エール69話で梅が言った島崎藤村のセリフの意味は?告白についても

朝ドラ「エール」14週では、裕一(窪田正孝)と音(二階堂ふみ)のもとに居候している田ノ上五郎(岡部大)と音の妹・梅(森七菜)の恋模様が中心の話題となっています。

8月17日放送の69話で、音楽の才能がないことに落ち込む五郎に、梅が島崎藤村(しまざきとうそん)の名言を言う場面がありました。

『わたし達の急務は、ただただ眼前の太陽を追ひかけることではなくて、自分等の内に高く太陽をかかげることだ』

このセリフはどういう意味なのでしょうか。

 

エール69話で梅が言った島崎藤村のセリフの意味は?

梅が五郎と話しているときに言ったのは、島崎藤村の言葉でした。

この言葉は、随想集『春を待ちつゝ』に入っています。

島崎藤村の名言を解説

こちらが島崎藤村の「太陽の言葉」と言われる名言です。

『誰でもが太陽であり得る。わたし達の急務は、ただただ眼前の太陽を追ひかけることではなくて、自分等の内に高く太陽をかかげることだ』

梅は五郎に、「どんな人にも何か太陽(才能)があるはずだから、それを活かした生き方をするのが良い」と言う意味でこの言葉を引用したのではないでしょうか。

音楽の才能を信じて作曲家修行を続けるのもありだし、あきらめて他の道を選ぶのもあり、それは五郎が自分で決めなくてはなりませんね。

誰の人生にもこのような迷いがあるのではないでしょうか。

梅は、一度はあきらめようと思った作家の道をあきらめきれずに、もう一度向き合ったことで新人賞を取り、作家デビューできましたが、誰もがそのようにうまくいくとは限りません。

自分の人生は、自分しか選べないのです。

でも自分の中に太陽のエネルギーがあるのだ、と思って生きるのと、自分を信じずに周りばかり気にして生きるのでは、全く人生が変わってきますね。

前回までは、梅が悩んで五郎が助言する展開でしたが、ここにきて五郎が悩み梅が助言するようになります。

二人はお互いの悩みを共有することでさらに距離が近づいていくのですね。

「太陽の言葉」文学碑

この言葉は、岐阜県中津川市にある「藤村記念館」にある文学碑にも書かれています。

公式サイトはこちら

藤村記念館

住所: 〒508-0502 岐阜県中津川市馬籠4256-1
TEL: 0573-69-2047

【行き方】

≪公共交通機関≫
JR中津川駅から北恵那バス・馬籠行き 馬籠下車(30分)
馬籠バス停より徒歩10分

≪車の場合≫
中央道・中津川I.C.(木曽福島方面)→国道19号線 沖田交差点→馬籠(25分)

島崎藤村はどんな人?

島崎藤村(しまざきとうそん)は、1872年3月に生まれ、1943年(昭和18年)8月に亡くなっています。

引用:Wikipedia

日本の詩人であり小説家です。

本名は島崎春樹(しまざき はるき)で、信州木曾の中山道馬籠(現在の岐阜県中津川市馬籠)で生まれました。

父が平田派国学者だったことから、6歳の頃には父から『孝経』や『論語』を学んでいます。

小学校卒業後は自由民権運動家の武居用拙に『詩経』などを学びます。

学生時代にキリスト教の洗礼を受け、西洋文学や日本古典文学も読み漁ります。

明治学院本科の第一期卒業生で、校歌も作詞しました。

卒業後は「文学界」に参加し、ロマン主義詩人として『若菜集』などを出版します。

小説では『破戒』『春』などが代表的な作品です。

父をモデルとした歴史小説の大作『夜明け前』もあります。

梅の告白について

作曲家になろうと裕一に弟子入りした田ノ上五郎でしたが、なかなか曲が書けずに苦しみます。

梅はなぜこの言葉を言ったのか

外の階段に座って悩んでいるところに梅が通りかかり、歩きながら話をするのです。


引用:NHK

梅にとって文学は太陽

梅は、「大事なのは、五郎さんがどう生きたいか、っていう事だと思う」と言っていました。

「私だって、自分に才能あるかなんてわからんよ。でも、文学は私の太陽なの

人から才能ない、って言われたっていい」

そして、「五郎さんの太陽って何?」と聞きます。

「それは‥」と言ったきり答えられない五郎。

梅は「大丈夫。五郎さんダメな人なんかじゃない。ダメなだけの人好きにならんもん」

「私、五郎さん事が、好き」

と告白します。

今まで素直になれなかった梅が、自分の気持ちを正直に伝えるのです。

良かった!

梅は告白の前に久志に相談していた

梅は、告白に至るまでに、五郎への気持ちに戸惑い、久志(山崎育三郎)に相談しています。


引用:NHK

実は、久志は、梅を初めて見たときから梅のことを好きになり、アクセサリーをプレゼントするなど積極的にアプローチしていました。

しかし梅は久志に全く興味がなく、自分のモヤモヤする気持ちを相談するのです。

久志がちょっとかわいそうですね。

久志は梅の話を聞いて、「それは、恋だよ」と教えます。

梅はそのおかげで、自分の気持ちをはっきり分かり、五郎に告白するのです。

立ち直りの早い久志

梅に振られた久志ですが、立ち直りも早いです。

ずっと久志を好きだった藤丸(井上 希美)の想いに応えることにしたのです。

なんだかちょっと腑に落ちない気もしますが、お似合いかもしれませんね。

五郎、古山家を出ていく

五郎は梅の言葉をしっかり受け止めたのでしょう。

自分が音楽の才能がないことを認め、古山家を出ていくのです。

裕一は「困ったら、いつでも来てね」と五郎に言います。

古山家のみんなに見送られて出ていく五郎。

梅としっかりお別れをしなくていいのかが気になりました。

★梅が以前に言った芥川龍之介の名言についてはこちらの記事にあります。

【エール】芥川龍之介「運命は偶然よりも…」の意味は?17話の名言解説

まとめ

今回は、梅の引用した島崎藤村の名言についてのまとめでした。

それにしても梅と五郎の恋がどうなるのでしょう?

 

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