当に今の状況下で見るとさらに胸に響きますね ↓

急に大阪弁になったのには驚きましたが、見ているみんなの心に響くアドリブでしたね ↓

これがその後アドリブだらけのラジオドラマに続くという事でしょうか ↓

泣いてしまいますね。ほんと ↓

たしかに!困惑の中でもセリフを続けた山賊さん、エライ! ↓

漫画が実在するのか

『正チャンの冒険』の漫画も実在します。

東風人(樺島勝一)が画を描き、織田小星(織田信恒)が作った新聞4コマ漫画でした。

1923年に「アサヒグラフ」に初掲載されました。当時のタイトルは『正チヤンのばうけん』でした。


引用:amazon.com

後に朝日新聞にも連載されました。

主人公の少年「正ちゃん」と相棒の「リス」による様々な冒険の旅を描いたもので、大人気の連載漫画でした。

この頃は大正リベラリズムの時代で、自由とロマンあふれる物語とモダンな画風が一世を風靡し、日本の漫画史に大きな影響を与えました。

主人公の正ちゃんがかぶっていた大きなボンボンがついた毛糸の帽子が「正ちゃん帽」と呼ばれて子どもたちに人気だったそうです。

この作品を原作とした舞台や映画も製作されました。

1924年には、宝塚少女歌劇団(現・宝塚歌劇団)月組公演として宝塚大劇場で、演目「正ちやんの冒險」が上演されました。

正ちゃん役は天津乙女、リス役は住江岸子、悪魔役に千早多津子、天女役は夢路すみ子でした。

また、1926年には東亜キネマによって白黒の無声映画が公開されたということです。

 

まとめ

朝ドラ「おちょやん」に出てくる『正チャンの冒険』のエピソードは実話か、また、漫画は実在するのかについて見てきました。

大正時代に流行った漫画の絵柄は古さを感じさせないモダンなものでした。

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