朝ドラ「おちょやん」第3週では、大正12年になり、千代は下働きを卒業し、お茶子として一人前になっています。
奉公の合間に舞台をのぞき見しては劇場の支配人の熊田に叱られるのでした。
こちらでは劇場の支配人で鶴亀株式会社の社員・熊田について見ていきます。
目次
【おちょやん】鶴亀株式会社の社員・熊田のモデルは?
「おちょやん」に出てくる鶴亀株式会社のモデルは「松竹」で、社長の大山鶴蔵のモデルは「松竹」を創業した白井松次郎だと思われます。
なので熊田は、松竹の社員ということになります。松竹の社員で劇場の支配人、そして後に大山から劇団を任される人物です。
西川忠志さんが熊田を演じています ↓
🎍#おちょやん 登場人物紹介🎍
鶴亀株式会社 社員・熊田🍵#西川忠志会社の大事なお仕事を任されているそうなんですが、千代ちゃんたちのこと、応援してくれる社員さんなんでしょうか…そうだといいな!
\放送開始まであと2日/#11月30日放送開始 pic.twitter.com/xgjdGM296D
— 朝ドラ「おちょやん」放送中 (@asadora_bk_nhk) November 28, 2020
調べてみたところ、熊田のモデルとはっきり思えるような人物はいませんでした。
しかし幾人かモデルと考えられる人物がいましたのでご紹介します。
三友劇場の劇場主
浪花千栄子が、名もないプロダクションの監督から紹介を受けて、村田栄子一座を紹介してもらいます。
その一座の興行は第二京極の三友劇場で行われていました。
千栄子は村田栄子一座に入り、村田栄子の身の回りの世話をしながら舞台に立ちます。
村田栄子はおちょやんでは、山村千鳥(若村麻由美)で登場しています。
※村田栄子についてはこちら
しかし村田栄子一座は人気が下降していました。そんな時に千栄子に声をかけてくれたのが劇場主です。
「あんたは、映画へ行く人だ」と言って東亜キネマに推薦してくれました。
この劇場主のおかげで、千栄子は東亜キネマに入り映画に出演することになります。
庄野元章
松竹の社員で千代のモデルの浪花千栄子とかかわりのあった人物が庄野元章さんです。
「近代歌舞伎年表京都篇」によると、庄野元章さんは、松竹の演劇企画を担当していた方のようです。
浪花千栄子の自伝では「庄野さん」としか書いていないのですが、庄野元章さんだと思われます。
自伝によると、千栄子は東亜キネマから帝国キネマに移ったものの、会社のやり方に不満を爆発させてやめてしまいます。
その後1年ほどあちこちから声がかかるままに芝居をしていましたが、そんな時に「新潮座」に千栄子を紹介してくれたのでした。
新潮座は、大阪で一流の俳優を集めて結成された一座で、若手組には進藤英太郎、三益愛子などもいたそうです。
庄野さんは、千栄子を「松竹の専属」の形で契約してくれました。
千栄子はその後、二代目渋谷天外が曾我廼家十吾と立ち上げた「松竹家庭劇」に配属されることになります。
※二代目渋谷天外についてはこちら
※曾我廼家十吾についてはこちら
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西川忠志の経歴
西川忠志さん ↓
引用:YOSHIMOTO
プロフィール
生年月日 | 1968年04月20日 |
星座 | おひつじ座 |
血液型 | O型 |
身長 | 172cm |
出身地 | 大阪府 箕面市 |
出身校 | 玉川大学文学部 |
趣味 | ストレッチ体操、ジャズダンス |
特技 | 日舞(坂東流) |
著名な家族 | 西川きよし(父) 西川ヘレン(母) 西川弘志(弟) 西川かの子(妹) |
配偶者 | あり。子ども:娘と息子 |
所属事務所 | 吉本興業 |
西川忠志さんは、両親が芸能人で、テレビの取材では「西川家のピアノを弾く長男」として有名でした。
大学在学中のにアクターズエージェンシーに所属し、『愛の劇場・心変わり』(TBS系)でデビューします。
以後テレビドラマのレギュラー出演や舞台俳優として活躍します。
2002年以降はシス・カンパニーに所属。
2006年に放送された、両親を描いたドラマ『ドラマ・コンプレックス・ヘレンときよしの物語』(日本テレビ系)では、実父・西川きよしを演じました。この時のヘレン役は和久井映見さんでした。
2009年に吉本興業(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)に移籍し、吉本新喜劇に入団します。
2012年には、『吉本百年物語 日本全国、テレビで遊ぼ』で再び実父・きよし役を演じました。この時は瀬戸加登島さんがヘレン役でした。
大阪ではバラエティ番組にもよく出演しています。
極度の恐がりで、お化け屋敷に入るのも大の苦手だそうです。
1991年に大阪映画祭で新人賞を取っています。
おもな映画出演作品
●「遊びの時間は終らない」
●「風、スローダウン」
●「誘拐」
主なドラマ出演作品
【NHK出演作品】
●「凛々と」
●「芋たこなんきん」
●「秀吉」
●「ハチロー」
●「わが町」
●「鞍馬天狗」
●「まんぷく」
ツイッターでも紹介されていました ↓
#おちょやん【西川忠志】芝居小屋 ゑびす座の支配人・熊田。演じるのは 西川きよし・ヘレン夫妻の長男、西川忠志さん。BK朝ドラの常連ですね。最近では #まんぷく 福子から塩の買い取りの対応をした大阪地方専売局の職員・波多野、#ごちそうさん 天満市場「手々噛む鰯やで~!」の魚屋・銀次さん。 pic.twitter.com/LI6a5QOQkD
— ひぞっこ (@musicapiccolino) December 8, 2020
【民放出演作品】
●NTV「取調室」
●TBS「森村誠一サスペンス」
●「税務調査官 窓際太郎の事件簿」
●TX「幻十郎必殺剣#7」
●「事件記者浦上伸介6~会津・猪苗代湖~赤べこ殺人事件」
●ABC「相棒6」
主な舞台出演作品
●2003年「阿国」
●2004年「美しきものの伝説」
●2004年東宝「おもろい女」
●2007年「阿国」
●2008年松竹「元禄めおと合戦」
●2008年「リチャード3世」
●2009年松竹「博多座陽春特別公演」
●2009年大阪松竹座「大阪恋情話」
●2012年「吉本百年物語 日本全国、テレビで遊ぼ」
●2016年道頓堀人情歌劇「蝶子と吉治郎の家」
●2016年「笑う門には福来たる 〜女興行師 吉本せい〜」
西川忠志のインスタより
「土曜はダメよ!」出演をお知らせ。
担当コーナー『サクッとOKAMI』で京都の小料理屋さんての女将さんとの粋な時間 ↓
この投稿をInstagramで見る
ツイッターの成りすまし注意を喚起 ↓
この投稿をInstagramで見る
熊田役での出演でツイッターの声
西川さんが演じる熊田役に、たくさんのツイートが寄せられていました。いくつかご紹介します。
鶴亀の熊田さん!ナイス!!
そして字が読めんと困ることが早速!!
もうね、こういうつなぎ方よ…!!!#おちょやん— ドラみん (@dorraming) December 8, 2020
熊田さんのやさしさは、大阪商人の対応だ、というツイート ↓
あとBKドラマ常連の西川忠志さんもご登場。鶴亀座の熊田さん。「二度と来るな」ではなく「今度はお金を貯めて見においで」というのが良い。小さくても労働者として認め、お客さんとして来たら大いにもてなしますよという柔らかい商人対応 😊 誰が未来の『太客』になるかも判らないし。#おちょやん
— 廣屋 (ひろや) (@hiroyabook) December 9, 2020
熊田が台本を千代に渡したことも驚きですね ↓
人形の家の家はジャンルは新劇なんかな。熊田はんがあの時あの台本を持っていたのかにもなんか意味あるんやろなぁ。あの癖強案内係も気になるし、鶴亀座の出番はよ。 #おちょやん
— ぽめぐり (@komegurikko) December 9, 2020
癖強案内係=鶴亀座の支配人役のボブ・マーサムさんについてはこちらに書いています ↓
まとめ
●熊田のモデルと思われる人ははっきりとはいないので、オリジナルキャラクターだと思われる。
●三友劇場の劇場主、松竹の庄野元章がモデルの可能性がある。
という事が分かりました。
熊田役の西川忠志さんについても見てきました。
これからも登場するようで楽しみですね!
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