【エール】吟の夫・智彦は貿易会社をやめてラーメン屋?軍人からの経緯も

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朝ドラ「エール」で、音の姉・吟(松井玲奈)の夫・智彦(奥野瑛太)は軍人として出征しますが復員して帰ってきます。

智彦は就職先を探すのですが、なかなか決まらずラーメン屋で働いていたところを、軍人時代の同期に松川に誘われて貿易会社に就職します。

ところがそこを辞めて、またラーメン屋に戻ることにしました。

智彦の就職の経緯をまとめます。

 

【エール】吟の夫・智彦は貿易会社をやめてラーメン屋?

智彦役の奥野瑛太(おくのえいた)さん ↓

智彦は就職先を探しますが、元軍人という経歴が邪魔をしてなかなかうまくいきません。

そんな中ひょんなことから闇市のラーメン屋で働くようになります。

店主の天野(山中崇)から怒鳴られたり、戦争孤児のケン(浅川大治)にからかわれたりしながらも、ラーメン作りに熱心に取り組んでいました。


軍人からの経緯

職業軍人は戦後しばらく公職には就けず、職探しに苦労したそうです。

軍人たちはGHQ の仕事をしたり、自営業や農業をしたりしていました。闇商売をするものもいたようです。

智彦も、なかなか就職が決まらずにいました。

地元の会社を断る

智彦は、地元の会社に就職しようと応募し、決まりかけますが、実際の仕事が「工場でくず鉄集め」だと聞いて断ります。

軍人だったプライドがあったからです。

担当者は、軍人としての立派な経歴は役に立たない、というのでした。そして、食べ終わったラーメンどんぶりを見せて、「一杯のラーメンだって、作るの大変なんだよ。あんたできる?うまいの作れる?」と言います。

面接担当者についてはこちら ↓

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智彦は自分を否定されたような気持ちと怒りを抱えて闇市に行きます。

毎日お酒を飲んで就職活動もしないでいました。

ラーメン屋の手伝いを始める

あるとき屋台のラーメン屋に、募集の張り紙がしてあるのを見た智彦は、就職しようとした会社の担当者の言葉、「一杯のラーメンだって、作るの大変なんだよ。あんたできる?うまいの作れる?」を思いだし、やってやろうと思い店主に手伝いたい、と言います。

すると店主は、智彦に、「そのたいそうな服、脱げ」と軍服を脱がせ、洗い物から始めるように言うのでした。

店主の天野についてはこちら ↓

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ラーメン屋の手伝いを始めてか月が経ちましたが、智彦はまだネギをうまく切ることができません。

練習していることろに戦災孤児のケンがやってきます。

ケンは、「かしてみろ」と言ってネギを上手に切るのでした。

感心する智彦に、ケンは自分の身の上を話します。

ケンの父は戦争に行き、母は病気でケンは幼いながらも弟妹の面倒を見ているのでした。

しかし、ケンが食べ物を探しに行っている間に母も弟妹も空襲で死んでしまいます。ケンは天涯孤独になってしまったのでした。

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ケンにネギの切り方を教えてくれ、と頼む智彦。プライドの塊だった以前なら考えられないことです。

いままで軍人として生きてきて、ある意味世間を知らなかった智彦ですが、ラーメン屋の店主・天野やケンと知り合うことで人間としての深みが出てきましたね。

吟(松井玲奈)は夫の智彦が何の仕事をしているのか気になって、智彦が家を出て行ったあとをつけて様子を伺います。

変装までして、可愛いですね(笑)

ラーメン屋の手伝いをしている姿に驚きますが、後にそれもよし、と腹をくくります。

いったん貿易会社に就職

ラーメン屋の手伝いを順調にしていた智彦ですが、軍人時代の同期の松川から貿易会社の就職を誘われます。

その会社が新しい部署を作るから、その担当になってくれないかというのです。

広い部屋に通され、立派な机と椅子に智彦は驚きます。

松川は、「反対もあったが、将校には将校にふさわしい待遇がある」「戦争では負けたが、今度は経済で世界を見返してやるんだ。頼むぞ」と力強く言うのでした。

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ここからはネタバレになります。

智彦はいったん貿易会社に就職を決めますが、結局やめることにしました。

それは、松川の言葉に違和感を覚えたからです。

松川は智彦がラーメン屋で働くことを同期として恥ずかしいから助けてやったのだと言うのでした。

智彦はラーメン屋に戻りますが、それは店主の天野や戦災孤児のケンと出会って、人として生きることの意味を知ったこともあるのではないでしょうか。

また、「人のために命を燃やせるのがあなたの誇りだ。貿易会社でもラーメン屋でもどちらでもいい。その生き方ができる選択をしてほしい」という吟の言葉も後押ししてくれました。

地元の会社を断った時から見ると大きな変化ですね。吟に対するいたわりの言葉も出てきて人間としての成長が感じられました。

ラーメン屋を仕事に

吟の言葉に励まされ、智彦は今までの軍人としてのプライドを捨ててラーメン屋を仕事にすることにします。

智彦は天野が店を構えたため、屋台を引き継いだのでした。戦災孤児のケンは住み込みで屋台を手伝うようになります。

これまでの智彦

軍人時代の智彦は、軍人として誇りをもって生きていました。

吟にも軍人の妻としての役割をきちんと果たすことを要求していました。

吟はそれに答えて、国防婦人会に積極的に参加したり、好きなおしゃれもやめて従ってきました。

出征前に、吟が「どうかご無事で」と言った時には、「軍人の妻が無事など願うな」と一喝しましたね。

しかし、今回の就職騒動で、智彦はいろいろ学び、結局ラーメン屋に落ち着きます。

それには吟の後押しもありました。

吟は、智彦が曲が書けなくて困っている裕一に、「誰かのために仕事をしてはどうか」と言ったことをあげ、智彦も「人のために働くならどんな仕事でもいい」と言ったのです。

智彦は吟に「ありがとう」と頭を下げるのでした。

裕一との関係

吟はお見合いで智彦と出会いましたが、それには裕一が関係しています。

裕一の勤めていたコロンブスレコードのディレクター、廿日市が智彦の叔父だったのです。

そんなことから吟と智彦のお見合いが決まりました。

吟は長女として関内家を守るため、婿養子をとりました。智彦は鏑木の姓を捨てて関内智彦になったのです。

裕一にアドバイスも

智彦は、裕一がコロンブスレコードに入社して、なかなか曲が書けずにいたときに、裕一にアドバイスをしています。

自分が軍人として、家族のため、お国のために生きていることをあげ、裕一に「誰かのために曲を作ってはどうか」と言うのです。

その言葉を聞いて裕一は作曲にたいする気持ちが変わり、西洋音楽にこだわらずに歌謡曲を書くようになりました。

裕一に作曲を頼む

戦争がはじまり、智彦の勤務先の陸軍の馬政課で映画を作ることになりました。

その映画は「暁に祈る」で、智彦は主題歌の作曲を裕一に頼みます。

裕一は作詞家と歌手を指定することを条件に、この話を引き受けます。

作詞を鉄男(中村蒼)、歌を久志(山崎育三郎)が担当し、「福島三羽ガラス」の活躍が始まりました。


まとめ

今回は、吟の夫の智彦の復員後についてのネタバレでした。

智彦役の奥野瑛太(おくのえいた)さんについての記事はこちらになります ↓

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